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職場の飲み会、誘われたけど正直行きたくない…。

そんな気持ちを抱えながらも、人間関係への影響を考えて渋々参加している方も多いのではないでしょうか。

実は、飲み会を上手に断ることは十分可能です。本記事では、相手との関係を損なわない断り方のポイントや、誘われた際の対処法を具体的に解説します。

これを読めば、無理に参加する必要はないことが分かり、スッキリと断れるようになるはずです。

職場の飲み会に行きたくない理由

ここでは、職場の飲み会に行きたくない理由についてご紹介します。

仕事とプライベートを分けたいから

近年、仕事とプライベートをはっきりと区別したいと考える人が増えています。飲み会は業務時間外に行われることがほとんどで、終業後に開催されるのが一般的です。

自分の大切な時間を自由に使いたい、家族と過ごしたい、趣味の時間を確保したいという思いは当然のことでしょう。

さらに、職場の人間関係は仕事の範囲内に留めておきたいという考えも。会社の人とは業務上の付き合いだけで十分と感じる人も少なくありません。

お金がかかるから

職場の飲み会は、1回の参加で3,000円から5,000円ほどの費用がかかるのが一般的です。

月に数回の頻度で開催される場合、交際費として毎月1万円以上の出費を強いられる可能性があります。

特に若手社員や子育て世代にとって、この金額は決して小さくない負担となります。飲み放題のコースでも、お酒を飲まない人にとっては割高に感じられがちです。

会社からの補助がない場合や、割り勘が基本の職場文化では、なおさら経済的な負担が重くのしかかります。

自分の趣味や家族のために使いたいお金を、必ずしも楽しめるとは限らない飲み会に費やすことへの抵抗感は自然な感情といえるでしょう。

気を遣うから

また、職場の飲み会では、上司や同僚との関係性を考慮しながら常に周囲への気配りが必要となります。

普段の仕事とは異なり、お酒が入る場での会話や振る舞いには特に気を遣わなければなりません。

上司の話に適切な相槌を打ったり、周囲が盛り上がっているときに合わせたりと、絶え間ない気遣いが求められます。

また、席次や上座・下座といったマナーにも気を配る必要があり、お酒を注ぎ合うタイミングや料理の取り分けなど、細かな心配りも欠かせません。

職場の人たちが苦手だから

職場の人たちと良好な関係を築けていない場合、飲み会の場で一緒に過ごすことに大きなストレスを感じてしまいます。

特に、普段から苦手意識を持っている上司や同僚がいる場合、その人と数時間も同じ空間で過ごさなければならないのは精神的な負担となります。

また、職場内の人間関係がギスギスしていたり、メンバー同士の相性が良くない場合も、飲み会は苦痛以外の何物でもありません。

お酒が苦手だから

お酒が苦手な人にとって、職場の飲み会は大きなストレスとなります。

アルコールに対する体質的な問題を抱えている人が多く、実際に日本人の約半数は、お酒を分解する機能の働きが弱いというデータもあります。

飲めない体質であることを周囲に伝えても、「少しくらいなら」と勧められることも。酔っている人のハイテンションな雰囲気についていけず、苦痛を感じる人も少なくありません。

楽しく盛り上がらないから

さらに、上司や先輩との関係性から気を遣わざるを得ず、本来のリラックスした状態で楽しむことが難しいものです。

周囲が盛り上がっている状況についていけない人や、お酒の席でありがちなプライベートに踏み込む発言を苦手とする人も少なくありません。

また、上司の自慢話や愚痴を聞かされたり、過去の武勇伝を延々と語られたりするなど、コミュニケーションの質自体が一方的になりがちです。

さらに、お酒が入ることで普段の職場とは異なる人間関係が露わになり、翌日の仕事に影響を及ぼすことを懸念する声もあります。

時間が無駄であると感じるから

職場の飲み会は通常2〜3時間ほど拘束されることが多く、その時間を自己啓発や趣味に使えないことへの不満を感じる人が増えています。

特に終業後の貴重な時間を、上司の自慢話や愚痴を聞くために費やすことは、多くの社会人にとって有意義とは感じられません。

「人生における自分の時間が限られている」という意識が高まる中、好きな人とだけ時間を共有したいという価値観も広がっています。

その時間があれば、資格の勉強をしたり、家族と過ごしたり、自分の成長につながる活動に充てることができるのです。

職場の飲み会に対する断り方

ここでは、職場の飲み会に対する断り方をご紹介します。

「予定があるから」などとやんわり断る

「予定がある」という理由は、飲み会を断る際の定番かつ効果的な方法です。

具体的な予定を詳しく説明する必要はなく、シンプルに「その日は予定が入っていて…」と伝えれば十分です。

ただし、明らかに嘘だと分かるような言い訳は避けましょう。普段から連日飲み歩いているのに「予定がある」と言うのは不自然です。

上手な断り方としては、「映画を見に行く予定です」や「友人との約束があります」など、具体的でありながらも確認されにくい予定を挙げるのがおすすめです。

また、断る際は「お誘いありがとうございます」という感謝の言葉を添え、「次回はぜひ参加させていただきます」といった前向きな言葉で締めくくると、相手との関係性を損なわずに済みます。

リスケをお願いする

リスケをお願いする場合は、「行きたいのに行けない」という印象を相手に与えましょう。

まずは誘いに対する感謝の気持ちを伝え、その上で別の予定が入っていることを説明します。

その際、「日程を変更できませんか?」と粘り気味に交渉するフリをすることで、本当に参加したい意思があることを印象付けられます。

ただし、具体的な日程を提示してしまうと、その日程で再設定された場合に参加を断れなくなってしまいます。

そのため、「来週以降なら都合がつきそうです」など、やや曖昧な形で提案するのがポイントです。

飲み会を断るときの注意点

ここでは、飲み会を断るときの注意点をご紹介します。

即座に断るのは避ける

飲み会のお誘いを受けたとき、すぐに「行けません」と即答するのは避けましょう。

即座に断ることは、相手に拒絶されたような印象を与え、人間関係に悪影響を及ぼす可能性があります。

代わりに「予定を確認させてください」と一度持ち帰り、翌日以降に返答するのが望ましいです。相手も「検討してくれた」という印象を持ち、断られても気持ちよく受け入れやすくなります。

また、予定を確認する時間を取ることで、自分自身も冷静に参加の是非を考えることができます。

感謝の気持ちを示す

また、まず相手の気持ちに寄り添い、感謝の意を示すことも重要です。

「お誘いいただき、ありがとうございます」という言葉を添えることで、相手の厚意を認め、誠実な印象を与えることができます。

また、「本当は参加したかったのですが」「次回は必ず参加させていただきたいです」といった前向きな言葉を添えることで、断る際の印象が和らぎます。

特に職場での飲み会の場合、単に断るだけでなく「次の機会を楽しみにしています」といった一言を付け加えることで、相手との良好な関係を保つことができます。

嘘はなるべく避ける

小さな嘘でも、後でバレてしまうと信頼関係が大きく損なわれる可能性があります。

例えば、体調不良を理由に断ったのに元気な姿を見られたり、お金がないと言いながら他の飲み会に参加したりすることは、すぐに周囲に気付かれてしまいます。

毎回同じ理由で断ったり、あからさまに不自然な理由を並べたり、後で確認できる内容について嘘をつくことは避けるべきです。

どうしても本当の理由が言えない場合は、相手が確認しづらい家庭の事情などを理由にするのが無難です。

当日キャンセルはあり?

当日キャンセルは、やむを得ない事情がある場合を除いて極力避けるべきです。

飲み会は通常、人数に応じて店の予約や料理の手配がされているため、当日のキャンセルは幹事や店舗に大きな迷惑をかけることになります。

多くの店舗では、当日キャンセルの場合はコース料金の全額、席のみの予約でも平均客単価の5~7割程度の請求が発生します。

ただし、本当に体調を崩してしまったなど、やむを得ない事情の場合は、できるだけ早めに連絡を入れましょう。

その際は、キャンセルの理由を明確に説明し、キャンセル料の支払いについても触れるのが望ましいです。

しぶしぶ飲み会に参加するときの対処法

ここでは、しぶしぶ飲み会に参加するときの対処法をご紹介します。

タイミングを見て帰宅

飲み会の参加時間を事前に決めておくことで、心理的な負担を軽減できます。

例えば「今日は体調があまり良くないので、途中で失礼する可能性があります」と幹事や上司にあらかじめ伝えておくと、帰りやすい雰囲気を作ることができます。

また、「〇時の電車で帰る」「二次会には参加しない」など、具体的な退席時間を決めておくことで、「あと〇時間我慢すればいい」という目標ができ、飲み会への心構えがしやすくなります。

ただし、退席する際は必ず一言挨拶をしてから帰るようにしましょう。

「お先に失礼します」と丁寧に告げることで、周囲に不快な印象を与えることなく、スマートに退席することができます。

盛り上げ役には回らずに楽しむ

飲み会で無理に盛り上げ役を担う必要はありません。むしろ、自然体で過ごすことが大切です。

聞き役に徹することで、周りの会話を楽しむことができます。相手の話に適度に相槌を打ち、時折質問を投げかけるだけでも、コミュニケーションは十分に成立します。

また、飲み物や食べ物を配るなど、さりげなく役割を持つことで居心地の良さを感じられます。

特に、家族やペットの話題を振ってみるのも効果的です。誰かが写真を見せてくれたら、興味を示して会話を広げましょう。

たまに席を外して外の空気を吸う

騒がしい飲み会の場から一時的に離れることで、心身をリフレッシュすることができます。

「トイレに行ってきます」と一言添えて席を外し、静かな場所で深呼吸をしましょう。建物の外に出て新鮮な空気を吸うことで、気持ちが落ち着いてきます。

ただし、長時間席を外すと周囲に不信感を与える可能性があるため、5分程度を目安に戻るようにしましょう。また、頻繁に席を外すのも避けたほうが無難です。

気分転換のタイミングは、料理が切り替わるときや話題が変わるときなど、自然な流れの中で選ぶと不自然さが目立ちません。

席に戻ったら、笑顔で「お待たせしました」と一言添えることで、スムーズに会話の輪に戻ることができます。

飲み会に行きたくないときの断り方まとめ

職場の飲み会に対して「行きたくない」と感じる人は多く、その理由として気を遣うことやプライベートとの分離、お酒が苦手といった点が挙げられます。

断る際は、感謝の気持ちを示しながら、家庭の事情や体調不良など相手が納得しやすい理由を伝えることが大切です。

また、飲み会に代わる交流の場として、ランチミーティングや休憩中の会話を活用するのも一つの方法です。

自分に合った参加の仕方や断り方を見つけることで、無理なく職場の人間関係を築いていきましょう。