「KAGOYA CLOUD VPSって他のVPSとどう違うの?」
「KAGOYA CLOUD VPSの強みや弱点が知りたい」
このようにお考えの方も多いのではないでしょうか。
KAGOYA CLOUD VPSは、カゴヤ・ジャパン株式会社が提供する先進的なクラウド型VPSサービスです。
ここではKAGOYA CLOUD VPSについて、他社と比較したメリット・デメリットやKAGOYA CLOUD VPSがおすすめの人の特徴まで、実際の利用者の口コミをもとに詳しく解説します。
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KAGOYA CLOUD VPSの特徴
項目 | KAGOYA CLOUD VPSの特徴 |
---|---|
月額料金 | 日額20円 (月額上限550円)~ |
初期費用 | 無料 |
CPU | Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2660 v3 1~12コア |
ディスク容量/タイプ | 25~1600GB |
メモリ | 1~32GB |
RAID構成 | サーバータイプによって異なる RAID1/5/6/10対応 |
帯域幅 | 非公開 |
転送量の上限 | 無制限 |
ゲーム向け | ◯ |
Wordpress簡単インストール機能の有無 | ◯ |
バックアップ | Lite:無料 Pro:550円/月~ |
追加ストレージ | 超過分を10GB単位で日額課金 |
お試し期間 | 14日間 |
上位プラン変更 | 移行方法によって課金 |
サポート | メール、お問い合わせフォーム、電話 |
最低利用期間 | 1日 |
KAGOYA CLOUD VPSは国内データセンターにおける高い稼働率、環境構築の手軽さ、スペックの変更や追加の容易さを特徴としています。
10年以上の事業実績を持ち、充実したサポート体制も整っているため開発環境としての利用がおすすめのVPSとなっています。
柔軟な料金プランが魅力的で、多様な機能が充実しており、日本のVPSサービスとしての信頼性と実績を持っています。
KAGOYA CLOUD VPSの機能
<標準機能>
標準機能 | 内容 |
---|---|
コンソール | ウェブブラウザからコンソール経由でサーバーを操作できます。 |
スペック変更 | IPアドレスを変えることなく、即座にスペックを変更することができます。 ※ ストレージ容量の小さいスペックへの変更はできません。 ※ スペックを変更した日は、その日のうちの最上位スペックの利用料金を課金します。 |
IPv4アドレス | インスタンスごとに標準で1つ |
IPv6アドレス | インスタンスごとに標準で1つ |
ローカルネットワーク | 複数のサーバーをローカルネットワーク接続することができます。 ※ 最大5個まで |
セキュリティグループ | ファイアウォール設定をテンプレート化した「セキュリティグループ」を 作成できます。サーバー作成時にセキュリティグループを選択することで、 簡単にファイアウォール設定を行えます。 |
ISOイメージ登録 | お客様独自のISOイメージを登録することができます。登録したISOイ メージからインスタンスを作成することが可能です |
ping監視機能 | ご利用のサーバーごとに設定することで、定期的にpingコマンドによる疎通 監視を行い、ダウン時にはメール通知が可能です。 |
<オプション機能>
機能 | 内容 | オプション価格 |
---|---|---|
スナップショット | ご利用中のサーバーをそのままの状態でイメージバックアップできます。 | 日額 4.4円 保存容量 10GBあたり |
定期スナップショット保存 | 毎日、定時にスナップショットを自動バックアップする設定ができます。 (日時、時刻指定不可、最大7世代)。 | 日額 4.4円 保存容量 10GBあたり |
ロードバランサー | ロードバランサーからWEBサーバーを選択するだけで 負荷分散が可能になります。 ※ ローカルネットワーク数の上限である最大5個まで | 月額 1,100円 日額 40円 |
IPアドレス追加 | IPv4を最大5個まで追加購入できます。 購入したIPはサーバーのサブIPとして設定することができます。 ※ 1つのインスタンスに割り当てることができる追加IPアドレスは1つのみ。 ※ 追加IPの最低利用期間は30日間です。追加後30日間は削除できません。 | 日額 11円 |
独自ドメイン取得 | ドメインの取得、移管申請作業をすべてコントロールパネルで行えます。 | gTLDドメイン JPドメイン .kyotoドメイン |
SSL証明書 | SSL証明書の取得代行サービス。 取得、更新はすべてコントロールパネルで行えます。 ※IISでご利用頂く場合は発行されたSSL証明書をお客様でpfx形式に変換頂く必要があります | 9,350円~ |
SSL設置代行サービス | エンジニアがお客様に代わり、作業を代行します。 | 11,000円 / 1回 |
KAGOYA CLOUD VPSの良い評判・口コミ
手軽さとコスト重視でGMO、さくらと併用していますが、国内にあるサーバーですので、安心感があります。
また、WindowsServerOSもあり、他の会社と比べても安く利用できるので重宝します。
立ち上げも他のサービスと比べても甲乙つけ難いくらいに簡単です。
ストレージは昔からKagoyaCloud VPSの勝ちですね…200GBが月額880円は意外とかなり便利なんよ…
KAGOYA VPSの4Core/4GB/600GBプランがコストパフォーマンスぶっ壊れだと私の中で話題に
KAGOYA CLOUD VPSの利用者からは「手軽に使える」「リソースに対するコスパも良い」と、ほかサービスに比べて容量の面でのコストパフォーマンスが高い点に関する口コミが多く見られました。
容量は運営するサイトなどに内包できるものの最大量なので、正直多ければ多いほど嬉しいです。
また、国内サーバーであることの安心感を評価する声も見られました。
KAGOYA CLOUD VPSの悪い評判・口コミ
低スペックでの利用料金はお得なのですが、ある程度のスペックでの契約になると一気に料金が上がる印象です。
なので、複数インスタンスにしたくても、どうして複数契約になり、契約管理が大変になってしまいます。
スペックが一つ上の6Core/8GB/800GBのプランは大体相場通りなので4Core/4GB/600GBを2個借りる方が25%安くなるという
KAGOYA CLOUD VPSではスペックが上がるにつれて、他のサービスに比べて優れていたコスト面の優位性が失われてしまう点を指摘する口コミが散見されました。
そのため、最初から大規模なコンテンツを想定している場合は他サービスのほうがコストが抑えられる可能性がある点に注意しましょう。
KAGOYA CLOUD VPSの料金を他社と比較
KAGOYA CLOUD VPSの料金プランには「スタンダード」と「大容量」の2つのオプションがあります。
スタンダード
メモリー(プラン) | 日額 | 上限月額 | CPU | SSD |
---|---|---|---|---|
1GB | 20円 | 550円 | 1コア | 25GB |
2GB | 32円 | 880円 | 2コア | 200GB |
4GB | 55円 | 1,540円 | 4コア | 30GB |
4GB | 126円 | 3,520円 | 4コア | 800GB |
8GB | 252円 | 7,040円 | 6コア | 800GB |
32GB | 1,006円 | 28,160円 | 12コア | 1600GB |
このプランはCPUやメモリのコストパフォーマンスを重視している方におすすめです。
なお、KAGOYA CLOUD VPSでは基本的に日額課金制度となっています。上限月額に達することがなければ、上限よりも安い料金で毎月利用が可能です。
大容量
メモリ | 日額 | 上限月額 | CPU | SSD |
---|---|---|---|---|
2GB | 32円 | 880円 | 2コア | 200GB |
3GB | 63円 | 1,760円 | 3コア | 400GB |
4GB | 95円 | 2,640円 | 4コア | 600GB |
4GB | 126円 | 3,520円 | 6コア | 800GB |
8GB | 252円 | 7,040円 | 6コア | 800GB |
16GB | 503円 | 14,080円 | 8コア | 1000GB |
32GB | 1,006円 | 28,160円 | 12コア | 1600GB |
このプランは画像や動画などの大容量データを活用したい方におすすめです。
Windows版
メモリー | 日額 | 上限月額 | CPU | SSD |
---|---|---|---|---|
1GB | 28円 | 770円 | 1コア | 35GB |
2GB | 38円 | 1,045円 | 2コア | 40GB |
4GB | 142円 | 3,960円 | 4コア | 120GB |
6GB | 228円 | 6,380円 | 6コア | 120GB |
8GB | 433円 | 12,100円 | 8コア | 200GB |
16GB | 804円 | 22,495円 | 10コア | 600GB |
WindowsのVPSも別プランとして用意されています。
スタンダードと大容量の違い
スタンダードプランはCPUやメモリのコストパフォーマンスを重視しているのに対し、大容量プランは大容量データの活用に適しています。
インスタンスの停止中も料金が発生しますが、インスタンスを削除すれば、削除日の翌日から料金は発生しません。
「スタンダード」と「大容量」間でスペック変更はできませんが、スナップショットを使用してインスタンスの移行は可能です。
KAGOYA CLOUD VPSはプランが分かれているので他のVPSとのコスト比較が少し難しいですが、総じて利用料金は安いです。
さらに初期費用が無料であるほか、日額で料金が決まるので手軽にサービスを始めることができるでしょう。
KAGOYA CLOUD VPSの他社と比較したデメリット
メモリ1GBプランのスペックが低い
メモリ1GBプランのスペックはvCPU1コア・SSD25GBととても低いです。
基本的には動作検証用のプランとして提供されているもので、実際の本番環境には4GBプラン程度性能が必要になる可能性が高い点に注意しましょう。
長期間契約による料金割引がない。
一般的に長期利用になればなるほど、料金が割り引かれていきますが、KAGOYA CLOUD VPSのプラン料金は長期割引が基本的にありません。
そのため長期利用の場合だと、ほかのVPSサービスと比較して割高な料金になってしまう場合があります。
KAGOYA CLOUD VPSの他社と比較したメリット
日額制の料金設定
日額制の料金方式で、プラン変更をせずに1ヶ月利用した場合は、月の日数に関係なく月額上限料金を超えることはありません。
さらに、上限価格が他の主要サービスと比較的に安価に設定されているためコスパよく使うことができます。
サービス名 | 月額料金 |
---|---|
KAGOYA CLOUD VPS | 日額20円 (月額上限550円)~ |
ABLENET VPS | 554円/月~ |
ConoHa VPS | 682円/月~ |
WebARENA Indigo | 319円/月~ |
Xserver VPS | 830円/月~ |
お名前.com VPS | 873円/月~ |
さくらのVPS | 616円/月~ |
ただし上述の通り最安プランだとスペック不足が否めないので、利用目的にあったプランを選択する必要がある点には注意しましょう。
強固な地盤の地域にデータセンターがある
KAGOYA CLOUD VPSのデータセンターは「けいはんな学研都市」に位置しています。
この地域は30年以内に大災害が発生する確率が0~5%となっており、強固な地盤を持った地域です。
いくらセキュリティが強くても物理的に壊れてしまえばしょうがありませんが、カゴヤではそのリスクを極限まで減らしています。
プランが豊富で容量も多い
KAGOYA CLOUD VPSはプランの選択肢が幅広く、上位プランになるに連れて容量も上がっていきます。
他のサービスだとCPUやメモリの性能が上がっても容量は100GB据え置きの場合などがありますが、KAGOYA CLOUD VPSは性能に合わせて容量もしっかりと増えるため、スケールアップのためにさらに大規模なディスク容量をもつサービスを探して変更する必要がありません。
KAGOYA CLOUD VPSの使用感は?
通信速度・安定性
カゴヤジャパンのサーバーは、KUSANAGIを使用しており、世界最高速クラスのWordPressの実行環境が提供されています。
サーバー環境を最適化することでサイトの表示速度を通常の10倍に高速化しています。
さらに、カゴヤクラウドVPSは稼働率99.999%を誇り、サービスの中断やダウンタイムを極力避けたいユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
セキュリティ・安全性
カゴヤジャパンは、京都府内の災害に強い「けいはんな学研都市」に自社のデータセンターを設置しており、高いセキュリティを誇ります。
さらに自社所有のデータセンターでは、専任技術者がサーバーの管理・運用を行っています。
これにより、カゴヤジャパンのサービスは非常に信頼性が高いとされています。
SSLサーバー証明書
KAGOYA CLOUD VPSのSSLサーバー証明書は、ウェブサイトのセキュリティを向上させるための重要なツールです。
これにより、個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータを通信の暗号化によって保護し、フィッシングサイトなどからのなりすまし対策も可能になります。
また、SSLサーバー証明書を利用することで、ウェブページの読み込み速度が向上し、Googleなどの検索エンジンでの検索結果の順位も改善される可能性があります。
KAGOYA CLOUD VPSのSSLサーバー証明書の取得プロセスは以下の通りです。
- KAGOYAのサービスを契約し、アカウントを登録します。
- 登録したアカウントでコントロールパネルにログインし、SSLサーバー証明書購入メニューから申し込みます。
- ドメイン名の使用権確認メールが届き、承認手続きを経て審査が開始されます。申請内容により書類や電話確認が必要な場合があります。
- SSLが発行されるとメールで通知が届きます。レンタルサーバーやWordPress専用サーバーの場合、KAGOYAにて設置作業が完了後にメールでお知らせがあります。VPSやFLEXの場合はコントロールパネルからダウンロードできます。
スナップショット機能でバックアップ
KAGOYAのバックアップサービスは、コントロールパネルを使用して指定したスケジュールで外部ストレージにデータを自動バックアップするサービスです。
世代管理が可能で、必要な時点のバックアップデータでリストアができます。
「日次、週次、月次」のスケジュール登録が可能で、設定した内容・時刻で自動的にバックアップが行われます。
データ損失や誤って上書きした場合、必要な箇所のみの復旧も可能です。
問い合わせ・サポート体制
カゴヤジャパンのサポート体制は非常に充実しており、ユーザーが問題やトラブルに直面した際に迅速に対応してもらえる安心感を提供しています。
サポートサイトには「よくある質問」やマニュアルが分かりやすく設計されており、ユーザーが自分で解決策を見つける手助けとなります。
また、電話でのサポートも提供されており、対応時間は土日祝日と自社指定日を除いた10:00~17:00の間です。サポートスタッフとの直接のやり取りが可能で、その丁寧な対応が評価されています。
KAGOYA CLOUD VPSは無料で使える?
KAGOYA CLOUD VPSでは、無料お試し期間が14日設けられています。
この期間内であれば無料で使うことができ、もし合わなければ解約することで費用が発生することなく退会が可能です。
KAGOYA CLOUD VPSの解約方法
KAGOYA CLOUD VPSの解約方法は以下の通りです。
- KAGOYAの公式サポートページにアクセスします。
- 解約したいVPSの「契約情報」ページに移動します。
- 「解約手続き」ボタンをクリックします。
- 解約理由を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
- 解約内容を確認し、「解約する」ボタンをクリックします。
これで解約手続きが完了します。
最低契約期間は?
KAGOYA CLOUD VPSの最低契約期間は1日です。
そのため、最低契約期間は無いと考えて良いでしょう。
解約時の返金対応
6ヶ月一括支払いや12ヶ月一括支払いでのご利用中の場合、長期一括払いによる割引が適用されているため、途中解約による返金は行われません。
もしかしたら途中で解約するかもしれない場合は、長期契約はしないでおきましょう。
解約後の再契約は?
復旧となるか、再度新規契約となるかは復旧期間を過ぎているかどうかによって変わります。
復旧の手順
- 復旧申請の条件: 自動更新されず、廃止となった場合でも、一定期間内であれば復旧申請ができます。
- 復旧申請の方法: ドメインの復旧を希望する場合、KAGOYAのサポートセンターにお問い合わせください。
- 復旧申請フォームの受け取り: 復旧可能期間であれば、KAGOYAから「ドメイン復旧申請フォーム」がメールで送信されます。
- 復旧申請の提出: 受け取った「ドメイン復旧申請フォーム」に必要事項を記入し、メールで返信することで復旧の申請が完了します。
復旧可能期間
gTLDドメイン(例: .com, .netなど): 有効期限後39日以内。有効期限(廃止日)を75日経過すると再取得が可能です。
JPドメイン(汎用・都道府県型): 有効期限後20日以内。有効期限(廃止日)を1ヶ月経過すると再取得が可能です。
属性型・地域型(LG.JPは除く): 有効期限後20日以内。有効期限(廃止日)を6ヶ月経過すると再取得が可能です。
復旧費用
復旧費用は前払いとなります。復旧料金および更新費用をKAGOYA指定の口座に振り込み、入金が確認された後、復旧手続きが開始されます。
gTLDドメイン(.com .net .org .biz .info): 20,691円
JPドメイン(.jp .co.jp .or.jp .ne.jp .gr.jp .ed.jp .ac.jp .go.jp など): 5,500円
.kyotoドメイン(.kyoto): 27,500円
注意: 廃止取下げ申請がレジストリにより却下された場合でも、返金は行われません。
KAGOYA CLOUD VPSがおすすめなのはどんな人?
ここまでKAGOYA CLOUD VPSの特徴や評判について見てきました。
では実際どのような人に適したサービスなのでしょうか?
KAGOYA CLOUD VPSがおすすめな人
低コストでVPSを運用したい人
KAGOYA CLOUD VPSは、日額20円からの利用が可能で、初期費用が無料です。
高性能を持ちつつ、コストパフォーマンスに優れているため、低価格でVPSを運用したい方に最適です。
特にスタートアップ企業や個人でのプロジェクトにおすすめです。
1日単位でスポット利用したい人・最安のWindowsVPSを探している人
KAGOYA CLOUD VPSの特徴として、日額20円からの利用が可能であり、スペックの変更もコントロールパネルから簡単に行えます。
このため短期間のプロジェクトやテスト環境としての利用に適しています。
また、Windows環境でのVPSを求める方にもおすすめです。
Minecraftのマルチサーバーを立てたい人
人気のゲーム「マインクラフト」のマルチプレイサーバーの構築にもKAGOYA CLOUD VPSは適しています。
高い稼働率と365日のサポート体制により、安定したゲーム環境を提供できるでしょう。
WindowsでFXのMT4を使いたい人・ビジネス用途向けのVPSを探している人
ビジネスの成長や変化に柔軟に対応できるスペック変更機能や、複数のサーバーでのローカルネットワーク構築が可能なKAGOYA CLOUD VPSは、ビジネス用途に特に適しています。
特に、FXのMT4をWindows環境で利用したい方や高品質なVPSサービスを求めるビジネス・法人向けの方におすすめです。
KAGOYA CLOUD VPSはおすすめできない人
サーバー管理の知識がない方
VPSは仮想専用サーバーであり、サーバーの管理権限を利用者に与えるため、サーバーの設定や管理に関する知識が必要です。そのため、サーバー管理の知識がない方には少しハードルが高いかもしれません。
低コストでサービスを利用したい方
VPSは専用サーバーに近い環境を提供できるため、一般的な共有サーバーよりも料金が高くなることがあります。そのため、低コストでサービスを利用したい方にはあまり適していないかもしれません。
手軽にウェブサイトを公開したい方
VPSは自由度が高い反面、ウェブサイトの公開なども自分で設定する必要があります。そのため、手軽にウェブサイトを公開したい方には、ウェブホスティングサービスの方が適しているかもしれません。
KAGOYA CLOUD VPSでワードプレスを始める方法
KUSANAGIの初期設定方法
仮想マシンにログインし、初期設定を行います。初期設定には「KUSANAGIコマンド」を使用します。
次にホスト名を指定します。事前に独自ドメインの正引きの設定を追加しておく必要があります。
CentOSやKUSANAGIシステムのアップデートを行います。
# yum update kusanagi -y
# yum --enablerepo=remi,remi-php56 update -y
その後、サーバーを再起動します。
# reboot
再度ログインし、rootユーザーへ切り替えます。
KUSANAGI仮想マシンにおけるLinuxやデータベースのユーザーパスワードを設定します。
kusanagi init
- タイムゾーン、ロケール、キーボードタイプを設定します。
- ユーザーkusanagiのパスワードを設定します。
- ユーザーkusanagiのSSHユーザ鍵を作成します。
- Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースを選択し、設定します。
- 初期設定が完了すると、以下のメッセージが表示されます。
KUSANAGI initialization completed
ここまででまずはKUSANAGIの初期設定が完了です。
KUSANAGIのプロビジョニング
KUSANAGIのプロビジョニングとは
KUSANAGIの初期設定が完了した後、WordPressなどを使用するためのプロファイルを作成します。
このプロセスにより、Webサーバの設定ファイル、MySQLのデータベース、ドキュメントルートなどが配置されます。
KUSANAGIでは、WordPress、Concrete5、Drupal8、LAMPをプロビジョニングできます。
今回はWordPressを使うことを前提で進めます。
kusanagi provision コマンド
プロビジョニングはkusanagi provisionコマンドを使用して行います。
オプションを指定しない場合、WordPressがデフォルトでインストールされ、必要な設定は対話式で選択します。
WordPressの言語選択
インストール時の言語選択を行います。対話形式でen_USまたはjaを選択します。
ホスト名の設定
使用するホスト名(FQDN)を入力します。例: kusanagi.tokyo
Let’s Encryptの設定
指定したホスト名に対応するLet’s EncryptのSSL証明書を発行します。メールアドレスを入力することでLet’s Encryptの使用に同意します。
データベース名の設定
データベース名を設定します。例: wordpress_db
データベースユーザー名の設定
データベースのユーザー名を設定します。例: kagoya
データベースユーザーのパスワードの設定
データベースユーザーのパスワードを設定します。
プロビジョニングの完了
上記の設定が完了すると、WordPressの場合インストールの進行状況が表示され、
最終的にプロビジョニングが完了した旨のメッセージが表示されます。
WordPressのインストールして始める方法
WordPressのインストールを開始します。まずは設定したURLにアクセスします。
URL: https://(ドメイン名)/wp-admin/setup-config.php
こちらのURLにアクセスすると「WordPressへようこそ。」の画面が表示されます。
データベースの設定
画面左下の「さあ、始めましょう !」をクリックして、データベース接続情報の設定を行います。
- データベース名: KUSANAGIのプロビジョニングで設定したデータベース名を入力
- ユーザー名: データベースユーザー名の設定で設定したユーザー名を入力
- パスワード: データベースユーザーのパスワードの設定で設定したパスワードを入力
- データベースのホスト名: デフォルトの「localhost」を使用
- テーブル接頭辞: デフォルトの「_wp」を使用
- インストールの実行: 「送信」をクリックした後、「インストール実行」をクリックします。
必要情報の入力
WordPressサイトの基本情報やサイト管理者のユーザー情報を入力します。
- サイトのタイトル: 任意のサイトのタイトルを入力
- ユーザー名: 管理者権限でログインするためのユーザー名を入力
- パスワード: 管理者権限でログインするためのパスワードを入力
- メールアドレス: 通知メールを受け取るメールアドレスを入力
インストールが完了すると「成功しました !」と表示されます。
管理画面へのログイン
「ログイン」をクリックします。
先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力してログインします。
ログインが成功すると、ダッシュボードが表示されます。ここからKUSANAGI専用の高速化に関する設定などが行えます。
トップページの表示確認
管理画面の左上のサイトのタイトルをクリックして、トップページの表示を確認します。
以上で、KAGOYA CLOUD VPSでのWordPressのインストールは完了です。
KAGOYA CLOUD VPSについてまとめ
- 開発環境・テスト環境をすぐに用意したい方におすすめ
- 料金プランを細かく選べて、日額制だからコストをおさえて利用可能
- WordPressを高速で実行可能な「KUSANAGI」を利用可能
KAGOYA CLOUD VPSの評判やほかサービスとの比較した長所などをみてきました。
とくに提供されている料金プランが細かく別れており、これにより需要に合わせた選択が可能です。
お試し期間が14日間設けられているため、まずは無料で始めてみましょう。