【例文付き】「尽力して参ります」の意味やビジネスでの使い方・言い換えまで紹介

更新:2023/8/6

ビジネスシーンや日常会話において、相手に対して誠意を示すためによく使われる表現「尽力して参ります」。この言葉の意味や背景、使い方、言い換えについて解説していきます。

「尽力して参ります」の基本的な意味と背景

「尽力して参ります」とは、ある目標や課題に対して全力を尽くし努力する意向を表す敬語表現です。ビジネスシーンでは、特に使い方を工夫することで、ビジネスパーソンとしての素養を示すことができます。

これらの類語や言い換えは、「尽力して参ります」という表現と同様、真摯さや誠実さを示し、相手に対して信頼性を高める効果があります。ビジネスコミュニケーションにおいて、自社や自身の姿勢を表現する際に適切な表現を選ぶことで、相手との良好な関係構築に寄与します。

就任挨拶での責任表明
新しい職責に就いた際の挨拶で、「この新しい役割において、皆様の期待に応えられるよう尽力して参ります」という言葉で、責任感を強調することができます。

プロジェクトの進捗報告時
プロジェクトの進捗報告の際、今後の展望や計画に対して、「計画通りの進捗を達成するために、チーム一丸となって尽力して参ります」と表明することで、自信と決意を示すことができます。

商談時のコミットメント表現
新規取引先に提案を行う際、「お客様のビジネスの成功を実現するために、全力でサポートし尽力して参ります」と使用することで、自社のサービスへのコミットメントを強く伝えることができます。

自治体や組織の公約発表時
選挙や組織のリーダー選出における公約発表の際、「市民の皆様の暮らしを向上させるため、一生懸命尽力して参ります」と表現することで、一致団結した意志を示すことができます。

教育現場での指導方針の表明
教育現場での新学期の始業式などで、教育方針を発表する際、「生徒一人ひとりの成長をサポートするために尽力して参ります」と言うことで、教育者としての使命感と情熱を示すことができます。

使い過ぎると形式的になる可能性があるため、適切なタイミングで使用しましょう。畏まったフレーズなので信念を込めて使用し、軽々しく使わないよう心掛けるのが重要です。

また、言葉の後に具体的な計画を続けることで、誠意を感じさせるのが良いでしょう。

件名: 新プロジェクトにおけるご支援のお願い

△△株式会社の皆様

お世話になっております。山田太郎でございます。

さて、突然のご連絡となり恐縮ですが、弊社にて新規プロジェクトの立ち上げに取り組んでおります。

この度、貴社のご専門知識と経験が求められるプロジェクトにおいて、お力添えを賜りたく、ご連絡させていただきました。

当プロジェクトでは、以下の点で貴社のご支援が不可欠であると考えております。

弊社は貴社の専門知識と経験に深い信頼を寄せております。そのため、貴社のご協力がプロジェクトの成功にとって極めて重要であると考えております。

ご協力いただけるかたびらかでございましたら、ぜひお知らせください。

お忙しいとは存じますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

「尽力して参ります」は、ビジネスから日常に至る様々な場面で使用できる表現です。この表現を使うことで、相手に対して誠意とプロフェッショナリズムを強調することができます。上記の例文や使用場面を参考に、日々のコミュニケーションに活用してみてください。