ビジネス用語ナビ

ここでは、「いらっしゃいましたら」と「おられましたら」の違いについて、それぞれの意味や例文、類語と共に分かりやすく解説します。

「いらっしゃいましたら」とは

「いらっしゃいましたら」は、尊敬語の一種であり、相手の行動を敬いつつ語る際に使用します。動詞「いらっしゃる」の過去形で、「いらっしゃいました」に接続助詞「ら」を付けて、「いらっしゃいましたら」となります。具体的な意味としては、「いらっしゃる」は「行く」、「来る」、「いる」の三つの意味がありますから、「行っていたら」、「来ていたら」、「いたら」の尊敬表現という意味になります。

「おられましたら」とは

おられましたらは敬語の一つであり、標準語ではなく方言や訛りの中でよく見られます。一般的な語彙としては「いらっしゃいましたら」が適切とされ、敬意を表す言葉として使用されます。「おられましたら」のベースとなる「おる」は主に関西地方で使われ、主に存在や所在を示す動詞です。文脈によっては「おられる」「おられました」などの形でも使用します。

「いらっしゃいましたら」と「おられましたら」の違い

「いらっしゃいましたら」と「おられましたら」は、ともに敬語の過去形ですが、使われるシーンや意味合いに少し違いがあります。

「いらっしゃいましたら」は、「いらっしゃる」の過去形で、「おいでになったら」や「来られたら」などと同義です。人がある場所に来る、いる、行くという動作を表す敬語で、相手の行動を遠慮深く尊敬の意を込めて述べる表現です。

「おられましたら」は、「おる」の尊敬語の過去形で、「いらっしゃる」よりも敬意を表す強さが若干弱いです。「いらっしゃる」が主に人の動作を表すのに対し、「おる」は状態を表すのに主に使われます。

以上、見てきましたが、「いらっしゃいましたら」と「おられましたら」は似ているようで少しニュアンスが異なります。これら敬語の使い分けは、日本語の高度な使い手であることを証明する証です。

「いらっしゃいましたら」の例文・使い方

いらっしゃいましたらは、「~れば」という形を持つ敬語です。相手の存在を尊重する文脈で、特に上司や客など、自分より立場が高い相手に使います。また、話し言葉での使用が主で、主にある動作を行うことが可能な状況を表す際に使われます。

例文:

  1. お時間がいらっしゃいましたら、私たちの提案書をご覧いただけますか?
  2. お客様がいらっしゃいましたら、すぐにお知らせください。
  3. 明日、お時間がいらっしゃいましたら、お会いしましょう。

注意点:

いらっしゃいましたらは敬語なので、相手に対する敬意を忘れずに使うべきです。また、状況により適切な敬語を使うことが重要となります。自分の立場が相手より低い場合や、フォーマルな場面での会話においての使用を推奨します。違和感を与えないためにも使い方を理解して使いましょう。

「おられましたら」の例文・使い方

「おられましたら」の使い方

「おられましたら」は敬語の一つで、「いる」の尊敬語形で、相手が何かの場所にいたり、ある状態であることを尊敬の意を込めて表現する際に使います。敬意をもって相手の存在や状態を尋ねる際に使用されます。しかし、「おられる」は二重敬語とされることもあるため、ビジネスシーンなどで使用する際は、適切な敬語を使用することが求められます。

例文

  1. 先生が事務室におられましたら、お知らせください。
  2. ご両親がご自宅におられましたら、お電話いただけますか?
  3. 屋敷にゲストがおられましたら、すぐに案内させてください。

「いらっしゃいましたら」「おられましたら」の類語・言い換え

「いらっしゃいましたら」

「いらっしゃいましたら」は、敬語の一つで、相手がいる、来る、行くという意味になります。また、断定形にすると「いらっしゃいます」になります。

類語・言い換え

  1. 来られましたら:「いらっしゃいましたら」の「来る」の動作に関する言い換え。相手が来ていた場合に使います。
  2. お越しになりましたら:同じく「いる」「来る」「行く」の動作に関する言い換え。微妙にフォーマルさが増します。
  3. お見えになりましたら:「いらっしゃいましたら」の「いる」の状態に関する言い換え。視覚的な確認での存在を表す場合に使います。
  4. お出でになりましたら:「いらっしゃいましたら」の「いる」「来る」「行く」の動作に関する言い換え。お呼びになるといったような状況で使います。
  5. お立ち寄りになりましたら:「いらっしゃいましたら」の「来る」の状態に関する言い換え。立ち寄りするという状況で使います。

ニュアンス

「いらっしゃいましたら」は、相手に対する敬意を表すとともに、フォーマルな場面でしっかりとマナーを守るというニュアンスがあります。

「おられましたら」

「おられましたら」も敬語の一つで、「いる」を尊敬語にした表現です。「いる」の過去形である「いました」を尊敬語にすると「おられました」になります。

類語・言い換え

  1. 存在します:「いる」「存在する」の状態に関する言い換え。「おられましたら」よりもカジュアルな表現です。
  2. いらっしゃいます:「おられましたら」と同義ですが、「いらっしゃいます」は尊敬語で、より敬意の強い表現です。
  3. いませんか:「いる」の状態に関する言い換え。「おられましたら」よりもカジュアルな表現です。
  4. お見えになります:「いる」の状態に関する言い換え。「お見えになる」は視覚的な存在を強調する表現で、微妙にニュアンスが異なります。
  5. お出でになります:「いる」の状態に関する言い換え。「お出でになる」は物理的な存在を強調する表現で、「おられましたら」よりも具体的な状況を想像させます。

ニュアンス

「おられましたら」は、相手の存在を尊重し、敬意を示す表現です。また、「いらっしゃいましたら」と異なり、主に「いる」に対する敬語として使用されます。

「いらっしゃいましたら」と「おられましたら」の違いまとめ

「いらっしゃいましたら」は、敬語表現の一つで、「いる」の尊敬語「いらっしゃる」の過去形・仮定形です。主に相手の存在や行動を尊重する際に使用します。

「おられましたら」も、「いる」の尊敬語「おる」の過去形・仮定形です。「いらっしゃいましたら」よりもやや助動詞が強く感じられるため、目上の人に対する尊敬の意味が強まるとされることがあります。

以上より、「いらっしゃいましたら」と「おられましたら」はともに、「いる」の尊敬表現の過去形・仮定形で、尊敬の度合いが少し異なる利用され方をします。