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「お申し付けください」という表現は、ビジネスや日常生活で頻繁に耳にするものです。しかし、その真の意味や使用の際のポイントは明確に理解している人は少ないかもしれません。

この記事では、その背景、使い方、言い換えや使用例などを詳しく紹介します。

「お申し付けください」の基本的な意味と背景

「お申し付けください」とは「自分にどうぞ言ってください」という意味の表現で、指示や依頼を遠慮なく伝えてほしいと相手に表明する言い方です。

特にビジネスシーンなどでは、相手が遠慮をしそうな場面で、相手の本音や相談を引き出すために使われることが多いフレーズです。

「お申し付けください」を使った例文

ビジネスシーンでの例文

  1. 会議室の予約が必要でしたら、お申し付けください。
  2. 追加の資料や情報が必要であれば、お申し付けください。
  3. 出張の手配やスケジュール調整はお気軽にお申し付けください。
  4. 新しい機器やソフトウェアの導入を希望する際は、お申し付けください。
  5. 事務用品やオフィス機器の不具合があれば、すぐにお申し付けください。
  6. 他部署との連携や調整が必要な場合、お申し付けください。
  7. 研修やセミナーへの参加希望があれば、お申し付けください。

日常生活での例文

  1. ご飯の量が足りなければ、お申し付けください。
  2. 部屋の温度調整を希望する際は、お申し付けください。
  3. タオルやアメニティの追加が必要な場合、お申し付けください。
  4. 車の駐車場を探している際、お近くの場所を知りたければお申し付けください。
  5. 追加の注文や変更があれば、お申し付けください。
  6. 子供用の食器や椅子が必要な場合、お申し付けください。
  7. 電車の乗り換えや最短経路を知りたい時、お申し付けください。

「お申し付けください」の類語と言い換え

「お申し付けください」のビジネスシーンでの類語や言い換え、それぞれのニュアンスは以下の通りです。

  1. 「お知らせいただけますか」
    ニュアンス: 相手から情報を提供してもらうことを依頼する際に使用し、丁寧な表現です。
  2. 「ご教示いただけますか」
    ニュアンス: 相手から何かを教えてもらうことをお願いする際に使用し、尊重の意を含みます。
  3. 「お伝えいただけますか」
    ニュアンス: 相手から情報や意見を伝えてもらうことを頼む際に使用し、コミュニケーションの円滑化を図ります。
  4. 「ご案内いただけますか」
    ニュアンス: 相手から案内や説明を受けることをお願いする際に使用し、協力を促します。
  5. 「お教えいただけますか」
    ニュアンス: 相手から知識や情報を提供してもらうことを依頼する際に使用し、謙虚なトーンを持ちます。

これらの表現は、ビジネスコミュニケーションにおいて、相手に対して情報提供や協力をお願いする際に使われます。

選択する表現は、コミュニケーションの文脈やトーンに合わせて調整されることがあります。

「お申し付けください」の具体的な使用場面5つ

「お申し付けください」はビジネスコミュニケーションにおいて、特定の行動や情報提供を相手に依頼する際に使われる表現です。以下はその具体的な使用場面の例です。

  1. 会議の出席確認
    会議の出席を確認するため、招待された参加者に対して「お申し付けください、出席いただけるかどうか」という形で使用されます。
  2. イベントへの参加登録
    セミナーやカンファレンスなどのイベントへの参加登録を依頼する際、「お申し付けください、参加希望の方はご登録をお願いします。」と使います。
  3. フィードバックのリクエスト
    製品やサービスの改善のため、顧客からのフィードバックを求める際、「お申し付けください、ご意見やご感想をお寄せいただければ幸いです。」と表現します。
  4. 予定の調整
    予定の調整や日程の確認を依頼する場面で、「お申し付けください、最適な日時をお教えいただければ助かります。」と使います。
  5. 問い合わせへの対応
    取引先や顧客からの問い合わせに対して、必要な情報や回答を依頼する際、「お申し付けください、詳細をお知らせいただければと思います。」という形で利用されます。

これらの場面では、「お申し付けください」という表現を使って、相手に対して何かしらの行動を依頼し、円滑なコミュニケーションを促します。

「お申し付けください」を使う際の注意点

「お申し付けください」を使うタイミングとしては、主にサービスを提供する立場の人が、相手の要望や指示を受け付ける際に使用します。

「お申し付けください」を使う際のマナーとしては以下の2点が挙げられます。

  • 使用の際は、相手を尊重し、過度な押しつけ感を持たせないように気を付ける。
  • 「何かお困りのことがあれば、お申し付けください」や「特別なアレルギー等があれば、お申し付けください」という具体的な内容を付け加えての使い方が適切。

「お申し付けください」を使ったビジネスメール例


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「お申し付けください」の意味や使い方・例文まとめ

「お申し付けください」は、相手の要望や指示を丁寧に受け付ける際の表現として広く使われています。

適切な状況やマナーで使用することで、よりスムーズなコミュニケーションが可能となります。