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本記事では、「参加させていただきたく存じます」の意味や使用例、その他の言い換え言葉について詳しく説明します。

「参加させていただきたく存じます」の基本的な意味と背景

「参加させていただきたく存じます」を直訳は「参加したいと思っています(そしてその許可を求めています)」です。

「させていただく」は自分の行為について相手に許可を得る意を示し、「存じます」は自分の意図や思考を敬意を持って伝える表現です。「させていただく」も「存じます」も謙譲語であり、極めてへりくだった表現であると言えます。

「参加させていただきたく存じます」を使った例文

ビジネスシーンでの例文

  1. 来週のプロジェクトミーティングには参加させていただきたく存じます。
  2. お送りいただいたワークショップの案内、大変興味深く拝見いたしました。ぜひ参加させていただきたく存じます。
  3. 開催されるセミナーに、私も参加させていただきたく存じます。
  4. 新製品の開発チームに、私も参加させていただきたく存じます。
  5. 研修プログラムについては、私も参加させていただきたく存じます。

プライベートでの例文

「参加させていただきたく存じます」は極めてフォーマルで、尚且つへりくだった言い回しなので、プライベートで使用することは滅多にありません。

プライベートでは以下のようにもう少しカジュアルな言い方をします。

  1. 今週末のボランティア活動に参加させていただきます。
  2. ホームパーティーにはぜひ参加しようと思います。
  3. ランニングクラブに参加できればと思います。
  4. コーチとしてサッカーチームに参加させていただければと思います。
  5. 町内会のイベントには参加させていただきたいです。


「参加させていただきたく存じます」の類語と言い換え

  1. 「参加したいと思います」: 比較的カジュアルな表現で、直接的に自分の意向を示します。
  2. 「参加させていただけると幸いです」: 礼儀正しく、自分の意向を丁寧に伝える表現です。
  3. 「参加させていただきますようお願い申し上げます」: 非常に丁寧な表現で、自分の意向と相手に許可を求める意図を強く示します。
  4. 「参加させていただければと考えております」: 自分の意向を丁寧に示すと同時に、決定権が相手にあることを示します。
  5. 「参加を希望しております」: 直接的な表現で、自分の希望をはっきりと示します。

「参加させていただきたく存じます」の具体的な使用場面

使用場面1

社内の重要な会議やプロジェクトミーティングなど、自分が参加したいと思う場面で、「参加させていただきたく存じます」という表現を用いると相手に対する敬意を示すことができます。

使用場面2

外部の講演会やセミナー、ワークショップなどに参加したいと思う場面でも、「参加させていただきたく存じます」という表現を使うと、自分の意向を礼儀正しく伝えることができます。

「参加させていただきたく存じます」を使う際の注意点

「参加させていただきたく存じます」という表現は、あくまで相手に許可を求めるものです。そのため、自身が主催者であったり、参加が既に決定している場合などは適切ではありません。また、非公開の会議やパーティーなど、招待が必要な場合や、相手が自分の上司や年上の方、尊敬する人物などである場合に特に適しています。

また、この表現は非常に丁寧かつへりくだった印象を与えるので、かなり目上の人や社会的地位の高い人などと接するビジネスシーンで使うのが適切です。

それ以外の場面で使用すると大袈裟な表現に聞こえてしまうので注意しましょう。

「参加させていただきたく存じます」を使ったビジネスメール例

次に、ビジネスメールで「参加させていただきたく存じます」を使った例を見てみましょう。

メール例1

件名:会議への参加について

〇〇様

お忙しい中恐れ入りますが、本日の午後2時から開催される会議につきまして、参加させていただきたく存じます。

何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

よろしくお願い申し上げます。

メール例2

件名:新商品開発プロジェクトについて

〇〇様

突然のメール失礼いたします。私、△△の□□と申します。

先日、弊社内で開催された新商品開発に関するプロジェクトミーティングの情報を拝聴しました。その中で、お話されていた〇〇について、大変興味を持ちました。私自身、〇〇に関する知識と経験を有しておりますので、次回のミーティングに参加させていただきたく存じます。

何卒、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。


「参加させていただきたく存じます」の意味や使用場面・言い換えまとめ

「参加させていただきたく存じます」は、自分が何かに参加したいという意志を相手に対して尊敬の念を持って伝える表現です。

「参加させていただきたく存じます」という表現は非常に丁寧な表現なので、あくまで許可を求める際や尊敬の意を示すべき状況で使用しましょう。