【例文付き】「周知させていただきます」の意味やビジネスでの使い方・言い換えまで紹介

更新:2023/8/1

この記事では、ビジネスシーンで頻繁に使われる日本語表現「周知させていただきます」の意味、使用例、類語、使用場面、注意点、ビジネスメールでの使用例などについて詳しく解説します。

「周知させていただきます」の基本的な意味と背景

「周知させていただきます」は、重要な情報や変更点を対象の人々全員に知らせる、あるいは広めるという意味の表現です。ここでの「周知」は「全員が知る」という意味で、ビジネスの文脈では特に新しい方針、ルール、計画などを全員が理解し、共有することを目指します。

この表現は主にビジネスシーンで使用され、組織内のコミュニケーションを円滑にするための一つの手段となっています。また、「いただきます」の部分は日本の敬語であり、相手に対する敬意を示しています。

「周知させていただきます」を使った例文

ビジネスシーンでの例文

プロジェクトの新しい進行状況を周知させていただきます。
今後の新しい業務方針を周知させていただきます。
社内のセキュリティルールの変更点を周知させていただきます。
会議の日程と場所を周知させていただきます。
新型コロナウィルスに関する最新の安全対策を周知させていただきます。
社内の人事異動について周知させていただきます。
今後の目標とKPIについて周知させていただきます。

日常生活での例文

日常生活においてはあまり使われることはありませんが、大規模なイベントや集団活動などで使うことはあります。

パーティーの日程と場所を周知させていただきます。
クラブ活動の新しいスケジュールを周知させていただきます。
コミュニティの新しいルールを周知させていただきます。
ボランティア活動の詳細を周知させていただきます。
グループ旅行の行程と注意事項を周知させていただきます。
学校の新しい授業スケジュールを周知させていただきます。

「周知させていただきます」の類語と言い換え

ビジネスシーンで「周知させていただきます」と類似の意味を持つ類語や言い換えとそれぞれのニュアンスを以下に示します。

「お知らせいたします」：重要な情報や変更事項を相手に伝える際の丁寧な表現です。情報の共有を重視しています。
「周知申し上げます」：広く知らせる必要のある情報を丁寧に伝える意図が含まれています。社内や関係者への共通理解を促す表現です。
「報告させていただきます」：上司や関係者に対して進捗や結果を報告する際の謙虚な表現です。報告の意図を明確に示しています。
「連絡いたします」：他者への連絡を意図する場合に使われる表現で、スムーズなコミュニケーションを図ります。
「共有いたします」：重要な情報を相手と共有したい意向を示す表現で、情報の透明性や共感を重視します。

これらの言い換えは、「周知させていただきます」と同じく、情報を共有したい際に使われる表現です。

「周知させていただきます」の具体的な使用場面5つ

使用場面1

新しい社内ポリシーまたは方針が導入された際には、全社員にその情報が正確に伝わるようにする必要があります。この時に「新しい社内ポリシーを周知させていただきます」という表現を使います。

使用場面2

プロジェクトのステータスが大きく変更された場合には、関連するすべてのメンバーにその変更を知らせる必要があります。「プロジェクトの新たなステータスを周知させていただきます」と表現します。

使用場面3

セキュリティに関連するルールやプロトコルの変更も、すべての関係者に広く知らせる必要があります。「セキュリティルールの変更を周知させていただきます」と表現します。

使用場面4

社内イベントやミーティングのスケジュール変更も、すべての関係者にその変更を伝える必要があります。「ミーティングの新しいスケジュールを周知させていただきます」と表現します。

使用場面5

人事異動があった場合も、社内の全員にその情報を伝える必要があります。「新しい人事異動の情報を周知させていただきます」と表現します。

「周知させていただきます」を使う際の注意点

「周知させていただきます」を使うタイミング

「周知させていただきます」は全員が知る必要がある重要な情報を伝える際に使います。この表現を使うと、その情報が全員に共有されることの重要性を強調します。

「周知させていただきます」を使う際のマナーと具体例

「周知させていただきます」は敬語表現なので、使う際には相手を尊重する態度が求められます。また、全ての関係者に正確な情報を提供するという責任感も必要とされます。例えば、「重要な会議の日程変更を周知させていただきます」と表現する場合、その日程変更が全員にとって重要な事項であることを意識し、情報の提供を怠らないようにする必要があります。

「周知させていただきます」を使ったビジネスメール例

件名: 社内セキュリティルールの変更について

全社員の皆様へ

この度、社内のセキュリティルールが一部変更されました。変更内容は以下のとおりです。

(変更内容を詳細に記載)

上記のルール変更を周知させていただきますので、全員が遵守するようお願い申し上げます。

以上、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

「周知させていただきます」の意味や使い方・例文まとめ

「周知させていただきます」は、全員が知るべき情報を伝えるために使われる表現です。これは主にビジネスの文脈で使用され、新しい方針、ルール、情報などを全員が理解し、共有することを目指す言葉です。