「在宅勤務中のサボりがバレた場合どうなる?」

「在宅勤務のサボりの対策は何がある?」

感染症対策からテレワークや在宅勤務が増えており、一般的な勤務方法として定着しつつあります。

本来プライベート空間である自宅で勤務することや、上司から見られない場所での勤務であることで、つい休息が長引いてしまったり、誘惑が多かったりして、「ついうっかりサボってしまった」という方もいるのではないでしょうか。

この記事では、在宅勤務中のサボりについて、実態や対処法まで詳しく解説していきます。

在宅勤務のサボりの実態・バレた場合や企業の対処法についてざっくり説明すると
  • 在宅勤務は仕事のパフォーマンスが低下する
  • 在宅勤務のサボりに悩む上司は一定数いる
  • 在宅勤務でサボりが発生することには理由がある

在宅勤務におけるサボり経験者の割合は7割を超える

円グラフ

マイナビニュースが、テレワークを実施する181人に実施したアンケートでは、「テレワーク中にサボったことがある」と回答した方の割合が、全体の7割を超える結果になりました。

在宅ワークでは、周りに勤務している人がいない状況から、プレッシャーがかかることもなく、甘い誘惑が多く、サボりやすくなる環境になっていることが分かります。

サボりの内訳では、

  • 動画サイトを視聴していた
  • ゲームをしていた

というものがあげられ、オフィス勤務では考えられないサボりが発生していたことがわかります。

これ以外にも、

  • 仕事の合間にネットサーフィンをしていた
  • 別会社の副業をしていた
  • 業務時間中に個人的な用事を行っていた

という事案もありました。

円グラフ

また、マイナビニュースでは、サボりが上司・同僚にバレたかという内容のアンケートも実施しており、回答した3割以上の方が「サボりが上司・同僚に発覚した」と回答しています。

在宅勤務では仕事のパフォーマンス低下も見られる

棒グラフ

パソナグループの実施した「出社勤務時と比べて在宅勤務による個人のパフォーマンスに変化はあったと感じるか?」 というアンケート結果は、以下の通りになります。

在宅勤務によって仕事のパフォーマンスが低下したと答えた人が、「向上した」と答えた人を上回る結果になりました。

しかし、20・30代の若手では「向上した」と回答した割合が高くなっています。

低下する理由として考えられるのは、チーム内でのコミュニケーションの低下や、個々の業務状況の把握が困難であることが原因としてあげられます。

テレワーク中のサボりに対する悩みも発生

上記の見出しでも紹介したように、パフォーマンスの低下やサボりに対して、上司や部下でそれぞれの悩みが発生しています。

上司はマネジメントに不安を抱える

リクルートマネジメントソリューションズの調査によると、テレワークかのマネジメントの不安に対して、テレワーク経験がある管理職は、「部下がサボっていないか心配である」と回答した人が56.9%という結果が出ています。

他にも、

  • 部下に必要な業務指示が出しづらい
  • チームビルディングができない

という不安を、約6割以上の人が感じています。

部下は遊んでると疑われる可能性を危惧

株式会社ヌーラボが行った調査によると、20代の約2人に1人、30代以上では約3人に1人がテレワーク中に「サボっていると思われるストレス」を実感しているという結果が出ました。

年代が高くなるほど、上司や部下に対してサボっているのでは、と思ってしまうという回答も増加傾向にあります。

また、年代が低いほど「テレワークだとサボってしまう」と回答した人は多く、年代が高くなるほど「働く場所とサボりは関係がない」と回答する割合が増えています。

在宅勤務でサボりが発生する理由

この見出しでは、在宅勤務でサボりが発生する理由を解説していきます。

ON・OFFの切り替えが難しい

オフィスワークでは、決められた出社時間に間に合うように、朝起きてスーツなど仕事に行く服装に着替えることで、仕事モードになる方も多いと思います。

オフィスワークでは、出勤までのルーティーンで仕事スイッチが入る方がいる一方で、在宅勤務の場合は、出社をする必要がなく、プライベート空間で作業を行うことになります。

服装も特に決まりがないため、ラフな服装で過ごし、場合によっては一歩も外に出ないという方もいるでしょう。

こうした環境の違いがあるため、ON・OFFの切り替えが難しいことが、サボりが発生する要因としてあげられます。

自宅だとやる気が出ない要因が多数

自宅で作業する場合がほとんどなので、気が散ってしまう要因が多数あります。

同居する家族がいる方や、小さなお子さんを見ながら仕事をしなくてはいけ方は、お世話をしながらだったり、家族の存在に気を取られながら仕事をすることになり、やる気が上がりずらいことが考えられます。

また、自宅という本来はプライベート空間での作業になるため、近くに趣味のものが置いてあったり、仕事とは別の用事が思い浮かんだりして、やる気が出ない要因が多いことも原因になります。

仕事の管理が行き届いていない

在宅勤務は上司や同僚がすぐ近くにいない状況で勤務することとなり、仕事上の管理が行き届いていないことがサボりの原因になる場合があります。

また、部下に声をかけて仕事の進捗を確認することが出来ない状況で勤務であることから、逆の立場としてサボりを発生させてしまう理由になります。

お互いに仕事状況が見えないことがサボりの原因になるため、業務管理ツールなどを導入し、業務の進捗を可視化出来るようにすることが求められています。

仕事に対する理解の欠如もサボりの要因に

在宅勤務でサボりが発生してしまう理由については様々な要因が考えられますが、実際にサボりの理由について掘り下げていくと、社員が仕事に対する理解が足りていないことがサボりが発生する本質的な要因としてあります。

オフィスワークでは仕事の目的を理解していなくても、周囲の状況から言われたことをこなしていたため、問題なく勤務が出来ている状況でした。

しかし、在宅勤務では社内外の人と関わる時間がなくなるため、自ら動かないと仕事をこなすことが出来ません。

そのため、目的を理解していない状況で勤務すること自体がサボりの要因になっているともいえます。

サボり防止のために企業は様々なツールを導入

在宅勤務でのサボりを防止するために、企業は様々なツールを導入しています。

この見出しでは、こうしたツールを詳しく解説していきます。

チャットツールで積極的にコミュニケーションをとる

在宅勤務を続けることで、社員同士の関係が希薄になってしまうことがサボの原因になることがあります。

そのため、社員同士のコミュニケーションが希薄化しないよう、注意が必要です。

突然コミュニケーションを取れというのも難しく、まずはツールを整えることが重要です。

そのために活用されるのが、チャットツールやWeb会議ツールです。

また、グループ全体でのコミュニケーション以外にも、1対1でのミーティングの機会を設けることも大切です。

社員の現状を知り、目標設定や仕事の進捗状況などを共有し、上司は適切にアドバイスを行うことが求められます。

こうしたケアによって、社内間の信頼関係を構築することが在宅勤務でのサボり防止に繋がります。

バーチャルオフィスを活用

バーチャルオフィスとは、「リモートワークでありながら擬似的にオフィスで仕事をしているように感じられるオンラインツール」のことです。

Web会議ツールとは異なり、常にバーチャルオフィスに入室して仕事をすることで、現実のオフィスのような感覚でいつでも気軽に仲間と話すことができます。在宅勤務の課題であるコミュニケーション不足の解消に繋がることでしょう。

また背景をオフィスのようにデザインしたり、社員がアバターとなってオンライン上に集まったりできるツールもあるので、まるで実際にオフィスに仲間といるかのような感覚が味わえます。

勤怠管理ツール

オフィスワークの場合は、始業や就業時間を目で見て確認することが可能です。

しかし、在宅勤務では目で見て管理することが難しいため、ツールとして勤怠管理が出来るシステムの導入が求められます。

在宅勤務での休憩時間や時間外労働を性格に把握することで、残業代の支払いを適正に行い、公平な勤怠管理を行うためのツールです。

スクリーンショットで作業状況を記録出来るものなどがあり、サボりを抑制する効果が期待できます。

営業管理ツール

営業管理ツールは、顧客情報や案件内容を管理するシステムで、ツール内で営業に関する管理や分析が出来たり、メールや資料作成が出来たりします。

部署内で共有がしやすくなるため、業務の効率化が図れるだけではなく、情報共有されることで、在宅勤務という環境下でも、仕事の進捗情報を把握しやすい特徴から、サボりの抑制にも繋がります。

監視ツールの導入を行う企業も

在宅勤務中の様子を監視する、監視ツールを導入する企業も出ています。

大企業では、業務管理の一環として取り入れているところが多いようです。

監視ツールは、マウスやキーボードの動きを検知して、一定時間入力がないと監視者に通知がいくシステムになっています。

また、マウスやキーボードの動きだけではなく、webのアクセス情報を読み取れるものもあり、仕事と関係のないサイトを見ている状態もチェックできたり、どの時間帯にどんなアプリを使っているのかも把握が出来ます。

バーチャルオフィスはMetaLifeがおすすめ

MetaLife

在宅勤務のサボりを防止するために、バーチャルオフィスツールは多くありますが、数ある中でもおすすめは「MetaLife」です。

MetaLifeでは1人1人がアバターとなってバーチャルスペース上を動き回ることができます。また近くにいる人と顔を見ながら話せるので、話したい人にアバターを近づけて簡単に会話を始めることができます。

また、スペースを自由に区分けしたりデザインしたりできるのも魅力の1つです。 「作業に集中したい人向け」「休憩で雑談したい人向け」などと分ければ、オンオフを切り替えを促進することもできます。

会議室機能もあるので、わざわざWeb会議ツールを利用しなくても、会議室にアバターを移動させるだけで本格的な会議を開催することも可能です。

MetaLifeを無料で始めてみる!このようにMetaLifeは、在宅勤務に非常に適したバーチャルオフィスツールと言えるのです。

社内制度の変革もサボり防止に効果的

既存の制度はオフィスワークに対応しているものばかりで、在宅勤務には対応していないルールも多いです。

そのため、社内制度の変革がサボり防止に効果を発揮する場合もあります。

この見出しでは、社内制度の変革に関するポイントを紹介していきます。

勤怠ルールの見直しが大事に

ヌーラボが行った調査では、「仕事をしているかどうかの判断基準」を、以下の3点で質問を行いました。

  • プロセスで判断
  • 成果で判断
  • 労働時間で判断

プロセスや成果で判断すると答えた割合は、91.5%で、労働時間で判断と回答したのは、8.5%でした。

この結果から、長く働けばサボりに当たらないという従来の概念は覆され、成果物やプロセスなど、結果に至るまでの過程が重視されていることがわかります。

仕事を評価する側は、こうした価値観から仕事の評価をしますが、評価を受ける側は、どこで評価をされているのか理解出来ていないパターンもあり得ます。

こうした評価のズレの発生は、コミュニケーションが希薄になる在宅勤務で多くみられます。

このことから、認識のずれを最小限にするため、在宅勤務ではルールの整備が必要不可欠です。

ジョブ型雇用に注目が集まる

ジョブ型雇用とは、どの仕事を担当するかを予め明確にし、その上で人材を雇用して仕事を割り振る働き方です。

先に従業員を採用して、その後仕事を割り振る雇用制度は「メンバーシップ型雇用」と言います。

ジョブ型雇用の場合、仕事の割り振りに対して柔軟な対応は出来ませんが、テレワークが増える中では、個人の業務範囲が明確になることで、生産性が向上したり、サボりを防止する効果があります。

すでにメンバーシップ型雇用として運営している場合でも、今後の業務の管理方法にジョブ型雇用のような考えを取り入れることで、個々の仕事の範囲が明確になり、サボりを防止する業務分担が出来るようになります。

成果重視の定量評価に切り替える

会社の評価制度が、上司が部下をどうみているかで評価が左右される定性評価が大きな割合を占めている場合、在宅勤務では正しく判断が出来ない場合があります。

そのため、評価に対する不公平感が増加したり、モチベーションの低下に繋がります。

在宅勤務の場合は、従来のオフィスワークで通用していた評価だけではなく、成果物に対して評価を出す定量評価を重視することが大切です。

定量評価を取り入れることで、担当している業務の範囲や、成果の定義を見直すきっかけにもなるでしょう。

従来の上司が部下を見て評価する定性評価の場合だと、「さぼっているのではないか」と見えない状況の中で推測することになり、成果物に対して評価が出来る定量評価になれば、信頼関係の維持や向上にも繋がり、さぼりの防止に効果が期待できるでしょう。

進捗報告に関するルールを決めておく

進捗報告に関するルールを決めるのは、ジョブ型雇用や評価制度の見直しに比べると手軽に実施出来て、すぐにでも取り入れられる場合もあります。

進捗状況をエクセルなどのフォーマットで管理したり、タスク管理ツールを利用して小まめに報告して、管理しやすい環境を整えることで、ひとりひとりが責任感を持って業務に取り組むよう促すことが出来ます。

進捗報告のルールを設けるためには、

  • 業務内容を明確にする
  • 期限を明確にする
  • 行き過ぎた管理をしない

という点に注意してルール作りを行うことが大切です。

進捗状況の報告に関するルールを定めることで、「ゆっくり仕事をしてしまう」「労働時間での評価だから仕事をしなくても同じ」という見えない環境下でのさぼりを防止するきっかけに繋がります。

中抜け・外出をありにする

在宅勤務では、どうしても離席をしなくてはならないタイミングが発生する場合もあります。

いかなる理由であれ、全ての中抜けや離席を禁止としてしまうと、サボりに繋がる可能性が高くなります。

そのため、最初から中抜けや外出を認める規定を整えておくことも大切です。

  • 離席中は勤務時間に含めない
  • 1回あたりの離席、中抜けの時間を決めておく

というように、私用で離席や中抜けする場合のルールを、会社の規定として設けて、ルールに遵守する形であれば、会社としても離席や中抜けを公式に認めるようにします。

その結果、仕事にメリハリもつき、サボらずに業務に取り組むことが出来ます。

コワーキングスペースの導入

プライベートな環境下で在宅勤務をするのは、そもそも仕事に適した環境でない場合も多く、仕事に集中出来ないことからついサボってしまうというケースもあります。

在宅勤務がしづらい従業員のために、コワーキングスペースを導入するのもサボり対策におすすめです。

コワーキングスペースは、企業や個人事業主が共有して利用するオフィスで、仕事に適した設備が揃っています。

主要駅などアクセスのよい立地に作られることが多く、オフィスに通勤するより利便性がある従業員もいるでしょう。

コワーキングスペースは、個人でも借りることが出来るので、気分転換に利用したり、自宅だと設備が整っていなかったりする人は、利用することで作業が捗ることもありましょう。

また、サテライトオフィスの導入もおすすめです。

サテライトオフィスは、従来のオフィスとは別に小規模で設置するオフィスです。

コワーキングスペースは様々な企業の人が出入りしますが、サテライトオフィスは自社専用となるため、安心して利用することが出来ます。

サボりを防ぐために社員ができること

この見出しでは、サボりを防ぐために社員が出来ることを紹介します。

ON・OFFを意図的に切り替える

仕事とプライベートのON・OFFの切り替えを意図的に行うことで、サボりの防止に繋がることがあります。

仕事モードをONにするために、

  • 仕事用の服装に着替える
  • 部屋を明るくする
  • BGMを決める

というように、仕事モードとして意識が向くようなきっかけを作ります。

プライベートモードでは、

  • 部屋着に着替える
  • 部屋の明るさを落とす
  • パソコンの電源を切ったらストレッチをする

というように、ONとOFFに繋がるようなきっかけを取り入れます。

仕事を行う場所を管理する

在宅勤務では、仕事を行う場所を設けることが重要です。

そもそも自宅は、本来はプライベートな空間であり、リラックスする工夫がされていたり、休むための空間であるため、仕事をするのに適していない環境です。

そのため、仕事を行う場所を整えることがおすすめです。

プライベート空間と仕事をする空間を別室にすることで、集中して仕事をすることが出来ます。

別室にすることが難しい場合は、仕事をするスペースからは、仕事に関係のないものは見えないように片付けをするのがおすすめです。

仕事に必要な環境はしっかり整備

仕事に集中出来る環境を整えることで、集中力が持続し、サボり防止に繋がります。

たとえば、「椅子の座り心地が悪くて長時間座っているのが辛い」「モニターが小さくて見づらい」という場合には、集中力が続かないきっかけになっている原因として、座りやすい椅子に変えたり、見やすいモニターに変えたりすることが大切です。

自宅のネット環境が遅くて仕事が進まない場合には、ネット環境を見直すなど、外的要因のストレスを減らすことが、仕事の効率化に影響していきます。

仕事のスケジュールを管理

在宅勤務の場合にも、仕事をタスク化して、全体のスケジュールを組み立てていきましょう。

たとえば、学校の時間割のように時間を決めて管理したり、「この作業は10時までに終わらせる」という目標時間を定めるスケジュール管理が有効です。

集中力が続かない人や、時間管理が苦手な人は、ポモドーロ・テニクニックを導入するのもおすすめです。

ポモドーロテクニックとは、25分仕事をして5分休憩するというサイクルを繰り返します。

1サイクルで1タスクを終わらせようとする意識が働くため、集中力が持続しやすく、効率アップが期待できます。

適度な休憩・運動で身体の疲労を軽減

在宅勤務でついサボってしまう原因の一つに、肩こりや腰痛、眼精疲労といった身体的なトラブルがあります。

在宅勤務の場合、出社する必要がないため、歩くことが少なくなることで、運動不足に繋がったり、気持ちのメリハリが付かなかったりします。

合間にストレッチを行ったり、適度な運動をすることで、心身ともにリフレッシュすることが出来ます。

適度な運動と休息は疲労の軽減にも繋がるため、在宅勤務では積極的に取り入れていきましょう。

過度なサボり監視は逆効果になり得る

在宅勤務が浸透してきていますが、今まで在宅勤務を取り入れていなかった企業では、在宅勤務で社員が通常通り勤務にあたっているのか、疑ってしまうこともあり得ます。

その結果、仕事を「管理する」ではなく、「監視する」状況になってしまうことが、生産性の低下や従業員のモチベーション低下に繋がる可能性があります。

在宅勤務の場合は、家族を自宅で見ながら仕事をしなくてはいけない社員がいたり、宅配便などの急な来客があったり、周辺環境からの音が集中力の低下に繋がったりすることがあります。

こうしたやむを得ない状況によって作業を中断することがあるというのを、管理する立場の人は理解しておく必要があります。

また、在宅勤務では集中力が続かない状態では様々な弊害が想定されるため、思い切って休憩をとったほうが、効率よく作業を続けられます。

始めからこうしたやむを得ない事情での中断を見込んで、スイッチワークを推奨する企業もあります。

※スイッチワーク・・・メリハリをつけるために、短時間集中で仕事をしながらこまめに休憩や家事などの私用を挟むことを推奨する働き方のこと

在宅勤務のサボりがバレる理由

この見出しでは、在宅勤務中にサボりがばれる理由を紹介していきます。

通信履歴で操作状況を見られる

在宅勤務の場合は、実際に目で見てどのような作業を行っているのか確認することが出来ません。

仕事の進捗を確認したり、どのような作業をしていたのかを管理するために、通信履歴を見られることがあります。

通称アクセスログともいわれる通信履歴を見ることで、どんな作業をいつやっていたのかを特定することが可能です。

その結果、進捗状況が想定よりも悪かったり、スケジュールが進んでいなかった場合に、詳しく操作されるきっかけとなります。

端末管理ソフトウェアで監視されている

端末管理が可能なソフトウェアがインストールされているパソコンを使用すると、パソコンの利用状況が記録され、管理者に送られます。

端末管理ソフトウェアでは、

  • パソコンの起動時間、シャットアウト時間
  • Webサイトの閲覧履歴
  • 利用したアプリケーションの起動時間
  • ファイルの操作ログ

などの情報が発信されてしまうため、いつ何をしたかが全て把握されてしまいます。

進捗が遅く仕事をしてないとバレる

根本的な問題として、仕事の進捗状況が遅ければ、特別な監視ツールを使ったり、管理されたりしなくても、上司に仕事をサボっていることがバレるのは当然です。

管理側である上司は、従業員の1日の業務量や、どこまで進められるかを把握しています。

想定よりも進んでいなかった場合には、管理側は疑問に感じることでしょう。

進捗状況が悪い場合、仕事が進まなかった理由が曖昧であったり、信じてもらえない理由であれば、サボりがばれるのは目に見えています。

パソコンカメラに現在の状況が映る

オンライン会議などを行う場合、パソコンのカメラを通して自宅の仕事環境が写り込みます。

そのため、仕事をサボっている状況がバレやすくなります。

仕事には関係のない漫画やゲームやお菓子がデスク上など、怪しまれる位置にあったりすれば、サボっていたことを疑われることがあるでしょう。

また、オンライン会議で画面を共有する場合に、仕事に関係のないWebサイトやアプリケーションを共有してしまい、サボりがバレるというケースもあるようです。

不自然なコミュニケーション

パソコンの前に座っていれば、送られてきたメールやチャットメッセージへは素早く返信が出来るはずです。

しかし、チャットやメールの返信が通常より遅くなると、サボりを疑われることもあるでしょう。

離席していて返信が遅れてしまったりする以外にも、進捗状況に関する返事が曖昧であったり、電話に対応出来なかったり、電話での回答が曖昧だったりするような、不自然なコミュニケーションが出ることから、サボりを疑われることがあります。

サボりがバレたら正直に打ち明ける

もし、在宅勤務中にサボっていたことがバレた場合、まず重要なことは嘘をついてごまかすことはしないようにしましょう。

下手な言い訳をすることで、より事態を深刻にすることがあります。

まずは休憩していた事実を認めて、謝罪をすることが先決です。

在宅勤務だからといって、息抜きを一切認めないというわけではなく、嘘をついたり誤魔化そうとしたり、言い訳をする状態がチームの雰囲気を悪くしてしまいます。

オフィスワークでも勤務時間中に世間話をしたりすることもあるように、在宅勤務でも多少の息抜きは目をつむってくれるでしょう。

ただし、「子供が泣き出してしまった」「体調が悪かった」「飲み物を取りに行っていた」という、やむを得ない事情があるなら、正直に話しても咎められることはありません。

サボりがバレた場合どんなペナルティがある?

この見出しでは、サボりがバレた場合に起こり得るペナルティを紹介します。

給与が支払われないリスクがある

給与は、実際に行った労働に対して支払われるものです。

在宅勤務でサボっていたことによって、業務を行っていなかったのであれば、その時間は給与が発生する労働時間としてはカウントされることはなく、賃金から差し引くことが可能です。

ノーワーク・ノーペイの原則といい、働いた分に対してだけ支払われるのです。

もし、給与の支給後にサボりが発覚した場合は、会社側から賃金の返還を求められることもあります。

数分程度のサボりや、大きな影響のないサボりならば注意程度で給与への影響はない場合がほとんどですが、まとまった時間のサボりであったり、常習的なサボりがバレれば、給与が減る可能性はあります。

自分だけ出社が義務付けられる

在宅勤務をしていても、オフィスを構えている企業がほとんどです。

在宅勤務でサボってしまうことが常習的であれば、自分だけ出社することが義務付けられる可能性もあります。

当然、会社や上司、同僚からの信頼が無くなります。

また、在宅勤務では通勤にかかる時間をカット出来たり、時間を有効に使えることから、プライベートとの両立もしやすく、働きやすい仕事環境ともいえます。

こうした働きやすい環境も手放すことになります。

人事評価に悪影響を与える

勤務中のサボりは、印象を悪くします。

サボりの内容や、頻度によっては昇給や昇格、昇進といった人事評価にもマイナスな影響が出るでしょう。

会社の上司や、同僚からの信頼も下がってしまうことから、業務がしづらくなったり、業務の振り分け内容が変わったりすることもあります。

また、在宅勤務中に飲酒をしていたなど、業務に大きく影響をするサボりが発覚した場合、懲戒処分の対象となる可能性もあります。

在宅勤務のサボりの実態・バレた場合や企業の対処法についてまとめ

在宅勤務のサボりの実態・バレた場合や企業の対処法についてまとめ
  • 在宅勤務中にサボった経験があるのは約7割を超える結果
  • ON・OFFの切り替えが出来ないことがサボりの要因の1つ
  • 企業は様々なツールを利用しサボり防止を図っている

在宅勤務でのサボり経験は全体の7割にもおよび、サボった経験がある人が多いことが分かりました。

上司と部下では在宅勤務のサボりに対して異なる悩みを抱いており、両者の信頼関係もサボりに影響しています。

サボりがバレることで、働き方に制限が出たり人事評価に影響したりするため、この記事を参考にサボらない環境づくりをしたり、気持ちを切り替える方法を見つけてみましょう。