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ここでは、「郵送」と「送付」の違いについて、それぞれの意味や例文、類語と共に分かりやすく解説します。

「郵送」とは

郵送とは、手紙や荷物などを郵便システムを利用して、特定の宛先へ送ることを指します。主に日本郵便が提供するサービスを用い、一般的な手紙、荷物の他にも、速達、書留、簡易書留、国際郵便など様々な形式で送ることができます。

「送付」とは

送付という言葉は、物を送るという行為全般を指します。したがって、手紙や小包だけでなく、電子メールなどのデジタルデータの送信も含みます。また、自分で直接相手に渡す行為も送付と言うことができます。その一方で、「送付」は一般的に官公庁や企業、団体など公式の場でよく使われる言葉で、ビジネスのメールなどでもよく見かけるでしょう。

「郵送」と「送付」の違い

「郵送」とは、手紙や荷物を郵便局を通じて相手に送ることを指す言葉です。通常、郵便券や切手を利用して、郵便局を利用して物品や書類を送ります。

一方、「送付」とは、何らかの物を相手に届けることを指します。手段は制限されていません。郵送だけでなく、直接手渡しやFAX、メールなどの電子的な方法でも可能です。

したがって、「郵送」は送る手段を特に指定した言葉であり、「送付」はその手段を問わない送る行為自体を指す言葉と理解できます。

「郵送」の例文・使い方

例文

  1. 必要書類は郵送で届けていただきます。
  2. 申込書は郵送またはFAXにてお送りください。
  3. この商品は郵送でのお届けとなります。

解説

「郵送」とは、郵便局を通じて手紙や荷物を送ることを指します。直接手渡しできない場合や、証明書や契約書など重要性の高い書類を遠方に送る際に使用されます。また、郵便局の特殊なサービスを用いて商品を送りたい場合にも使われます。

ただし、郵送の場合は発送から届くまでに時間がかかることが多いので、急いで届けたい場合は別の手段を選んだ方が良いでしょう。また、確認のための受領書などをもらうことが難しい場合もありますので、その点も考慮に入れて用途に適した方法を選ぶことが大切です。

「送付」の例文・使い方

例文

  1. 「契約書は今日中に送付します。」
  2. 「報告書の送付をお願いします。」
  3. 「書類はご確認後、ご返送をお願いいたします。」

解説

「送付」は、文書や物品を目的地まで運ぶことを意味します。直訳すれば、「送る」+「付ける」であり、直接には手元から離れることなく相手へ物を届けることを指します。主に文書や書類、小包などを指定の場所や相手へ届ける際に用いられます。一般的には郵便や宅急便、電子メールなどの手段を問わず使用します。また、「送付」は比較的硬い表現なので、ビジネスの文書や公式な場面でよく使われます。日常会話では少ないですが、慣れておくと役立つでしょう。

「郵送」「送付」の類語・言い換え

「郵送」と「送付」は、何かをある人や場所へ届けるという行為を指す言葉ですが、その手段やニュアンスは異なります。

郵送

「郵送」は、郵便物を投函し、郵便局を通じて相手方へ運んでもらうことを指します。

類語・言い換え:

  1. 郵送する: 郵便局を通じて物品を送ります。
  2. ポストに投函する: 物をポスト、つまり郵便箱に入れて送る事を指します。
  3. 書留で送る: 受け取りの確認のため、書留郵便で送ります。
  4. 速達で送る: 緊急時に速達郵便で送ることを指します。
  5. エアメールで送る: 海外へ飛行機で送ることを指します。

送付

「送付」は、手段を問わず何かを相手に送る行為全般を指します。郵送だけでなく、メールやFAX、宅配便など、さまざまな方法で送ることが含まれます。

類語・言い換え:

  1. 納入する: 頼まれたものを提供あるいは届けることを指します。商用等で使用されます。
  2. 贈る: 贈り物として何かを送ることを指します。
  3. 配達する: 主に小売業で商品を顧客のもとへ届けることを指します。
  4. 転送する: 物理的なものだけでなく、電子ファイルやEメールも含まれます。
  5. 届ける: 物を直接相手に持っていくことを指します。

「郵送」と「送付」の違いまとめ

「郵送」と「送付」は、物品を他人に届ける行為を指す言葉ですが、使われる状況が少しずつ異なります。

「郵送」は、郵便、宅配便などの公的な送達手段を利用して物品を送ることを指します。通常は手紙やパッケージなどを送る際に使われます。

一方、「送付」は、物品を相手に届ける行為全般を指します。送る方法は特定されておらず、郵送だけでなく、直接手渡しやメールなどデジタルでの送信も含みます。