【例文付き】「どうぞよろしくお願い申し上げます」の意味やビジネスでの使い方・言い換えまで紹介

更新:2023/8/6

ビジネスや日常会話においてよく使われる表現「どうぞよろしくお願い申し上げます」。この表現は、単なる挨拶に留まらず、相手に対する敬意と協力の要請を込めた重要なフレーズです。以下ではこの表現の意味、使用場面や言い換え、注意点などを詳しく探っていきます。

「どうぞよろしくお願い申し上げます」の基本的な意味と背景

「どうぞよろしくお願い申し上げます」は、相手に対して何らかの協力や支援を求める際、または関係を築く際に使われる表現です。

日本の文化における人々とのつながりや相互の信頼を重視する背景から生まれた言葉で、相手に対して敬意と期待を込めています。

よく使われる同じ意味を持つ言い換えとしては「何卒よろしくお願いいたします」などがあります。

「よろしくお願いいたします」：最も一般的な使い方で、ビジネスメールや取引の最後に丁寧に使われます。謙虚で丁寧なニュアンスがあります。
「お手数をおかけしますが、よろしくお願いします」：相手に手間や労力をかけることを伝えつつ、丁寧なお願いをする表現です。相手の負担を配慮したニュアンスがあります。
「ご協力をお願いいたします」：相手に協力してもらいたい場合に使われる表現で、共同作業やサポートを依頼するニュアンスがあります。
「ご理解とご協力をお願いいたします」：相手に対して理解と協力を依頼し、共感と協力を期待する表現です。誠意を込めてお願いしています。
「ご支援を賜りますようお願い申し上げます」：相手に対してサポートや援助を期待している場合に使われる堅い表現です。相手の協力を重要視しています。

これらの表現を使う際は、相手との関係やコミュニケーションの文脈に合わせて適切な言葉遣いを選ぶことが大切です。ビジネスメールやビジネスの取引において、相手に対して丁寧で誠意のある言葉を使うことで、信頼関係の構築や円滑なコミュニケーションを図ることができます。

相手に対する敬意を示す際、特に誠意を示したい場面で使うことが重要です。

この表現は相手に対する敬意が強いため、使用する相手や場面によって言い回しを工夫することが重要です。

なお、メールのやり取りが続くと、各メールの末尾が毎回「どうぞよろしくお願い申し上げます」になってしまうことがあります。この場合は適宜末尾を「何卒よろしくお願いいたします」等の類語に変更することで、より自然なやり取りを進めることができるでしょう。

件名: 新商品に関するお打ち合わせのご依頼

△△株式会社の皆様

お世話になっております。山田太郎でございます。

さて、突然のメールとなり恐縮ですが、新商品の導入に関するお打ち合わせをさせていただきたくご連絡差し上げました。

弊社では、最新の製品を提供するために新商品の導入を検討しております。

△△株式会社様の豊富な経験とご尽力をお借りして、最適な戦略を考えるため、お打ち合わせの機会を頂戴したく存じます。

お忙しい中、以下の日程にてお打ち合わせを行えればと存じますが、もし他の日程がよろしければ、お知らせください。

日時: 〇〇月〇日（火）午後2時〜
場所: 弊社オフィス

お打ち合わせの内容としては、新商品の特長や販売戦略について、お互いに意見交換を行いたいと考えております。

ご多忙の中、誠に恐れ入りますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

「どうぞよろしくお願い申し上げます」という表現は、日本の社会におけるコミュニケーションの核心をなす部分です。ビジネスから日常生活においても使いこなせるようになれば、人々との関係構築がさらにスムーズになるでしょう。この記事を通して、その豊かな意味と使い方を理解し、自分の言葉に取り入れてみてください。