白洲次郎は、日本の政治家、外交官、そして文筆家として多岐にわたる活躍を見せた卓越した人物です。
今回は、そんな白洲次郎の過去の発言や著書から、彼の思想や哲学を反映する洞察に満ちた名言・格言をいくつかご紹介します。白洲次郎の言葉には、時代を超えて多くの人々に影響を与える力があります。彼の深い知識と独自の視点から生まれた言葉たちは、今もなお多くの人々の心に響き続けています。
白洲次郎の名言23選
- 人に好かれようと思って仕事をするな。むしろ、半分の人には嫌われるように積極的に努力しないと良い仕事は出来ない。白洲次郎
- 永続性のない様なことはせぬがよい、しても無駄だから。白洲次郎
- 臭い物は蓋をしないで、いつか始末しなけりやならないんだから、外へ出したらいいんだ。白洲次郎
- われわれは戦争に負けたが、奴隷になったのではない。白洲次郎
- 弱い奴が強い奴に抑え付けられるのは世の常で致し方なしと諦めもするが、言うことだけは正しいことを堂々と言って欲しい。白洲次郎
- このごろのマスコミの論調をそのまま世論だとお思いめさるな。国民はそんなに軽率でもないし一方的でもありません。白洲次郎
- 地位が上がれば役得ではなく“役損”と言うものがあるんだよ。白洲次郎
- 長く大事に持っているものは人に貰ったものより自分自身の苦心の結晶に限る。白洲次郎
- どうしたらよくなるか、それを工夫してゆくよりしょうがないじゃないか。白洲次郎
- 日本人も日本も欠点だらけらしいが、人間も国家も完全ではあり得ない。白洲次郎
- 今の日本の若い人に、一番足りないのは勇気だ。白洲次郎
- 個人間においても、国際間においても、本当の友情は腹を割り合った仲にのみ生れる。白洲次郎
- 自分の良心はきれいだと思ってるから、人が何言おうと平気なんだ。白洲次郎
- 熱意だよ。日本でも明治維新の時の政治家とか実業家は、熱意があったからあれだけの仕事が出来たんだね。白洲次郎
- プリンシプルとは何と訳したらよいか知らない。「原則」とでもいうのか。白洲次郎
- お偉方諸氏もみんな一度は若かったのだ。白洲次郎
- 現代をあんまり早く掴み過ぎた奴は、いつでも不幸になっちゃうんだ。白洲次郎
- 人様にしかられたくらいで引込むような心臓は、持ち合わせがない。白洲次郎
- このごろ、経済界で、合理化合理化と盛んに、云ってるけど、今の経営者に非常に大事なことは、何よりも先ず心構えを変えることだ。白洲次郎
- 外国なんていう意識がなくなれば戦争もなくなるかも知れぬ。白洲次郎
- 井戸の中の蛙は大海を知らないという諺があったようだが、大事なことは、この蛙が大海を知る可能性がないにしても、井戸の中にいる自分を、井戸の外から眺められることさえ出来れば、用はいくらか足りるような気もする。白洲次郎
- 自分よりも目下と思われる人間には親切にしろよ。白洲次郎
- 仮にも天皇陛下からの贈り物をその辺に置けとは何事か！白洲次郎
白洲次郎のプロフィール
白洲次郎のプロフィールを表にまとめたものです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
名前 | 白洲 次郎（しらす じろう） |
生年月日 | 1902年2月17日 |
出身地 | 兵庫県武庫郡精道村（現在の芦屋市） |
職業 | 実業家、貿易庁長官、東北電力会長等 |
白洲次郎は、日本の戦後復興期に活躍した実業家で、貿易庁長官や東北電力の会長などを歴任しました。彼は吉田茂の側近として活動し、GHQとの交渉にも深く関わっていました。
白洲次郎の名言についてまとめ
今回は白洲次郎の名言・格言を紹介してきました。彼の言葉は、その時代の日本の状況に対する鋭い洞察と、強固な信念を表現しています。彼の言葉には、時代を超えて響く力があります。
例えば、「人に好かれようと思って仕事をするな。むしろ、半分の人には嫌われるように積極的に努力しないと良い仕事は出来ない。」という言葉は、仕事において大切なのは人気ではなく、正しいことを堂々と行う勇気だと教えてくれます。これは今日の仕事環境にも適用できる普遍的な教訓です。
執筆者として、読者の皆さんが白洲次郎の名言から、現代における職業倫理や人間関係のあり方について考えるきっかけになれば幸いです。彼の言葉は、過去の時代を反映しつつも、現代の私たちにも有益な洞察を与えてくれます。それぞれの名言から、新しい視点や生き方のヒントを見出すことができるでしょう。