裏MBTI診断とは？MBTIとの違いや各裏タイプの相性・診断方法まで解説！

裏MBTI診断とは

裏MBTI診断は、従来のMBTI診断を基にした非公式の性格診断で、SNSを中心に話題となっています。

わずか4つの質問に答えるだけで、16種類の性格タイプのいずれかに分類されます。

各タイプは4つのアルファベットで表現され、自己分析や他者理解の一助として利用されています。

この手軽さが、多くの人々の関心を引き、広がりを見せています。

MBTIとの違い

裏MBTI診断と従来のMBTI診断の主な違いは、診断の公式性と精度です。

従来のMBTI診断は、カール・グスタフ・ユングの心理学的タイプ理論を基に、イザベル・ブリッグス・マイヤーズとキャサリン・クック・ブリッグスによって開発されました。

そのため、正式なMBTI診断は、93の質問に答える必要があり、結果の信頼性と妥当性が高いとされています。

一方、裏MBTI診断は非公式であり、短時間で結果が得られる反面、その信頼性や妥当性については議論の余地があります。

また、裏MBTI診断はエンターテインメント性が強く、自己理解の一環として楽しむ要素が強調されています。

なぜ話題になっているのか

MBTIは広く知られた性格診断ですが、一度診断を受けると「このタイプ」と決まるため、環境や状況によって変わる自分の側面を知りたい人にとっては、少し物足りなさを感じることもあります。

裏MBTIは、そのギャップを埋めるものとして、SNSを中心に広まっています。

特に、TikTokやX（旧Twitter）などのSNSでは「〇〇タイプの人はこんな特徴がある」といった投稿が拡散されやすく、診断結果をシェアし合うことで話題が広がっています。

また、「提督」「怪盗」「文豪」など、ユニークなタイプ名が付けられているため、単なる性格診断ではなく、自分のキャラクターを楽しむ要素も強くなっています。

さらに、診断方法の手軽さも人気の理由の一つです。一般的なMBTIは約90問の質問に答える必要がありますが、裏MBTIは数問の簡単な質問で結果が出るため、気軽に試せます。

この手軽さが、忙しい現代人にも受け入れられやすい要因となり、短時間で楽しめるエンタメコンテンツとして定着しつつあります。

裏MBTIのアルファベットの意味

裏MBTI診断では、4つの対となるアルファベットを用いて性格を分類します。

これはMBTIの16タイプとは異なる視点で、より具体的な性格傾向を捉えるためのものです。

それぞれのアルファベットについて意味を見ていきましょう。

UとO

U（閉鎖性）は、慎重で内向的な性格を示します。

新しい環境や人間関係に対して慎重で、自分の世界を大切にする傾向があります。親しい人との関係を重視し、少人数での深い関係を築くのが得意です。

一方、O（開放性）は、社交的で外向的な性格を示します。新しいアイデアや環境に積極的に飛び込み、好奇心旺盛に物事を受け入れます。

変化も楽しむタイプで、新しいことを学ぶのが好きな人が多いです。

DとG

D（指示性）は、決断力がありリーダーシップを発揮するタイプです。自分の考えを明確に持ち、周囲を引っ張っていく力があります。問題解決の場面では、率先して行動し、チームをまとめることが得意です。

対照的に、G（協調性）は、周囲との調和を大切にする性格を持ちます。

他者の意見を尊重し、衝突を避けながら最善の選択をしようとします。そのため、チームワークを重視し、サポート役としての役割を果たすことが得意です。

CとM

C（認知性）は、物事を抽象的かつ論理的に考える傾向があります。理論や概念を重視し、長期的な視点で考えることが得意です。研究や分析を好み、アイデアを深く掘り下げる力を持っています。

これに対して、M（現実性）は、具体的かつ実践的に物事を捉える性格です。

現実的な視点から問題解決を行い、即座に行動に移すことを重視します。

また、細かい計画を立てるよりも、実際の状況に合わせて適応する力があります。

RとL

R（反応性）は、感情を重視し、直感的に物事を判断するタイプです。

共感力が高く、周囲の感情に敏感なため、相手の気持ちを考えながら行動します。感情が揺れやすいこともありますが、その分、人間関係を大切にします。

対して、L（論理性）は、感情よりも合理的な判断を重視するタイプです。

データや事実を基に結論を導き出し、感情的な影響を受けにくいのが特徴です。分析力に優れ、冷静な視点で物事を判断する傾向があります。

裏MBTIの診断方法

裏MBTI診断は、4つの簡単な質問に答えることで、自分の性格タイプを16種類の中から特定できる非公式の性格診断です。

それぞれの質問には2つの選択肢があり、選んだ内容によってタイプが決まります。

動画や画像についての紹介はこちらの動画を見てください。

参考　https://youtu.be/gtPyWUvDwO4

回転する人影はどちら回りに見えるか？

回転する人影がどちらの方向に回っているように見えるかで、開放性（O）か閉鎖性（U）かが判断されます。

時計回りに見えた場合、「U（閉鎖性）」タイプに分類されます。慎重で内向的な性格を持ち、親しい人との深い関係を大切にする傾向があります。

対して、反時計回りに見えた場合は「O（開放性）」タイプとなり、外向的で社交的な一面を持っています。新しい環境や人間関係に積極的に飛び込むのが得意です。

画像が何に見えるか？

錯視画像を見て、最初に何に見えたかによって、指示性（D）か協調性（G）かが分かります。

芯までかじられたリンゴに見えた場合、「D（指示性）」タイプと判定されます。決断力があり、リーダーシップを発揮することが得意です。

一方で、向かい合う二人の横顔に見えた場合、「G（協調性）」タイプとなります。周囲との調和を大切にし、協力しながら物事を進める傾向があります。

ドレスは何色に見えるか？

かつてSNSで話題になった「青と黒？白と金？」のドレスの色の見え方によって、認知性（C）か現実性（M）かが判断されます。

青と黒に見えた場合、「C（認知性）」タイプとされ、物事を論理的かつ抽象的に捉える傾向があります。

一方で、白と金に見えた場合、「M（現実性）」タイプに分類され、具体的かつ現実的に課題を解決する能力に優れています。

どちらの画像に癒しを感じるか？

癒しを感じる画像の選択によって、反応性（R）か論理性（L）かが判断されます。

動物の画像に癒しを感じる場合、「R（反応性）」タイプで、感情を重視し、共感力が高い傾向があります。

対して、自然の風景画像に癒しを感じる場合は、「L（論理性）」タイプとなり、冷静な判断力を持ち、物事を論理的に整理するのが得意です。

診断結果の決定

この4つの質問の回答を組み合わせることで、あなたの裏MBTIタイプが決まります。

例えば、時計回りの人影が見え（U）、リンゴに見え（D）、青と黒のドレスに見え（C）、動物の画像に癒しを感じた場合（R）、結果は「UDCR」となります。

裏MBTIの16タイプ紹介

裏MBTI診断では各タイプは、開放性と閉鎖性（O/U）、指示性と協調性（D/G）、認知性と現実性（C/M）、反応性と論理性（R/L）の4つの要素の組み合わせで決まります。

それぞれの組み合わせによって、性格の特徴や思考のパターン、人間関係の傾向が異なります。

ここでは、裏MBTIの16タイプについて、それぞれの性格の特徴や強み、適した環境について詳しく解説します。

自分の診断結果と照らし合わせながら、より深く自己理解を深めてみましょう。

ピンクグループ

ピンクグループは、感受性が豊かで人間関係を大切にする傾向があり、独自の哲学や真理を追求するタイプが多いとされています。

曲芸師（UGCL）

曲芸師タイプは、メンタルが強くユーモアセンスがあり、ムードメーカーとして周囲を盛り上げる存在です。手先が器用で、多才な一面を持ちます。

ただし、親しい人からは「目の奥が笑っていない」と指摘されることもあります。

提督（UGMR）

提督タイプは、最もモテるタイプとされ、普段は冷静でクールな印象ですが、いざというときには寄り添う優しさを持つツンデレな一面があります。

また、朝が弱い傾向があり、遅刻しがちな面もあります。

求道者（OGMR）

求道者タイプは、長年同じことに没頭し、深い知識を持つ探究者です。興味のあることには高い行動力を発揮しますが、友人は少なく、人間関係にあまり興味がない傾向があります。

武闘家（OGCL）

武闘家タイプは、勇敢で物おじせず行動する性格です。正直者で、上下関係に厳しい体育会系の気質を持ち、何をさせてもセンスがあるとされています。

グリーングループ

グリーングループは、カリスマ性に優れ、強い意志と行動力を持つタイプが多いとされています。

教祖（ODCR）

教祖タイプは、常識にとらわれない大胆な行動力と高いカリスマ性を持ち、周囲を惹きつける存在です。

独自の信念を持ち、新しい価値観を積極的に取り入れるため、次世代のリーダーとして期待されることもあります。

ただし、他人の評価に左右されず、ストイックな一面も持ち合わせています。

創造者（UDCR）

創造者タイプは、革新的なアイデアを次々と生み出す創造力豊かな人物です。

短期的な集中力が高く、夢中になると周囲が見えなくなるほど没頭しますが、飽きっぽい一面もあります。

常に新しい刺激を求め、クリエイティブな分野で活躍することが多い傾向があります。

統率者（UDML）

統率者タイプは、特定の分野で秀でているわけではありませんが、人望が厚く、周囲から愛されるリーダーシップを発揮します。

高い共感力を持ち、人の感情を察することが得意で、組織やチームをまとめる能力に優れています。

ハンター（ODML）

ハンタータイプは、鋭い洞察力と高い頭の回転を持ち、目標に向かって粘り強く追い続ける性格です。

他人から自分を見透かされていると感じることが多く、心を閉ざしがちな一面もありますが、独自の道を進む強さを持っています。

オレンジグループ

オレンジグループは、強い意志と行動力を持ち、自己の理想や目標に向かって突き進むタイプが多いとされています。

革命家（UDMR）

革命家タイプは、勇気と決断力を持ち、既存の枠組みにとらわれず新しい価値観を生み出すことが得意です。

周囲からの信頼も厚く、リーダーシップを発揮する場面が多いでしょう。

ただし、その大胆な発言や行動が一部の人から反感を買うこともあります。

地面師（UDCL）

地面師タイプは、冷静で戦略的な思考を持ち、目標達成のために効率的な手段を選びます。倫理観よりも結果を重視する傾向があり、その実行力は際立っています。

しかし、その手段が周囲から疑問視されることもあるため、信頼関係の構築に注意が必要です。

文豪（ODMR）

文豪タイプは、豊かな感受性と創造力を持ち、文章や芸術を通じて自己表現を行います。

一人の時間を大切にし、静かな環境で才能を発揮することが多いでしょう。人前に出るのは苦手ですが、内面の世界では深い洞察力を持っています。

武士（ODCL）

武士タイプは、強い忠誠心と責任感を持ち、伝統や規律を重んじます。一度認めた人には全力で尽くし、自己犠牲も厭わない姿勢が特徴です。

しかし、認めていない人には冷淡な態度を取ることがあり、その点で評価が分かれることもあります。

ブルーグループ

ブルーグループは、知的好奇心が旺盛で、分析力や洞察力に優れたタイプが多いとされています。

彼らは深い思考と独自の視点を持ち、物事の本質を追求する傾向があります。

呪術師（OGCL）

呪術師タイプは、神秘的な雰囲気と高い直感力を持ち、未知の領域への探求を好む性格です。

独自の世界観を持ち、伝統や文化に深い興味を示すことが多いでしょう。一方で、現実的な問題への対応が苦手な場合もあります。

軍師（OGML）

軍師タイプは、戦略的思考と冷静な判断力を持ち、組織やチームの中で計画立案や問題解決に力を発揮します。

人間関係においては、感情よりも論理を重視する傾向があり、客観的な視点で物事を捉えることが得意です。

ジャーナリスト（OGCR）

ジャーナリストタイプは、情報収集能力とコミュニケーションスキルに優れ、社会の動向や人々の声を伝える役割を担います。

好奇心が強く、多角的な視点で物事を分析し、真実を追求する姿勢を持っています。

怪盗（OGCL）

怪盗タイプは、独創的な発想と大胆な行動力を持ち、常識にとらわれないアプローチで目標を達成します。

リスクを恐れず、新しい挑戦を楽しむ傾向があり、その自由奔放な性格が魅力とされています。

裏MBTIのタイプ一覧表

ここまで裏MBTIのタイプについて紹介したところで、ここからは一覧表としてまとめていきます。

一覧で確認したい方はぜひ参考にしてみてください！

裏MBTIの相性について

裏MBTI診断では、4つのアルファベットの組み合わせによって性格タイプが決まりますが、相性の良し悪しもこの組み合わせによって影響を受けます。

ここでは、特に相性が良い組み合わせと、反対に衝突しやすい組み合わせについて解説します。

相性のいい組み合わせ

以下で紹介する相性が良い組み合わせは、お互いの特性を補完し合い、自然に協力関係を築ける関係です。

それぞれの個性が相乗効果を生み、円滑なコミュニケーションが取れるタイプ同士の組み合わせを紹介します。

UGMRとODML

UGMR（提督）とODML（ハンター）の組み合わせは、バランスの取れた関係を築きやすい関係です。

UGMRは決断力があり、リーダーシップを発揮するタイプですが、時に感情を抑えがちです。

一方のODMLは、直感的に物事を判断しつつも、冷静な分析力を持っています。

この2つのタイプが組むことで、目標に向かって戦略的に行動しつつ、お互いの長所を活かした関係を築くことができます。

UDCRとOGML

UDCR（創造者）とOGML（軍師）は、知的刺激を求めるタイプ同士であり、互いに新しいアイデアを生み出す関係です。

UDCRは自由な発想を持ち、柔軟な思考で行動しますが、計画性に欠けることもあります。

対してOGMLは、論理的に物事を整理し、戦略的に行動するのが得意なタイプです。

UDCRの革新的なアイデアをOGMLが具体的な計画に落とし込むことで、互いに成長しやすい関係になります。

ODCRとUGCL

ODCR（教祖）とUGCL（曲芸師）の組み合わせは、エネルギッシュで楽しい関係を築くことができます。

ODCRはカリスマ性があり、人を惹きつける魅力を持っていますが、理想を追い求めるあまり周囲との温度差が生まれることがあります。

一方、UGCLは社交的で場を盛り上げるのが得意なタイプで、ODCRの持つ強い信念をサポートする役割を果たします。

この2人が組むことで、お互いにポジティブな影響を与え合うことができます。

相性の悪い組み合わせ

こちらの相性が悪い組み合わせは、価値観や行動パターンが大きく異なり、摩擦が生じやすい関係です。

お互いの違いを理解し、歩み寄ることが重要ですが、放っておくと衝突が多くなる可能性があります。

UDMLとOGCR

UDML（統率者）とOGCR（ジャーナリスト）は、考え方の違いから対立しやすい組み合わせです。

UDMLは組織をまとめる力があり、現実的な視点で物事を進めることを重視します。

一方、OGCRは情報収集と分析を重視し、時には批判的な視点を持つこともあります。

UDMLの「チームで成果を出す」価値観と、OGCRの「事実を深く追求する」価値観が衝突しやすいため、意見が対立することが多いでしょう。

ODCLとUGMR

ODCL（武士）とUGMR（提督）の組み合わせは、互いに強い意志を持ちすぎるため、衝突が絶えない関係になりやすいです。

ODCLは伝統や規律を重んじ、ルールを守ることを大切にします。

一方、UGMRは状況に応じて柔軟に判断し、合理的な決断を下すことを優先します。

価値観が正反対であるため、意見の食い違いが頻発し、協力関係を築くのが難しい場合があります。

UGCLとODMR

UGCL（曲芸師）とODMR（文豪）は、ライフスタイルの違いからすれ違いやすい組み合わせです。

UGCLは社交的で楽しいことが好きなタイプであり、人との交流を大切にします。

一方、ODMRは内向的で、自分の世界に没頭することを好みます。UGCLのアクティブな行動がODMRには騒がしく感じられ、逆にODMRの静かで思索的な姿勢がUGCLには退屈に映ることが多いでしょう。

裏MBTIはあくまでエンタメの一種

裏MBTI診断は、独自の性格分析を提供するものの、科学的根拠に基づいた正式な診断ではありません。

SNSを中心に話題となり、多くの人が楽しんでいますが、MBTIとは異なり、心理学的な理論や研究を背景に持つものではなく、エンターテインメントの一種として考えるべきです。

診断結果を参考にすることで、新しい自己発見があるかもしれませんが、あまり深刻に捉えず、遊びの延長として楽しむのが適切でしょう。

裏MBTIのタイプが自分の性格を完全に決めるわけではなく、あくまでひとつの視点として活用することが大切です。

裏MBTIは仕事に影響がある？

裏MBTI診断はあくまでエンタメ要素の強い診断ですが、自分の行動パターンや人間関係の傾向を知ることで、どのような環境で力を発揮しやすいかを考えるヒントになるでしょう。

例えば、「提督（UGMR）」タイプはリーダーシップを発揮しやすく、決断力が求められるポジションに向いています。

一方、「文豪（ODMR）」タイプは一人での作業やクリエイティブな仕事に適性があり、自由な環境でこそ力を発揮するでしょう。

ただし、裏MBTIの診断結果だけで仕事の適性を決めるのは危険です。

正式な心理学的根拠があるわけではなく、あくまで「こういう傾向があるかもしれない」というレベルのものです。

そのため、自己分析の一環として活用しつつ、実際の経験や適性検査などと組み合わせて考えるのが理想的でしょう。

裏MBTI診断についてまとめ

この記事では、裏MBTI診断の概要、各タイプの特徴、相性の良し悪しについて紹介しました。

裏MBTIは、MBTIとは異なり、エンターテインメント要素の強い診断ですが、自分の新たな一面を発見し、人間関係を見直すきっかけにもなります。

ただし、科学的な根拠に基づいたものではないため、あくまで気軽に楽しむことが重要です。

SNSでシェアしたり、友人と診断結果を比べたりしながら、会話のきっかけとして活用してみてください。

この記事を活かして、より深い自己理解と人間関係のヒントを得るきっかけにしてみましょう。