【例文付き】「ご相談させていただきたく存じます」の意味やビジネスでの使い方・言い換えまで紹介

更新:2023/7/27

ここでは「ご相談させていただきたく存じます」のビジネスでの適切な使い方や言い換え方法、注意点までわかりやすく解説します。

「ご相談させていただきたく存じます」の基本的な意味と背景

「ご相談させていただきたく存じます」というフレーズの直訳的な意味は、「あなたと話し合いたいと思っています」です。謙譲語を使用することで、相手への敬意を示すとともに、自分が相談者として下位の立場にあることを明示しています。

この表現は上司や先輩、クライアントなど、主に自分より立場の高い人に対して使います。

新しいプロジェクトの立ち上げに際して、チームメンバーや上司に対してプロジェクトの方向性や戦略について相談する際に、「ご相談させていただきたく存じます」を使用します。

部下が上司に対して助言や指導を求める場合に、「ご相談させていただきたく存じます」は適切な表現です。具体的な問題点や懸念事項を相談する場面でよく使用されます。

クライアントやパートナー企業との協議の際に、「ご相談させていただきたく存じます」を使うことで、協力関係を構築し、共有の解決策を見つけることが可能になります。

この表現は、相手の意見や助言を求めたいとき、またはある問題についての共同解決策を模索したいときに使用します。しかし、これは一方的な指示を求めるための表現ではないため、その点を理解して使用する必要があります。

また、「ご相談させていただきたく存じます」は非常にフォーマルな表現で、ビジネスのような公式な状況で用いられます。しかし、この表現をカジュアルな場面で使うと、予想以上に丁寧すぎるため、場の雰囲気を壊してしまう可能性があります。

たとえば、友人との会話やカジュアルなメールで使うと、相手を驚かせるかもしれません。言葉遣いは、その場の状況や関係性に応じて選ぶべきです。

件名：新プロジェクトについてのご相談

Y様

いつもお世話になっております、Zと申します。

先日お話した新しいプロジェクトにつきまして、いくつかの提案を準備しました。これに関して、貴重なご意見を伺う機会を設けたく存じます。

具体的には、プロジェクトの方向性、予算分配、及び期間設定についてご相談させていただきたく存じます。お手数をおかけしますが、Y様のご都合の良い日時を教えていただけますと幸いです。

本件について何かご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

何卒よろしくお願いいたします。

「ご相談させていただきたく存じます」は、相手に対する敬意を表すと同時に、具体的な意見や助言を求める表現です。

特にビジネスのコミュニケーションにおいては言葉の選び方が相手との関係性を深め、協力関係を築くために重要な役割を果たすので、適切な言葉選びができるよう普段から語彙を鍛えておきましょう。