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この記事では、「ご足労いただき」の意味、使用場面、注意点などを詳しく紹介します。

「ご足労いただき」の基本的な意味と背景

「ご足労いただき」とは、文字通り「足を使って労力をかける」という意味を持つ言葉です。具体的には、相手が何らかの場所へ移動することで労力や時間をかけたことに対する感謝や敬意を表現する際に使用されるフレーズです。

「ご足労いただき」を使った例文

ビジネスシーンでの例文

  1. 会社までの遠い場所から、お越しいただき、ご足労いただき、誠にありがとうございます。
  2. 今日はわざわざ弊社までお越しいただき、ご足労いただきました。
  3. 遠方からの参加、ご足労いただき、感謝申し上げます。
  4. 早朝よりの打ち合わせ、ご足労いただきましてありがとうございます。
  5. 繁忙の中、会場まで足を運んでいただき、ご足労いただきました。
  6. 弊社の展示会にお越しいただき、ご足労いただきまして、深く感謝申し上げます。
  7. 今日のセミナーにご参加いただき、ご足労いただきましたこと、心よりお礼申し上げます。

日常生活での例文

  1. こんな遠い場所まで、ご足労いただき、ありがとうございます。
  2. お仕事帰りにわざわざ来ていただき、ご足労いただきました。
  3. 雨の中、家まで送っていただき、ご足労いただき、感謝しております。
  4. 親の家まで見送っていただき、ご足労いただきました。
  5. 長時間の移動、ご足労いただき、ありがとうございます。
  6. お忙しい中、子供の学校行事に参加いただき、ご足労いただきました。
  7. 病院まで付き添っていただき、ご足労いただき、心より感謝申し上げます。

「ご足労いただき」の類語と言い換え

「ご足労いただき」の類語とそれぞれのニュアンスを以下に示します。

  • お越しいただき: 一般的な来訪や訪問に対する感謝の意を示す。特に遠方からでなくとも使える表現。
  • お時間を割いて:相手が忙しい中、時間を確保して来訪や打ち合わせなどをしてくれたことに対する感謝の意。
  • お忙しい中:相手が多忙であるにも関わらず、何らかの行動や対応をしてくれたことへの感謝。
  • ご面倒をおかけして:何らかの手間や困難、不便を相手にかけてしまったことに対しての謝罪や感謝。
  • わざわざ:通常期待される行動や範囲を超えて、特別な努力や行動をしてくれたことに対する感謝。

これらの類語は、シチュエーションや伝えたいニュアンスに応じて選んで使用することで、より適切に感謝の気持ちや敬意を表現することができます。

「ご足労いただき」の具体的な使用場面

「ご足労いただき」という表現は、相手が何らかの移動や出向きをしてくれたことに対して感謝の意を示す際に使用されます。以下に、具体的な使用場面を挙げます。

  1. ビジネスの打ち合わせや会議:他社や顧客が自社のオフィスや工場に来訪して打ち合わせやミーティングを行った際に、その足労を感謝する。
  2. セミナーや研修への参加:遠方からの参加者や特別講師がセミナーや研修に参加した際に、その足労と参加を感謝する。
  3. イベントや展示会:企業が主催する展示会やイベントにゲストや参加者として遠方から来場した際の感謝の言葉として。
  4. 緊急の対応やトラブル時:急なトラブルや問題発生時に、特定の専門家や関連者が緊急で現場に駆けつけた場合の感謝の言葉として。
  5. 業務上の視察や調査:業務の一環として、特定の場所や現場を視察・調査するために訪問した際に、ホスト側がその足労を感謝する。

「ご足労いただき」という表現を使用する際は、具体的な足労の内容やその感謝の意を伝えることで、相手への敬意を示すことができます。

「ご足労いただき」を使う際の注意点

「ご足労いただき」を使うタイミング

主に相手がある場所に移動してきた際、その労力や手間を感謝するシチュエーションで使用します。ただし、非常に近い場所からの移動の場合は、適切でない場合があります。

「ご足労いただき」を使う際のマナーと具体例

この表現は非常に丁寧な言葉なので、ビジネスシーンや年配の方、特別なゲストなど、敬意を示す場面での使用が適しています。

「ご足労いただき」を使ったビジネスメール例

件名: 本日の打ち合わせについて

佐藤様

本日は遠方より当社までの打ち合わせにご足労いただき、誠にありがとうございました。貴重なご意見とアドバイスを頂戴し、大変参考になりました。
引き続き、プロジェクトの進行にご協力いただけますようお願い申し上げます。

よろしくお願い致します。

「ご足労いただき」の意味や使い方・例文まとめ

「ご足労いただき」という表現は、相手への敬意や感謝の意を伝えるための言葉として、ビジネスや日常のさまざまな場面で使用されます。適切なタイミングやシチュエーションでの使用を心掛けることで、より相手に好感を持たれることでしょう。