【例文付き】「厚く御礼申し上げます」の意味やビジネスでの使い方・言い換えまで紹介

「厚く御礼申し上げます」の基本的な意味と背景

「厚く御礼申し上げます」を直訳すると「厚く（深く）感謝します」という意味になります。

「厚く」は深くや強くという意味で、「御礼」は感謝を意味します。「申し上げます」は言うを意味する謙譲語です。相手を尊重し、自分の感謝を伝えるときに使われます。

このフレーズは、非常に感謝の意を強く表すもので、人々が助けてくれたり、恩恵を与えてくれたりしたときに、自分の感謝を伝えるために使われます。

「厚く御礼申し上げます」を使った例文

このフレーズは、ビジネスシーンや日常生活の中で広く使われています。

ビジネスシーンでの例文

• お忙しい中、アドバイスをいただき、厚く御礼申し上げます。
• 皆様の協力により、プロジェクトが成功しましたこと、厚く御礼申し上げます。
• 貴重な情報を提供いただき、厚く御礼申し上げます。
• 度々のサポートをいただき、厚く御礼申し上げます。
• 長期間にわたるご支援、厚く御礼申し上げます。

日常生活での例文

• 皆様の温かい励ましに、厚く御礼申し上げます。
• 非常に楽しい時間を過ごさせていただき、厚く御礼申し上げます。
• 遠くから私を訪ねてくださり、厚く御礼申し上げます。
• ご親切に道を教えていただき、厚く御礼申し上げます。
• お料理を振る舞っていただき、厚く御礼申し上げます。

「厚く御礼申し上げます」の類語と言い換え

多くの類語や言い換えがありますが、それぞれ微妙にニュアンスが異なります。

• 感謝申し上げます: 一般的であり、敬意を表す表現です。
• 心から感謝申し上げます: 感謝の気持ちが深く、心からの感謝を強調しています。
• 重ねて御礼申し上げます: 何度も感謝の意を示し、深い敬意を表します。
• 恐縮ですが、感謝申し上げます: 自分が受け取ったことが大きいことを認識し、謙遜の気持ちを伴った感謝の表現です。
• 深く感謝します: 直訳的で、深い感謝の意を示します。
• 大変お世話になりました: 直接的な恩恵に対して使われます。
• お忙しいところをお邪魔しました: 訪問や会合に対する感謝を表すときに使われます。
• ご厚意に感謝します: 特に大きな恩恵や好意に対して使われます。

「厚く御礼申し上げます」を使う際の注意点

感謝の気持ちを表すタイミングは、相手があなたに何かを提供した後、またはあなたが相手から何かを受け取った後が最適です。

また、この表現は御礼を示す言葉の中でもかなり畏まった言い回しとなります。そのため、これを用いる際は相手が自分よりもかなり目上の人である場合や、重要な取引先など、敬意を表しても違和感のない相手である必要があります。

同僚や部下にこの表現を使うと、変な仰々しさを出してしまうので避けるようにしましょう。

「厚く御礼申し上げます」を使ったビジネスメール例

プロジェクトの進行に関する感謝のメール

件名: XXプロジェクトについての御礼

〇〇様

いつも大変お世話になっております。斉藤でございます。

この度はXXプロジェクトにおけるご協力、誠にありがとうございました。貴重なご意見とご協力のお陰で、プロジェクトは無事に進行することができ、目標達成の大きな一歩を踏み出すことができました。厚く御礼申し上げます。

今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。皆様のご成功とご健康を心よりお祈り申し上げます。

ビジネスミーティングへの参加のお礼

件名: 昨日の会議について

佐藤様、

昨日は時間を割いて頂き、ありがとうございました。佐藤様の示された視点やアドバイスは非常に参考になりました。

これからも引き続きよろしくお願い申し上げます。そして、貴重なご意見と時間を頂きましたこと、厚く御礼申し上げます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

ビジネスの成功を祝うメール

田中様、

いつも大変お世話になっております。斉藤です。

此度のプロジェクトでの成功、心からお喜び申し上げます。その成功は、田中様の尽力と努力の賜物であることは間違いありません。

このような機会を与えて頂き、一緒に仕事をさせていただけること、大変光栄に思います。重ねて、厚く御礼申し上げます。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

「厚く御礼申し上げます」の意味や例文まとめ

ここまで、「厚く御礼申し上げます」の意味、使用例、類義語、効果的な使い方、注意点、そしてビジネスメールでの使用例について説明してきました。

「厚く御礼申し上げます」は、深い敬意と感謝を表現する言い回しであり、ビジネスから日常生活まで幅広いシーンで使うことができます。