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ここでは、「お尋ねします」と「お伺いします」の違いについて、それぞれの意味や例文、類語と共に分かりやすく解説します。

「お尋ねします」とは

「お尋ねします」は、相手の意見や情報、知識などを求める表現です。礼儀をもって求める様子を表す敬語の一つで、物事を深く探り明らかにするニュアンスがあります。

「お伺いします」とは

「お伺いします」は、相手に質問をする、または意見や事実を確認するという意味の敬語表現です。尋ねるという行為に対する尊敬の意を込めて使用されます。日常会話からビジネスシーンまで、様々な場面で使うことが可能です。

「お尋ねします」と「お伺いします」の違い

「お尋ねします」と「お伺いします」はいずれも質問する、疑問を確認するという行為を指す表現ですが、使われる文脈やニュアンスに違いがあります。

「お尋ねします」は、「尋ねる」の丁寧な表現となり、主に疑問や質問を行う際に利用されます。情報を得るために正式に質問を行う場合に用いられます。

一方、「お伺いします」は、「伺う」の丁寧な表現で、やはり疑問を持つ者が他者に対して質問を行う場合に使用されます。ただし、「お伺いします」の場合、単に情報を求めるだけでなく、許可を求める、相手の意見を求めるといった意味合いが含まれています。

「お尋ねします」の例文・使い方

  • お名前をお尋ねしてもよろしいでしょうか。
  • その詳細についてお尋ねします。
  • 今後の予定についてお尋ねしてもよろしいでしょうか。

「お尋ねします」は丁寧な言い方で、「質問する」「尋ねる」という意味があります。一般的に敬語として使われ、相手から何か情報を得たい時に使います。しかし、「質問します」や「尋ねます」に比べるとより敬意を表す表現なので、相手を尊重する場面やビジネスシーンなどで使用するほうが適切な場合が多いです。

「お伺いします」の例文・使い方

  1. 「ご意見をお伺いします。」
  2. 「あなたの考えをお伺いします。」
  3. 「明日、お時間がよろしければお伺いします。」

「お伺いします」は尊敬の表現として使われます。一般には、他人の意見や気持ち、情報を取り寄せる際に用いられる言葉です。また、「お伺いします」は尊敬語なので、上司や先輩、お客様など立場が上の人々に対して用いるのが適切です。同等以下の人に対して用いると敬意が足りない、または逆に過剰な敬意を示すことになりますので注意が必要です。言葉遣いによって乱れてしまう人間関係を避けるためにも、相手の立場を考慮し、適切な敬語を使うことが重要です。

「お尋ねします」「お伺いします」の類語・言い換え

「お尋ねします」の類語や言い換え

1. 「お問い合わせします」

ニュアンス: 情報を取得する目的で質問をするときに使います。ビジネスの場面でもよく使われます。

2. 「お探しします」

ニュアンス: 物理的な物を探すだけではなく、情報や答えを探す場合にも使います。

3. 「お訊きします」

ニュアンス: ある情報を得るために、他人に対して質問をすることを指します。

4. 「勘案します」

ニュアンス: 何かを判断するために、それについて考察したり、あるいは意見を求めたりするときに使います。

5. 「調査します」

ニュアンス: 特定の事実を明らかにするために、情報を集めて分析したり検証したりする行為を指します。

「お伺いします」の類語や言い換え

1. 「お聞きします」

ニュアンス: 話し手がまだ知らない情報や、相手の意見を知りたいときに使います。

2. 「問う」

ニュアンス: 直接的に質問をする場合に使われる言葉です。相手に対する敬意を示す言葉としても使われます。

3. 「尋ねる」

ニュアンス: 話し手が知りたい情報を探すため、あるいは確認するために質問をします。

4. 「訪ねる」

ニュアンス: 物事や意見を明らかにするために、特定の質問をするという意味だけでなく、他人の家を訪問するという意味もあります。

5. 「詢ねる」

ニュアンス: ある特定の情報を求めて質問をする行為を指します。敬語表現としても使われます。

「お尋ねします」と「お伺いします」の違いまとめ

「お尋ねします」は具体的な事柄や情報を質問するときに使います。一方、「お伺いします」は相手の意見や感想、状況などを詳しく知りたいときや、相手の希望や要望を聞きたい時に使用します。