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ここでは、「はとこ」と「またいとこ」の違いについて、それぞれの意味や例文、類語と共に分かりやすく解説します。

「はとこ」とは

「はとこ」は、日本の親族の呼び名の一つで、自身と祖父母が同じである親戚を指します。「はとこ」には大きく分けて2つの意味があります。

1. 父母の姉弟(すなわち、自分の叔父や叔母)の子供のこと。つまり、自分の従兄弟のことを「はとこ」と言います。例:「私のはとこが医者になった。」

2. 自分の祖父母の兄弟(すなわち、ひいおじやひいおば)の孫のこと。つまり、自分の父母の従兄弟のことを「はとこ」と言います。例:「はとこから結婚の報告が来た。」

一般的には第1の意味が用いられることが多いです。古語では「はと」とも言い、英語ではこの関係性を「cousin」と表現します。他に、「いとこ」とも呼びます。

「またいとこ」とは

またいとこは、自分の親とその兄弟の子供(つまり自分のいとこ)に対するその子供たちの語です。簡単に言えば、いとこの子供である人物を指します。「また」は古語で「孫」を意味するため、「またいとこ」は「いとこの孫」、つまり「いとこの子供」を意味します。しかし、果たして厳密にこの関係を持つ人物が何人存在するのかは個々の家庭環境次第でしょう。

「はとこ」と「またいとこ」の違い

はとこまたいとこは、いずれも親戚関係を示す日本語の言葉ですが、関係の具体的な内容が異なります。

はとこは、自分の親のいとこを指します。つまり、祖父母の兄弟の孫が「はとこ」となります。

一方、またいとこは、自分のいとこの子供、つまり、従兄弟の子供を指す言葉です。

注意したいのは、「いとこ」は広義には「はとこ」も「またいとこ」も含むのに対し、「はとこ」、「またいとこ」はその逆ではないという点です。両者間の関係性を理解し、適切な文脈で使い分けが必要です。

「はとこ」の例文・使い方

  1. "私のはとこが昨日、大学に合格した。"
  2. "私のはとこは、音楽が得意で、ピアノを弾くのをよく見かける。"
  3. "はとこの誕生日には、特別なプレゼントを送っています。"

人によっては「はとこ」の具体的な関係性を理解していない場合もあるため、説明をつけて使う場合が多いです。特に、"はとこの子供"や"はとこの孫"のようなさらに離れた血縁関係を表現するときには、"はとこの子供"や"はとこの孫"と具体的に言った方が誤解が少ないです。

「またいとこ」の例文・使い方

  1. 彼とはまたいとこの関係にあたります。
  2. 私のまたいとこの家は街の向こう側にあります。
  3. またいとこの結婚式には大勢の親戚が参列しました。

「またいとこ」は、父母のいとこの子どもを指す表現で、英語では「second cousin」という語に相当します。「またいとこ」は、比較的親戚関係が遠いため、日常生活で頻繁に使われることは少ないかもしれません。また、社会や地域によっては、詳細な親戚関係の示し方が異なることもあります。したがって、「またいとこ」を用いる際には、誤解を避けるため、相手が詳しい親戚関係を理解しているか確認することが重要です。また、曖昧な同義語として「遠い親戚」がありますが、具体的な親戚関係を指すため、「またいとこ」を使った方が詳しく伝えられます。

「はとこ」「またいとこ」の類語・言い換え

「はとこ」の類語・言い換え

  1. 一親等縁者:「はとこ」は、自分と同じ代の従兄弟姉妹を指す表現です。
  2. 表従兄弟姉妹:これは、自分の父母の兄弟の子供たちを指す言葉です。
  3. 父方の従兄弟姉妹:これは、父親の兄弟の子供たちを指す言葉で、男性を基点とした表現になります。
  4. 母方の従兄弟姉妹:これは、母親の兄弟の子供たちを指す言葉で、女性を基点とした表現になります。
  5. ファースト・カズンズ:英語では、自分と同じ世代の親の兄弟の子供たち全てを「First Cousins」と表現します。

「またいとこ」の類語・言い換え

  1. 二親等縁者:「またいとこ」は、自分とは一世代ずれた従兄弟姉妹を指す表現です。
  2. 裏従兄弟姉妹:これは、自分の父母の兄弟の孫たち、もしくは、自分の祖父母の兄弟の子供たちを指します。
  3. 父方の表従兄弟姉妹の子供:これは、父親の兄弟の孫たちを指す言葉で、男性を基点とした表現になります。
  4. 母方の表従兄弟姉妹の子供:これは、母親の兄弟の孫たちを指す言葉で、女性を基点とした表現になります。
  5. セカンド・カズンズ:英語では、「またいとこ」は「Second Cousins」と表現します。これらの表現は、近親の程度を示すものであり、焦点の違いによってその表現や語句が変わることがあります。

「はとこ」と「またいとこ」の違いまとめ

「はとこ」と「またいとこ」は、どちらも従兄弟(いとこ)の種類を表す言葉です。それぞれの特徴や使い方を解説します。

「はとこ」は、親の従兄弟(おじ・おばの子供)を指す言葉です。つまり、自分とは二世代以上離れた親族のことを指します。

「はとこ」の類語には、「はとこの子」「一房(いっぽう)」「親戚」などがあります。

「またいとこ」は、親の従兄弟の子供(つまり、自分のはとこの子供)を指す言葉です。つまり、「はとこ」とは一世代下の人物を指す言葉です。