【例文付き】「異存ありません」の意味やビジネスでの使い方・言い換えまで紹介

更新:2023/9/26

日本の言葉やフレーズには、深い意味や歴史がしばしば込められています。「異存ありません」という言葉もその一つ。この表現の意味、使い方、またその背景について詳しく解説します。

「異存ありません」の基本的な意味と背景

「異存ありません」とは、文字通りに解釈すると「異議がない」「異なる意見や考えがない」という意味になります。主に、提案や意見に対して同意する場合や、特に反対の意見がない場合に使用される言葉です。

「異存ありません」という表現は、異議や問題点がないことを伝える際に使用されます。以下は、この表現の類語や言い換えをいくつか示しています。

これらの類語や言い換えも、状況や文脈に応じて適切に選んで使用すると、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。

「異存ありません」という表現は、何らかの提案や計画、意見などに対して「異議がない」「問題がない」と応答する際に使用されます。以下は、「異存ありません」の具体的な使用場面を5つ示しています。

計画の承認時：プロジェクトリーダーが提出した計画案について、上司や関連部署が異議や変更要望を持たずに承認する場合。
会議での意見や提案の合意時：会議で出された意見や提案に対し、参加者全員が異議を持たない場合。例:「皆さん、この方針で問題ないでしょうか？」との問いかけに対して「異存ありません」と回答。
契約や取引条件の確認時：ビジネスパートナーとの間で契約内容や取引条件の最終確認を行う際、特に問題点や修正点がないことを伝える場合。
社内規定や方針の確認時：新しい社内規定や方針が提案され、それに対して各部署や社員からのフィードバックを求められる際、特に問題や異議がないことを伝える場面。
イベントやセミナーの出席者リストの確認時：会社のイベントやセミナーの参加者リストが配布され、確認や修正の意見が求められる際、特に変更点や問題点がないことを伝える場面。

これらの場面では、「異存ありません」という表現を使うことで、提案や計画などに対して、自身や所属する組織が特に異議を持っていないことを明確に伝えることができます。

この言葉は、自らの意見や立場を明確に示す際に使用します。ただし、実際に異存がある場合や、異論が生じる可能性がある場面では慎重に使用する必要があります。

使用する際は、相手の意見や提案を十分に理解してから答えるよう心掛けましょう。例えば、上司からの提案に対して即座に「異存ありません」と答えるのではなく、内容を深く理解し、必要に応じて質問や確認を行った上で答えると、より信頼されるでしょう。

件名:次回の進行計画について

〇〇様

いつもお世話になっております。山田です。

先日送付いただきました「プロジェクトX」の次回進行計画について、社内での確認を行いました。特に異存はございませんので、そのまま進めていただいて問題ございません。

計画通り、次回の打ち合わせを5月10日にさせていただく予定です。場所や時間等、詳細は改めてご連絡いたします。

何か不明点、ご質問等がございましたら、お気軽にご連絡ください。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

「異存ありません」という表現は、ビジネスシーンを中心に、日常生活の中でも様々な場面で使用されます。この言葉を適切に使用することで、スムーズなコミュニケーションを図ることができます。相手の意見や提案を尊重し、自らの意見や立場を適切に伝えるために、この言葉を上手く活用しましょう。