西郷隆盛は、日本の幕末から明治時代にかけて活躍した、影響力のある武士であり、政治家です。彼は、明治維新の中心人物として知られ、その人間味あふれる言動や哲学的思考が多くの人々に影響を与えました。
今回は、そんな西郷隆盛の過去の発言や書簡から、深く感銘を与える名言・格言をいくつかご紹介します。彼の言葉は、自己犠牲と誠実さ、そして日本の歴史における重要な変革期を生きた一人の人物の深い洞察を伝えています。
西郷隆盛の名言23選
- 大事に望みては、機会は是非、引き起こさざるべからず。西郷隆盛
- およそ思慮は平生、黙座静思の際においてすべし。西郷隆盛
- 総じて人は己に勝つをもって成り、自ら愛するをもって敗るるぞ。西郷隆盛
- 我が家の遺法、人知るや否や、児孫のために美田を買はず。西郷隆盛
- 天は人も我も同一に愛し給ふゆえ 我を愛する心をもって人を愛するなり。西郷隆盛
- 人を相手にせず、天を相手にして、おのれを尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。西郷隆盛
- 道は天地自然の未知なる故、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修する克己をもって終始せよ。西郷隆盛
- 功立ち名顕るるにしたがい、いつしか自らを愛する心起こり、恐懼戒慎の意、緩み、驕矜の気、しばらく長じ、その成し得たる事業をたのみ、いやしくも我が事をし遂げんとまずき仕事に陥り、終に敗るるものにて、みな自ら招くなり。西郷隆盛
- 世のすべての人からけなされても落ち込まず、すべての人から褒められてもうぬぼれるな。西郷隆盛
- 功のあった人には禄を与えて、能力のある人には位を与えよ。西郷隆盛
- 人間がその知恵を働かせるということは、国家や社会のためである。だがそこには人間としての「道」がなければならない。西郷隆盛
- 断じて行えば鬼神もこれを避ける命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。西郷隆盛
- 己を尽くして人を咎めず。我が誠の足らざるを常にたずぬるべし。我を愛する心を以って人を愛せ。自己を許すが如く人を許せ。人を責めるが如く自己を責めよ。西郷隆盛
- 天の道をおこなう者は、天下こぞってそしっても屈しない。その名を天下こぞって褒めても驕(おご)らない。西郷隆盛
- 間違いを改めるとき、自ら間違っていたと気付けばそれでいい。そのことを捨てて、ただちに一歩を踏み出すべし。西郷隆盛
- 徳に勤むる者は、これを求めずして、財自から生ず。西郷隆盛
- 小人は己を利せんと欲し、君子は民を利せんと欲す。西郷隆盛
- 急速は事を破り、寧耐は事を成す。西郷隆盛
- 心慮りて白と思えば決然として行う。しばらくも猶予すべからず。心慮りて黒と思えば断然これを行わないことである。西郷隆盛
- 人を相手にせず、天を相手にして、おのれを尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。西郷隆盛
- 道は決して多端なものでない。誠に簡単なものである。ただ白と黒の区別があるだけである。西郷隆盛
- みだりに外国の盛大を羨んで、利害損得を論じ、家屋の構造から玩具にいたるまで、いちいち外国の真似をして、贅沢の風潮を生じさせ、財産を浪費すれば、国力は疲弊してしまう。西郷隆盛
- 過去の過ちを悔しく思い、あれこれと取り繕おうと心配するのは、たとえば茶碗を割ってそのかけらを集めてみるのと同様何の役にも立たぬことである。西郷隆盛
西郷隆盛のプロフィール
西郷隆盛のプロフィールは以下の通りです。
項目 | 詳細 |
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名前 | 西郷 隆盛(さいごう たかもり) |
生年月日 | 1828年1月23日(文政10年12月7日) |
出身地 | 薩摩国鹿児島郡加治屋町(現鹿児島県鹿児島市加治屋町) |
職業 | 政治家、軍人 |
西郷隆盛の名言についてまとめ
今回は西郷隆盛の名言・格言を紹介してきました。彼の言葉は、歴史的背景を超えて現代にも通じる普遍的な真理を含んでおり、私たちの日々の生活に深い洞察と示唆を与えてくれます。
例えば「人を相手にせず、天を相手にして、おのれを尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。」という言葉には、他人の評価に左右されず、自己の誠実さを追求する大切さが表れています。自己と向き合い、内面の充実を求めることの重要性を、私たちに思い起こさせてくれます。
執筆者の目線で、読んだ方々が西郷隆盛の名言から、人生の指針や日々の行動に影響を与える何かを見つけることができれば幸いです。彼の言葉には、時代を超えた人間としての智慧や、心に響くメッセージが多く含まれており、それぞれの名言が、新たな気づきや感動を提供するでしょう。