ここでは「併せてお願いします」の意味や適切な使用方法、言い換え、メールでの使用例まで紹介します。
「併せてお願いします」の基本的な意味と背景
「併せてお願いします」とは、要請や依頼を行う際に、追加の項目や内容を一緒に要求する際の表現です。文字通り「併せて」とは「一緒に」という意味であり、複数の要請をまとめて伝える際に用いられます。
「併せてお願いします」を使った例文
- 「報告書の最終版を金曜日までに提出してください。併せて、参考資料も全ページチェックし、誤字脱字がないか確認してお願いします。」
- 「次回のミーティング日程を調整したいと思います。併せて、ミーティング用の資料も前日までに準備してお願いします。」
- 「B商品を50個発注したいと思います。併せて、納期の確認もお願いします。」
- 「イベントの参加者名簿を提出してください。併せて、各参加者の食物アレルギー情報も提供してお願いします。」
- 「新製品のカタログを送っていただけますか。併せて、価格表も添付してお願いします。」
「併せてお願いします」の類語と言い換え
「併せてお願いします」という表現は、追加の要望や情報を伝える際によく使用されます。これと同じようなニュアンスで使える言い換えや類語を以下に示します。
- 同時にお願いします
ある要望と合わせて、同じタイミングでの別の要望を伝える場合に使用します。 - それと合わせて
一つの事項を伝えた後、関連する追加の事項を伝える際に使います。 - 加えて
既存の情報や要望に更に情報や要望を追加する場合に使用します。 - その上で
一つの事項や条件を前提として、その後に続く事項や要望を伝える際に使います。 - また、
既存の情報や要望に続いて、別の情報や要望を伝える時に使用します。こちらは、会話や文章で頻繁に使われる比較的カジュアルな表現です。
これらの言い換えや類語を使うことで、文の中でのバリエーションを増やすことができ、相手に対して自然で分かりやすい伝え方ができます。
「併せてお願いします」の具体的な使用場面5つ
「併せてお願いします」という表現は、追加の要望や情報を含む時や、主要な要望に続く内容を伝える際に使用されます。以下に「併せてお願いします」の具体的な使用場面を5つ示します。
- 資料提出とその内容の確認
メールで資料の提出を依頼する際、その中身の確認や特定のポイントへの注目を同時に求めるとき。
例: 「プレゼンテーションの資料を提出してください。併せて、最終ページの結論部分を再確認してください。」 - 会議の日程調整と資料の準備
会議の日程の提案と同時に、会議に必要な資料の準備を依頼する場合。
例: 「次回の会議日程を提案します。併せて、前回の議事録を持参してください。」 - 商品の注文と特定の要望
商品やサービスの注文時に、特定の要望や指定を追加する場合。
例: 「A商品を20個注文します。併せて、ギフト包装をお願いします。」 - イベントの参加確認と注意事項の伝達
イベントやセミナーへの参加確認を求める際、特定の注意事項や持ち物についても伝える場合。
例: 「セミナーの参加の確認をお願いします。併せて、身分証明書の持参をお願いします。」 - 問い合わせと追加情報の提供
何かの問い合わせをする際、関連する追加情報を提供する場合。
例: 「製品の在庫確認をお願いします。併せて、発送日や納期についても教えてください。」
これらの場面では、主要な要望に続いて追加の情報や要望を伝える際に「併せてお願いします」が使われ、相手に対する依頼や指示が明確になります。
「併せてお願いします」を使う際の注意点
「併せてお願いします」を使うタイミング
この表現は、相手に負担を感じさせないように、最初の要請が優先されるべきものであることを明確にした上で使用することが望ましいです。
「併せてお願いします」を使う際のマナーと具体例
重要な要請と併せて余計な要求をし過ぎないよう注意が必要です。例えば、「会議の主要な議題を決定してください。併せて、お昼のお弁当の注文もお願いします。」のような場合、主要な要請と関連性の低い内容を併せて要請するのは適切ではありません。
「併せてお願いします」を使ったビジネスメール例
件名: 月次報告書の提出に関して
佐藤様
お疲れ様です。〜〜株式会社の鈴木です。
来週の月次会議に向け、部門別の月次報告書の提出をお願いいたします。
締め切りは来週の月曜日、10月3日とさせていただきます。
先月のアクションプランに関する進捗状況も報告書に記載していただきたく、こちらも併せてお願いします。これにより、会議時に具体的なディスカッションが進められると考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
「併せてお願いします」の意味や使い方・例文まとめ
「併せてお願いします」という表現は、日常生活やビジネスシーンでのコミュニケーションをスムーズに進めるための有効なツールとなっています。しかし、その使用には適切なタイミングやマナーが求められるため、相手に不快感を与えないよう注意して利用することが重要です。