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二宮尊徳は、江戸時代後期に活躍した農政家であり、経済学者、思想家としても知られ、倹約と勤勉の精神で多くの人々に影響を与えました。

今回は、そんな二宮尊徳の過去の発言や著書から、篤実で教訓に富んだ名言・格言をいくつかご紹介します。

二宮尊徳の名言23選

  1. 樹木を植えて、30年たたなければ材木にはならない。だからこそ後世のために木を植えるのだ。今日用いる材木は、昔の人が植えたものだとすれば、どうして後世の人のために植えないでよかろうか。
    二宮尊徳​​
  2. 人々にはそれぞれ長所もあり、短所があるのは仕方がない。相手の長じているところを友として劣っているところは友としてはいけない。人の短所を捨て、長所を友とするのだ。
    二宮尊徳​​
  3. 古語に「三年の蓄えなければ国にあらず」といっている。外敵が来たとき、兵隊だけあっても、武器や軍用金の準備がなければどうしようもない。国ばかりでなく、家でも同じことである。
    二宮尊徳​​
  4. キュウリを植えればキュウリと別のものが収穫できると思うな。人は自分の植えたものを収穫するのである。
    二宮尊徳​​​​
  5. 悪いことをした、やれまちがったと気づいても、改めなければしかたがない。世の中のことは、実行によらなければ事は成就しない。
    二宮尊徳​​
  6. 生きているときは人で、死んで仏になると思っているのは間違いだ。生きて仏であるからこそ、死んで仏なのだろう。生きてサバの魚が、死んでカツオになる道理はない。
    二宮尊徳​​
  7. 奪うに益なく譲るに益あり。
    二宮尊徳​​
  8. 大事をなしとげようと思う者は、まず小さな事を怠らず努めるがよい。それは、小を積んで大となるからである。大体、普通、世間の人は事をしようとして、小事を怠り、でき難いことに頭を悩ましているが、でき易いことを努めない。それで大きなこともできない。大は小を積んで、大となることを知らぬからである。
    二宮尊徳​​
  9. 下方向や楽な方に比較をしてものを言う者は怠け者である。まだこんな時間か、まだ仕事や勉強ができると、上方向や困難な方に比較をしてものを言う者は勉強家、働き者である。一言を聞いても人の勤勉・怠惰は分かるものだ。
    二宮尊徳​​
  10. 商売をするときは、金を儲けようなどと考えずに、ひたすら商道の本意を勤めなさい。よく商人の本意を守って努力すれば財は求めなくても集まり、豊かになることは計り知れない。
    二宮尊徳​​
  11. 世間一般の人の願望は、もとより遂げられるものではない。というのは、願っても叶わぬ事を願うからだ。
    二宮尊徳​​​​
  12. 誠実にして、はじめてわざわいを福に変えることができる。術策は役に立たない。
    二宮尊徳​​
  13. 善悪と言っても、天が決めたものではなく。結局、人間にとって便利かどうかだけの話である。
    二宮尊徳​​
  14. 貧富の違いは、分度を守るか失うかによる。
    二宮尊徳​​
  15. 世の人はみんな金銭の少ないのを嫌って、ひたすら多いことを願うけれど、もしも金銭が銘々の願いどおりに多かったとしたら、砂や石となんの違いもない。
    二宮尊徳​​
  16. 一日を怠ければ、一日分の食物を失う。
    二宮尊徳
  17. 人は一人では生きていけない。互いに助け合って生きるのが人間の道だ。
    二宮尊徳
  18. 自然は人間を裏切らない。自然の道に従って生きることが、真の幸せである。
    二宮尊徳
  19. 一つの良い行いは、千の悪い行いを消し去る。
    二宮尊徳
  20. 努力することで、人は成長する。楽な道を選んでは、何も得られない。
    二宮尊徳
  21. 人は自分の行いによって、自分の運命を決める。
    二宮尊徳
  22. 知識は力なり。しかし、それを実行に移すことが最も重要である。
    二宮尊徳
  23. 一つの善行は、何よりの富である。
    二宮尊徳

二宮尊徳のプロフィール

以下は、二宮尊徳のプロフィールを表にまとめたものです:

項目詳細

名前

二宮尊徳(にのみや そんとく)

生年月日

1787年(天明7年)6月4日

出身地

相模国小田原(現在の神奈川県小田原市)

職業

農政家、経済学者、思想家

二宮尊徳の名言についてまとめ

今回は二宮尊徳の名言・格言を紹介してきました。二宮尊徳の言葉は、深い洞察と実践的な知恵に満ちており、私たちの日々の生活や考え方に、豊かな示唆を与えてくれます。

例えば「樹木を植えて、30年たたなければ材木にはならない。だからこそ後世のために木を植えるのだ。今日用いる材木は、昔の人が植えたものだとすれば、どうして後世の人のために植えないでよかろうか。」という言葉には、先見の明と献身的な姿勢が表れています。私たちも、未来を見据えた行動を取ることの重要性を、この言葉から学ぶことができるのではないでしょうか。

二宮尊徳の名言が、皆さんの人生や決断において、少しでも参考になれば幸いです。彼の言葉には、人生における実践的な知恵や、自己成長に役立つヒントが隠されているため、日常の中で何度も思い返す価値があるでしょう。きっと、読むたびに新しい気づきや発見があるかもしれません。