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ここでは、「往路」と「復路」の違いについて、それぞれの意味や例文、類語と共に分かりやすく解説します。

「往路」とは

往路とは、出発地から目的地へ向かう行程やその道のことを指します。例えば、家から学校へ向かう道のりや、その際に通る道などがこれにあたります。大切な点は「行き」の意味合いをもつことです。また、交通事故などでよく使用される言葉であり、「自宅から出発して事故現場に至るまでの道のり」などという文脈でも使われます。英語では、"outward journey"や"outbound trip"などと表現されます。

「復路」とは

「復路」とは、一度行った目的地から出発地に戻る道のりのことを指します。一般的には旅行や移動で使われる用語で、「行った先から出発点に帰る道」や「行き先から元の場所に戻る道筋」を指す言葉です。例えば、家から会社までの通勤時について考えると、会社から家に帰る道のりを「復路」と表現します。主に交通手段やルート等を表す際に用いられます。

「往路」と「復路」の違い

「往路」とは、目的地に向かう途中のことを指します。もともとは交通・旅行などの文脈で使われ、出発地から目的地に到達するまでのルートやその過程を意味しています。「行く道」とも言います。例えば「通学の往路で電車が止まった」や「海外出張の往路は良好な天候だった」などと使います。

一方、「復路」とは、目的地から元の地点(出発地)に戻る道のことを指します。「帰る道」とも言います。例えば「復路で交通事故が発生した」や「ハイキングの復路は暗くなってしまった」などと使います。

「往路」の類語としては、「行き道」、「向かう先」、「途中」などがあり、「復路」の類語としては、「帰り道」、「戻る道」、「帰途」などがあります。これらの語は、出発地と目的地、またはその逆の間を移動する過程を表すために使用されます。

「往路」の例文・使い方

  1. 今日の往路は混雑していて、なかなか進めなかった。
  2. 往路は山道を通ったので、帰りは海沿いを行ってみるつもりだ。
  3. 帰省する時、往路は電車で行って、復路は車で帰るつもりだ。

"往路"は、出発地から目的地へ向かう途中の道のりのことを指します。例えば、自宅から学校まで行く道のりや、旅行先へ向かう途中の移動ルートなどがそれに当たります。往路という言葉は、特に行きと帰りを明確に区別する必要がある場合や、行き帰りの道のりが違う場合によく使われます。同様の意味を持つ類語には「行き道」がありますが、往路はより一般的に使われます。

その一方で、「往路」は片道の旅程のみを指すため、往復の旅程全体を表す際にはこの言葉を使うことは適切ではありません。また、行き先が定まっていない場合や、目的地が複数ある場合も、「往路」という表現は適さない場合があります。

「復路」の例文・使い方

1. 往路は交通渋滞で時間がかかったが、復路はスムーズだった。

2. 復路のバスの時間を確認しておきましょう。

3. ハイキングで登山したあとの復路は足取りが重かった。

復路は、特に旅行や通学、通勤などの行き帰りの移動で使われる言葉です。また、往路と復路はセットで使うことが多く、往路(行き)と比較して復路(帰り)はどうだったかを述べる場合によく用いられます。一方、復路だけを指して使う場合は、帰り道の状況や計画を語るときに使われます。使う際の注意点としては、単に移動や運行を指すわけではなく、特定の出発点から到着点への一方向の移動を意味することを理解しておくと良いでしょう。

「往路」「復路」の類語・言い換え

往路の言い換えとそのニュアンス

  1. 行き道:「往路」と同じく目的地までの道のりを指す。「家から学校への行き道にパン屋がある」などと使用します。
  2. 行く途中: 到着地までの途中段階を示す表現。「行く途中で図書館に寄った」のように使用します。
  3. 行路:「往路」の古語風の表現。詩や歌、古風な文体で用いられます。
  4. 向かう先: ある場所や方向に進む途中の道のりを示す言葉。「向かう先には君がいる」など、文学的な表現によく使われます。
  5. 行き方向: 一般的に「行き道」や「向かう先」よりは、技術的な文脈や方向性を示す文脈で使われます。例えば「行き方向の車線が渋滞している」のように使用します。

復路の言い換えとそのニュアンス

  1. 帰り道:「復路」と同じく出発地へ戻る道のりを指す。「帰り道にコンビニに寄った」などと使用します。
  2. 帰る途中: 出発地への帰還中を指す。「帰る途中で雨に降られた」のように使用します。
  3. 還路: 「復路」の古語風の表現。詩や歌、古風な文体で用いられます。
  4. 戻る道筋: 物語性のある文脈で使われることの多い表現。「戻る道筋にはもう何もなかった」など、文学的なプロットで使われます。
  5. 帰路:「帰り道」とほぼ同義ですが、一般的には「復路」や「帰り道」よりも美化的なニュアンスが含まれます。「帰路につく」などと使用します。

「往路」と「復路」の違いまとめ

「往路」は、目的地へ向かう途中の道のりや経路を指します。一方、「復路」は、その目的地から出発点へ戻る道のりや経路を指します。例えば、家から学校へ行く道のりが「往路」、学校から家へ帰る道のりが「復路」になります。

類語としては、「行き」や「帰り」が該当します。エクスプレス列車やバスの予約などでよく使われる「行き」は「往路」、「帰り」は「復路」を指します。