テック文庫

「VPNの導入を検討しているけど、どれがいいのかよくわからない」

「結論一番いいVPNがどこなのか教えてほしい!」

このようにどのVPNサービスを契約したらいいのか迷っている方もかなり多いのではないでしょうか。

公式サイトを見ても情報が多すぎて整理するのが難しいですし、初めてVPNサービスを利用する場合はどんなポイントに注目して比較するべきなのか困ってしまいますよね。

そこで今回はおすすめなVPNサービスをピックアップし、それらのVPNがどんな用途に最適なのかまで紹介します!

この記事でわかること
  • 各サービスの特徴や違い、項目別に比較して見た優劣
  • 【比較してみた】どのVPNサービスを選ぶべきか
  • VPNサービスの選び方・注意するポイント


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VPNおすすめランキング

まず結論として「これを契約しておけば万事解決!」という完璧なVPNサービスというのは残念ながら存在しません。

どのVPNサービスがおすすめなのかについては、用途によって様々だからです。

仕事用に使うならセキュリティがしっかりしていて、固定IPが使えるものが良いですし、海外旅行に行くなら日本のサービスへしっかり対応しており、滞在先の国にもサーバーを持つものを選ぶべきです。

まずはおすすめのVPNについて、それぞれの特徴とどんな用途におすすめなのかを解説していきます。

NordVPN

項目NordVPNの特徴
月額料金¥1,920~/月
年額料金¥660~/月
長期料金¥440~/月(2年)
サーバー設置国数・台数60国以上・5900台以上
通信速度高速
暗号化技術256bit AES
独自の機能NordLynx・CyberSec機能・Double VPN・ダークウェブモニタリングなど
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無
キルスイッチの有無
固定IPサービスの有無オプション(¥780/月)
同時接続可能台数6台
日本語対応
サポート体制FAQ/メール/ライブチャット
返金保証期間30日

NordVPNは数あるVPNサービスの中でも最大手サービスのひとつです。

最先端の技術を採用した独自の機能と、運営会社であるNordSecurityの実績に裏付けられたセキュリティの信頼性と、超高速で軽量な通信規格である「NordLynx」など、隙が無いサービスを提供しているのが特徴です。

NordVPNを選ぶメリットは圧倒的な安心感

他社と比較したときに際立つのは、圧倒的に安心して利用できる点です。

VPNを利用するにあたって、必要な機能が備わっていることは重要ですが、最も重要なのは安心できること、すなわちサービスの信頼性です。

多くのVPNサービスは「ノーログポリシー」を掲げていますが、利用者側がこのポリシーを実際に会社側が守っているかどうかを確認することはできません。

NordVPNでは「PricewaterhouseCoopers AGスイス」による監査を2018年と2020年に、2022年には「Deloitte」による監査が行われ、その結果、NordVPNのノーログポリシーに偽りがないことが証明されています。

さらに、万が一VPNとの接続が切断されてしまった際にはネットワークから端末を切り離す「キルスイッチ」も搭載しています。

このようにNordVPNには利用者のデータを保護し、漏洩を防ぐ機能が整っているため、安心して利用することができるのです。

NordVPNは数多の用途におすすめな高性能&万能なVPN

NordVPNにはほとんど全てが揃っています。

高速な通信速度は高画質な動画視聴やオンラインゲーム用途に恩恵があり、高度なセキュリティ対策とオプション(有料)で選べる固定IPはビジネス用途に対応できます。

そのため、ほぼすべての需要に対応しているため一部を除いてどんな用途にもおすすめできます。

しかし、用途との相性を確認せずにとりあえず契約してしまうのは少し早計です。

しっかりと以下の弱点が用途に不都合を及ぼさないかの確認を行いましょう。

弱点は少し高めの料金と中国での利用が制限されていること

高性能で万能なNordVPNにも他社と比較するといくつか弱点があります。

まず、料金の面で他社と比較するとやや高価です。

性能と価格のバランスを見ればコスパはかなり良いのですが、用途によっては性能が過剰で、ここまでの機能を持つサービスでなくても良い場合があるでしょう。

また、中国からの利用は2023年12月現在は不可であることも注意が必要です。

元々は利用できたのですが、現在では対策されてしまいNordVPNを中国国内で利用することができません。

こちらに関しては公式からも以下のような声明が出されています。

注意:残念ながら、最近、手動接続とアプリケーションのためのサーバー構成がブロックされたため、現在、中国の地域で接続に関するいくつかの問題が発生しています。当社の開発者はこの問題を認識しており、できるだけ早く修正するよう取り組んでいます。ご不便をおかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。

NordVPN公式サイト


MillenVPN(ミレンVPN)

項目MillenVPN(ミレンVPN)の特徴
月額料金¥1,738~/月
年額料金¥594~/月
長期料金¥396~/月(2年)
サーバー設置国数・台数72国以上・1,300台以上
通信速度高速
暗号化技術256bit AES
独自の機能MillenVPN Native・MillenVPN Native OpenConnect
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無無し
キルスイッチの有無〇(Windowsのみ)
固定IPサービスの有無MillenVPN Native(無料オプション)で利用可能
同時接続可能台数10台
日本語対応〇(国産VPN)
サポート体制ヘルプセンター・お問い合わせフォーム
返金保証期間30日

MillenVPN国産の中では最大手のVPNサービスです。

サービス全体が日本語で提供されており、契約から利用>サポート>解約までスムーズに行うことができます。

また、国産のVPNサービスであることから日本のサービスへの対応が豊富です。

国産でノーログポリシーを持つのはMillenVPNにしかないメリット

国産のVPNは全般的に海外製のVPNに比べてノーログポリシーを掲げていないサービスが多いように感じています。

確かに日本には個人情報保護法(PIPA)や電気通信事業法が整備されており、一般的に個人のプライバシーを保護するための枠組みを提供していますが、直接的にノーログポリシーがなくてもプライバシーが守られるという関連があるわけではありません。

MillenVPNは国産の中でも稀有なノーログポリシーを持つVPNサービスで、この2つを兼ね備えていることが最大のメリットであると言えそうです。

もちろん上記以外にも、通信速度はVPN未使用時と比較しても遜色なく、ストレスフリーでインターネットの利用が可能である点や、動画視聴サービスの対応表が明確で、どのサービスが利用可能か一目でわかる利便性があります。

さらに、最大10台のデバイスを同時に接続できるため、複数のデバイスを持つユーザーにとっても便利です。

対応している動画サービス一覧

MillenVPNは対応している動画サービスを明確にしています。

VPNはコンテンツサービス側によってアクセスを制限されてしまう場合もあるのですが、MillenVPNは強気に対応を明記しているあたりに自信が伺えます。

このようにはっきりと対応していることを明記してくれていると、利用者側としては安心して使うことができますね。

グローバル

国内

NETFLIX

hulu

YouTube

TVer

YouTube Premium

DMM.com

prime video

U-NEXT

DAZN

Abema tv

DISNEY Plus

niconico

QIY

WOWOW

ANYWHERE Plus

music.jp

VIU

TELASA

Spotify

VideoMarket

Rakuten VIKI

radiko

MBC

DAM

France tv

J:COM

TVING

JTBC

SBS

1週間、2週間の利用に適したプランも用意されている

ほとんどのVPNサービスは1カ月・1年・2年の料金プランが用意されている場合が多いですが、Millen VPNでは「7日プラン(税込¥638)」「15日プラン(税込¥1,078)」という短期的な期間設定が用意されています。

長期的な利用を考えている人には関係ないですが、一時的な海外滞在の際に利用するにはちょうどいいプランですね。

MillenVPNは特に旅行や出張に適したVPNサービス

MillenVPNは、「短期契約プランを提供していること」「中国のようなインターネット制限が厳しい国での利用にも対応していること」の2点から旅行に適しています。

そして、「追加料金なしで固定IPアドレスが利用できる」ことから出張などのビジネス用途にも適していると言えます。

また、日本語サポートの充実や動画配信サービスへの対応が評価されているため、日本語でのサポートが必要なユーザーや、海外の動画サービスを視聴したいユーザーにも適しています。

機能はそこまで充実していないのがデメリット

MillenVPNは、機能面が必要最低限に留まっており、高度な機能を求めるユーザーには物足りない可能性があります。

サーバー数は国産の中では多い方ですが、世界的にみると比較的少なく、ピークタイムなどの混雑時にはサーバーの安定性に劣る場合があるため、接続に問題が生じることもあります。

また、VPNサーバーとの接続が途切れてしまった際に自動でインターネット接続ごと切り離してくれる安全保護機能である「キルスイッチ」WindowsPCのみの対応となっており、他OS利用者は

「気づいたらVPNを介した通信がされてなくてセキュアではない状態に陥っていた」

という状況になりかねず、注意が必要なのがネックであり、改善の余地があるポイントかなと感じます。


ExpressVPN

項目ExpressVPNの特徴
月額料金$12.95/月
年額料金$6.67/月
長期料金無し
サーバー設置国数・台数105カ国・3,000台以上
通信速度高速
暗号化技術256bit AES
独自の機能Lightwayプロトコル・Keys・スプリットトンネル・Threat Managerなど
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無
キルスイッチの有無
固定IPサービスの有無無し
同時接続可能台数5台
日本語対応
サポート体制24時間のライブチャットとメール
返金保証期間30日

ExpressVPNは世界的にも大手のVPNサービスのひとつです。

高速な通信速度と安定性、ユーザーのプライバシーを守る堅牢なセキュリティに定評があります。

本拠地はヴァージン諸島(イギリス)で、サービスは基本的には英語で提供されていますが、日本語にも一部対応しているようです。

また、ノーログポリシーの第三者機関からの監査を受けている点も魅力です。

とにかく超高速!メリットは通信速度の速さ

ExpressVPNのメリットはとにかく超高速な通信ができるところです。

基本的にどこのVPNサービスも「ウチは高速です!!」とHPなどで豪語していますが、ExpressVPNに敵う速度が出るVPNサービスは現在は存在しません。

その速度の理由のひとつには、ExpressVPN独自に開発したVPNプロトコル「Lightway」があります。

その特徴にはもちろん高速性が挙げられますが、速度以外にもセキュリティ強度や信頼性、負荷の軽さがあります。

ExpressVPNは万能!高速な通信が必要ならおすすめ

ExpressVPNはかなり万能なVPNです。

通信速度に特化しながら、安定性もあり、セキュリティも万全で機能面については文句の付け所がないでしょう。

通常のVPN機能に加えて独自の機能を多数提供しており、一般的なVPNサービスにはない機能はExpressVPNにはあります。

特に高画質動画ストリーミングやオンラインゲーム、大き目のサイズのファイルのやり取りが発生する場合などの高速なインターネット接続を必要とする人にとっては特にExpressVPNは優れた選択肢と言えます。

ただ、機能面以外ではデメリットが明確に存在するため、やはりここまで万能なVPNではあるものの、以下のデメリットが自分の用途にとって致命的となり得るかはチェックしておきましょう。

ExpressVPNの機能は十分、それ以外の部分でデメリットあり

機能に優れたExpressVPNですがデメリットもやはり存在します。

まず料金が高いことが挙げられます。機能の充実度を考慮すると正当な価格ではあるのですが、VPN機能以外のパスワード保護機能などが必要なく、そんなに高速じゃなくてもいいくらいの用途での利用においては性能が過剰であり、無駄なコストをかけてしまうことになりかねません。

また、中国からの利用が難しい場合があるようです。この点に関してはNordVPNと同じく、知名度の高さゆえにVPN対策を優先的にされてしまう…というパターンに思えます。

同様の理由で動画配信サービスに関しても、ブロックされてしまう場合もあるようです。

さらに、サポートが英語主体で提供されている部分も人によってはデメリットに感じるかもしれません。解約のやり取りは完全に英語となり、英語を使い慣れていない方にとっては契約してから悩まされる部分がありそうです。

Surfshark

項目Surfsharkの特徴
月額料金¥2,188/月~
年額料金¥598/月~
長期料金¥298/月~
サーバー設置国数・台数100国以上・3200台以上
通信速度高速
暗号化技術256bit AES
独自の機能CleanWeb・バイパスポート・Camouflage Modeなど
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無
キルスイッチの有無
固定IPサービスの有無無し
同時接続可能台数無制限
日本語対応
サポート体制24時間チャットサポート
返金保証期間30日

Surfsharkは2018年にサービスを開始し、日本では2022年12月より販売を開始したかなり新しめのVPNサービスです。そのため、アプリなどのインターフェースが現代的です。

最大の特徴は同時接続可能なデバイス数が無制限であることと、長期利用の場合の割引率が高いこと、そして必要に応じてSurfsharkのサービスの中でも3つのプランから選択できることです。

一般的にVPNサービスには期間別に料金が設けられていて機能はすべて一緒なことが多いのですが、Surfsharkは「Starter」「One」「One+」という3つのプランに分かれていて、そこからに期間別に料金設定があるのが特徴です。

Surfsharkのプラン別の特徴

以下はSurfsharkのプラン別の機能の一覧表です。

基本的な機能はどのプランも備えており、上位プランになると追加の保護機能が備わってきます。

必要に応じてプランを選択しましょう。

機能

Surfshark Starter

Surfshark One

Surfshark One+

月額プラン

¥2,188/月

2688円/月

2988円/月

年額プラン

598円/月

628円/月

988円/月

2年プラン

298円/月

408円/月

588円/月

安全なVPN

広告ブロッカー

Cookieポップアップブロッカー

プライベート検索エンジン

デバイスの安全性を保つ

24時間年中無休対応のウイルス対策

×

ウェブカメラの保護

×

Antivirus、スパイウェア対策

×

マルウェア対策

×

個人情報を保護する

リアルタイムでのメールによる情報漏えいのお知らせ

×

クレジットカードやIDの漏洩をリアルタイムで警告する

×

個人情報保護に関する報告書

×

個人情報ジェネレーター

×

×

マスクメールジェネレーター

×

×

データベースからデータを削除する(米国、カナダ、英国、EUで利用可能)

×

×

企業データベースからデータを削除する

×

×

人物検索サイトからのデータ消去

×

×

Surfshark最大のメリットは長期契約のコスパ

Surfsharkは新しめのサービスでありながら最大手のVPNに引けを取らないほど機能面が充実しています。そのため、Surfsharkを候補にする場合の比較対象はNordVPNやExpressVPNとなります。

この2強のVPNサービスに負けていない部分に価値を見出せるのであれば、彼らを差し置いて最有力な選択肢となるでしょう。

この2つのサービスに負けていない点として2年契約の料金が最安価であることが挙げられます。

料金の詳しい比較は他のサービスも加えて後程行いますが、機能に対するコストパフォーマンスは全VPNサービスの中でも最高であり、長期的な利用を検討している場合には2年契約がおすすめです。

家族まるごとVPN化など、長期間VPNの恩恵を複数人で受けたい方におすすめ

おすすめの用途としては1年、2年という長期にわたってVPNの利用を考えている場合です。

また、家庭をお持ちの場合は家族のプライバシーを保護する観点からもVPNの利用が推奨され、その場合に同時接続可能なデバイス数が無制限である特徴が効いてきます。

長期利用かつ複数人での利用の場合は特に最適なVPNと言えるでしょう。

短期利用はおすすめできないが、複数人での旅行用途ならあり

1カ月の契約では料金の面でNordVPNに劣ってしまい、機能・実績的にもNordVPNの方が優れているので、わざわざSurfsharkを選択するメリットがありません。

「NordVPNでいいじゃん」となってしまいます。

ただ、例えば複数人で海外旅行にいくときに誰か一人がSurfsharkを契約しておけば、同時接続デバイスが無制限なのでほかの人たちはその契約に相乗りするだけで済みます。

2人以上の利用で¥2,188/月~で済むのであれば、総合的には安価であると言えそうです。

また、そのほかのデメリットにも注意しておきましょう。

Surfsharkの料金面以外のデメリット

ある程度日本語対応していますが、完全な日本語対応ではないため英語表記のインターフェースに慣れる必要があります。

また、利用者の口コミによると稀に速度が不安定になることもあるようです。特に遠距離のサーバーへの接続や、ピークタイム時などサーバーに負荷掛かる接続の場合はこのようなデメリットがあることも考慮する必要があります。


スイカVPN

項目スイカVPNの特徴
月額料金¥1,097/月~
年額料金¥938/月~
長期料金¥878/月~(2年)
サーバー設置国数・台数14ヵ国・50台
通信速度比較的速い
暗号化技術未公表
独自の機能無し
ノーログポリシーの有無無し
第三者監査の有無無し
キルスイッチの有無無し
固定IPサービスの有無無し
同時接続可能台数50台
日本語対応〇(国産VPN)
サポート体制日本語マニュアル、メールサポート(年中無休)
返金保証期間30日

スイカVPNは、日本の会社「株式会社MAJ Tech」によって運営されているVPNサービスです。

サポートもすべて日本語で提供されており万が一のサポートとのコミュニケーションが問題なくとれるのは国産VPNの良いところですね。

基本的なVPN機能を安価で提供しているイメージのあるサービスで、特に短期利用に適しています。

スイカVPNは短期利用向き、隠れたメリットも

最大のメリットは短期利用に対する手頃な料金設定です。

1ヶ月プランが1,000円ほどで利用でき、「3ヵ月プラン(¥1,048/月)」「6ヵ月プラン(¥1,048/月)」という中期的な期間設定も提供されています。

また、接続速度も比較的速く、価格を考慮すると十分な速度であると言えるでしょう。

日本人向けにサービスを提供している小規模なサービスで利用者も少ないため、大手VPNサービスでよくある名指しブロックを受けにくいという隠れたメリットもあります。

そのため「大手じゃ繋がらないけどスイカなら繋がる」という状況が生まれ、そこに利用価値があるように思えます。

スイカVPNのおすすめ用途は中国など海外への短期間滞在

スイカVPNは短期間での利用に適しており、また現時点では中国でブロックされていない点がメリットとして挙げられます。

これは採用しているVPNプロトコル「Shadowsocks」の恩恵で、このプロトコルはVPNの利用が制限されやすい地域において特に効果を発揮します。

そのため、中国などの規制が厳しい地域でもスイカVPNは比較的安定して使えると言えます。

ただし、方針の変わりやすい国であることも理解したうえで、しっかり滞在時点でのVPN利用に関する規制周りには注意しておきましょう。

知らないうちに違反してしまうと後に大変なことになってしまうので、中国のような規制が厳しいことがすでに分かっている地域でのVPNの利用は自己責任でお願いします。

また、「超高速」とまでは行かずとも十分な速度のVPNを低コストで提供しているため、その他の国への一時的な滞在の際にVPNを利用したい場合にはおすすめです。

ノーログポリシーが無いなど、いくつかデメリットもある

スイカVPNには基本的なVPN通信しかありません。

無駄な機能がないのは良いことですが、キルスイッチやノーログポリシーなどあってほしい機能などもないため、このあたりの足りなさがデメリットと言えます。

また、通信の暗号化方法についても記載がありません。

VPNのセキュリティ強度は採用されている暗号化技術によって決まるため、暗号化方法がわからなければセキュリティ強度が判断できないのです。

そのためスイカVPNがどれくらいの強度で私たちの通信を保護してくれるのか不透明​です。


AtlasVPN

項目AtlasVPNの特徴
月額料金¥1,573/月
年額料金¥535/月
長期料金¥223/月(3年)
サーバー設置国数・台数49か国・1000台以上
通信速度比較的高速
暗号化技術256bit AES
独自の機能SafeSwap サーバー・スプリット トンネリング・MultiHop+ など
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無
キルスイッチの有無
固定IPサービスの有無無し
同時接続可能台数無制限
日本語対応
サポート体制ヘルプセンター・ライブチャット
返金保証期間30日

AtlasVPNは2021年にNord Securityの傘下に入って以降、堅牢なセキュリティを持つVPNサービスとして定評のあるサービスです。

比較的安価ながら、ノーログポリシーの第三者機関による監査も受けており、信頼できるサービスとなっています。

強固なセキュリティを安価に導入できる点がメリット

AtlasVPNは、セキュリティとプライバシー保護に優れたVPNサービスです。

特にSafeSwap機能により、利用者のIPアドレスが頻繁に変更され、オンライン追跡を困難にします。

また、トラッカーやマルウェア、広告のブロック機能も備えており、これによりデータ通信の節約とブラウジングの高速化が期待できます。

WireGuardプロトコルのサポートにより、高速なVPN接続を提供し、Data Breach Monitor機能でデータ流出の有無をスキャンできます。

キルスイッチもしっかり用意されているので不意な切断にも対応できる優秀さです。

VPNの導入目的がネットセキュリティ強化であればおすすめ

1年、3年の長期契約のコスパが素晴らしいので、長期的な利用を前提としたネットセキュリティ強化目的であればおすすめです。

回線速度の低下も気にならない程度のものですので、常にONにしておいても問題ありません。

サーバー設置国が少なくジオブロック回避能力も高くない点がデメリット

AtlasVPNはサーバー設置国数や設置台数が他のVPNサービスと比べて少なく、一部の地域でNetflixなどのストリーミングサービスが視聴できない場合があります。

そのためジオブロックを回避して他国地域のサービスにアクセスすることを目的とする場合、AtlasVPNはおすすめできません。

また、カスタマーサービスや解約相談はすべて英語でのやり取りが必要ですので、多少なりとも英語の読み書きができる必要があり、人を選ぶVPNサービスであると言わざるを得ないでしょう。

セキュリティとプライバシーを守る目的でVPNを導入することを検討していて、英語が多少できる人が最適です。


CyberGhost

項目CyberGhostの特徴
月額料金¥1,790/月
年額料金-
長期料金¥310/月(2年)
サーバー設置国数・台数100か国・6800台
通信速度高速
暗号化技術256bit AES
独自の機能無料ID Guardモニタリング
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無無し
キルスイッチの有無
固定IPサービスの有無
同時接続可能台数7台
日本語対応
サポート体制ヘルプページ・メールフォーム
返金保証期間45日

CyberGhostはルーマニアの企業が提供するVPNサービスでNordVPNやExpressVPNに勝るとも劣らないVPN性能を提供しているサービスです。

追加の独自機能は多くないものの、VPNの機能を最大限に提供することにこだわりを感じられるサービスで、VPNそのものの恩恵を最大限に受けたい場合には最有力な選択肢となります。

特筆すべきは専用固定IPアドレスを追加料金なしで提供している点です。

VPNとしての機能を最大限に発揮しているのがメリット

CyberGhostはVPNに必要とされる匿名性・地理制限の回避可能性・高速な通信を最大限に伸ばし、さらにノーログポリシー、キルスイッチ、専用固定IPアドレス付与を備えた、VPNとしてほしい機能がしっかり備わっています。

とくに専用の固定IPアドレスが追加料金なしで利用できるため、これひとつでVPNに期待されるあらゆるシチュエーションに対応可能です。

動画視聴、ゲーム、仕事など様々な用途におすすめ

CyberGhostを調べれば調べるほど、隙のないサービスであることがわかりました。

通常のVPNで必要とされる様々な需要に応えることができ、特殊な事情がない限りはCyberGhostで良いのではないかと思ってしまうくらいです。

しかし他社と比較するとさすがにすべての面で勝っているわけではなさそうです。

以下のデメリットを考慮したうえで選択することをお勧めします。

1カ月料金が比較的高価で、中国では利用不可

1カ月契約の料金が¥1,790/月と、比較的高価な部類に入ってしまいます。

NordVPNやExpressVPNなど、機能的に近い競合と比較した場合は安価なのですが、全体で比較すると必要十分な機能をサクッと提供しているようなサービスとの勝負ではさすがにコスト面では劣るようです。

また、中国のグレートファイアウォールを突破することができないため、中国での利用には不適合です。

さらに、海外製のサービスですのでやはり日本語対応がそこまで進んでおらず、ヘルプページやサポートはなどは英語での提供のため契約してから困ってしまう可能性が考えられます。

Glocal VPN

項目Glocal VPNの特徴
月額料金990円/月(動画視聴サービス)
年額料金780円/月(動画視聴サービス)
長期料金-
サーバー設置国数・台数15カ国・100台
通信速度中速
暗号化技術未公表
独自の機能無し
ノーログポリシーの有無無し
第三者監査の有無無し
キルスイッチの有無無し
固定IPサービスの有無別途契約が必要(月額990円)
同時接続可能台数1台
日本語対応〇(国産VPN)
サポート体制ヘルプページ・お問い合わせフォーム
返金保証期間なし(ただし7日間の無料体験期間あり)

GlocalVPNは株式会社グローカルネットが提供する国産のVPNサービスです。

このサービスは他のサービスとは少し異なり、特殊な体系でサービスを提供しています。

そのため、用途によってGlocalVPN内で契約するサービスを変える必要があります。

それぞれ基本料金が異なりますが、比較表では他社サービスと系統の近いVPN動画視聴サービスを基本として比較しています。

GlocalVPNには目的に合わせて5つのサービスがある

サービス名

概要

料金

VPN動画視聴サービス

海外から日本の動画を視聴するのに特化したVPNサービス

月額990円

かんたん・せんぞく固定IPアドレスサービス

【法人向け】IP制限などで固定IPアドレスが必要な方向けに、VPNを利用した固定IPアドレスを付与するサービス

かんたん:月額990円 せんぞく:月額5500円(10ユーザー)

だれリモVPNサービス

【法人向け】中小企業のリモート接続をサポートするサービスで、誰でも簡単にリモートアクセス構築が可能

月額:13,200円+990円xユーザー数

インドVPNサービス

インドのVPNサーバーを経由し、インドのIPアドレスを利用できるサービス

月額780円

情報保守VPNサービス

【法人向け】GlocalVPN者のVPNサーバーを介することでセキュリティを気にせずテレワークの導入が可能

1ユーザーあたり最大月額880円

各サービスの概要については上記の表を確認してください。

注意するべきは日本から海外にアクセスするためのサービスは存在しない点です

提供されているのは「海外から日本サーバーへ」「日本からインドサーバーへ」「日本国内から日本国内へ」の3通りのサービスです。

この点は他の主要VPNと異なりますので注意しましょう。

VPN動画視聴サービスは対応サービスを明記している

Glocal VPN動画視聴サービスの最大のメリットは、海外から日本の動画サービスにアクセスするために特化している点です。

特に日本のサービスであるため日本でしか展開されていないサービスに対する対応がしっかりしている点がメリットと言えます。

この点は海外製の大手では対応できない部分ですので、日本製であることの最大のメリットです。

対応しているサービスは以下を確認してください。

  • Netflix
  • AbemaTV
  • TVer
  • Amazon Prime Video
  • Hulu
  • YouTube
  • DAZN
  • Lemino
  • U-NEXT
  • GYAO
  • Paravi|FOD
  • TELASA
  • WOWOW オンデマンド
  • Disney+
  • スカパーSPOOX
  • バスケットLIVE
  • J SPORT
  • Rakuten TV
  • NHKプラス
  • dアニメストア
  • 歌舞伎オンデマンド
  • NHKオンデマンド

GlocalVPNは用途別にサービスがあるのでわかりやすい

GlocalVPNは用途別にサービスが分かれているのでおすすめの用途を紹介する必要がありませんね。

VPNというシステムのさらに限定的な機能のみが必要で、それだけで十分であるという方にとっては月額1000円ほどで恩恵を得られるのでおすすめであると言えます。

サービス全体に共通するデメリット

サービスごとにも細かくデメリットがあるのですが、全体を通して存在するデメリットとしてはやはりサービスが分かれていることです。

VPNは様々な恩恵をもたらしますが、GlocalVPNはそれを細かく分割して提供しています。

用途がわかりやすい反面、VPNとしての機能は限定的です。

大は小を兼ねると言いますが、GlocalVPNのいくつかのサービスでできることは他の1つのVPNサービスで全てできてしまう場合もあり、GlocalVPNでなくてもいい理由の方が多く感じてしまう点がデメリットと言えるでしょう。


セカイVPN

項目セカイVPNの特徴
月額料金¥1,100~/月
年額料金-
長期料金-
サーバー設置国数・台数10か国・不明
通信速度中速
暗号化技術未公表
独自の機能セカイブラウザ
ノーログポリシーの有無無し
第三者監査の有無無し
キルスイッチの有無無し
固定IPサービスの有無無し
同時接続可能台数3台
日本語対応〇(国産VPN)
サポート体制FAQ、サポート手続きページ
返金保証期間無し(ただし2か月の無料お試し期間あり)

セカイVPNは国産のVPNサービスのひとつです。

最大2ヶ月の無料体験期間、日本語での充実したサポート、専用ブラウザの提供などがメリットです。

機能はVPNの基本機能にとどまっていますが、独自機能として「セカイブラウザ」というブラウザアプリが提供されています。

短期利用や日本語サポートを重視するユーザー、または中国などの厳しいインターネット規制がある国での使用に適しています。

セカイブラウザとは?

Windows版とMac版のブラウザアプリで、簡単に設定し利用可能です。

セカイVPNの無料オプションサービスで、日本設置のサーバーを経由して通信を行い、日本のIPでサイトを閲覧できます。

このブラウザを使うだけで日本のIPに固定されるため、日本のIPが必要なタスクをセカイブラウザで、それ以外に関しては通常のブラウザで行う、といった切り分けをすることができます。

ただしこの機能はVPNではないため、VPNの持つセキュリティ強化の性能はセカイブラウザを使うだけでは適用されない点には注意です。

2か月もの無料お試し期間があり、実質無料のVPNサービス

セカイVPN最大の特徴は、最大2ヶ月間の無料体験期間を提供している点です。

また、基本的には海外から日本にアクセスするためのVPNとしての機能が揃っているため2か月以内の海外旅行であれば無料で利用を終えることができます。

また、セカイVPNは国産VPNですのでもちろん日本語でのサポートが充実しており、日本語話者にとってはサポート面での安心感があります。

海外旅行でいざというときのもう一つの選択肢としておすすめ

セカイVPNはVPNとしての基本的な機能を備えてはいるものの、必ずしも十分な機能を備えているとはいえません。

ノーログポリシーもなければキルスイッチもなく、速度も中程度であることからメインのVPNとしてはあまりおすすめできません。

ただ国産のVPNでありしかも2か月無料で使えることから、メインのVPNでアクセスできないサイトがあった場合、コストをかけずにもう一つの選択肢がある状態にしておくことができます。

世界的にも有名な大手のVPNサービスがブロックされているコンテンツに対して、世界的に見れば有名ではない国産のVPNサービスであれば回避できる可能性があります。

絶対はないですが、いざというときの選択肢として持っておくのはおすすめです。


マイIP・マイIP ソフト イーサ版

項目マイIP・マイIP ソフト イーサ版の特徴
月額料金1,100円/月・1,320円/月×アドレス数
年額料金-
長期料金-
サーバー設置国数・台数不明
通信速度中速
暗号化技術未公表
独自の機能無し
ノーログポリシーの有無無し
第三者監査の有無無し
キルスイッチの有無無し
固定IPサービスの有無
同時接続可能台数1台
日本語対応〇(国産VPN)
サポート体制マニュアル・お問い合わせフォーム
返金保証期間無し

マイIPは、固定IPアドレスを提供するサービスです。

最大2ヶ月間の無料体験期間や日本語サポートがメリットですが、日本のサーバーのみの接続、1ヶ月プランのみの提供、同時接続台数が1台のみというデメリットもあります。

VPNの機能のうち固定IPアドレスのみを必要とする場合、たとえばテレワークや在宅勤務を行う人々に特に適していますが、国外サーバーは選べないため多様な国のコンテンツを楽しむことはできません。

固定IPだけほしい国内のリモートワーカーや会社におすすめのVPN

「マイIP」と「マイIPソフトイーサ版」の二つのバージョンがあり、マイIPは1つ、マイIPソフトイーサ版は最大128個の固定IPアドレスを使用できます。

VPNと聞くと一般的には様々な国のサーバーにアクセスできるツールである面が顕著ですが、テレワークやリモートワークを行う際にもIPアドレスを固定化して会社サーバーの機密を保護するために使われます。

マイIPはVPNというシステムが提供できる様々な機能のうちこの固定IPを付与する機能のみ提供しているので、固定IPだけほしい人にはうってつけです。

セキュリティ回りは不透明なのがデメリット

ノーログポリシーはありませんがプライバシーポリシーは日本国内の法令に沿っており、個人情報の適正管理が行われているとのことです。

また暗号化についても触れられているものの、どのような方式で暗号化されているのかは公表されておらず、若干の不安があります。


PureVPN

項目詳細
月額料金$12.45/月~
年額料金$3.13/月~
長期料金$1.97/月~(2年)
サーバー設置国数・台数78か国・6,500台以上
通信速度高速
暗号化技術256bit AES
独自の機能Smart server selection・Leak-proof privacyなど
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無
キルスイッチの有無
固定IPサービスの有無
同時接続可能台数10台
日本語対応無し
サポート体制ライブチャット
返金保証期間31日

PureVPNは最大20Gbpsの高速通信が可能で、特に中国のネット規制に強いと定評のあるVPNサービスです。

過去にノーログポリシーに違反したことがあり、それからプライバシー保護に対する第三者監査を受けています。「Altius IT」「KPMG」の2社による監査を受けており、とくにKPMGによる監査は常に行われているとの情報もあります。

最大のメリットはやはり中国での利用可能性

ット規制の厳しい中国において利用できるVPNというのはそれだけで価値があります。

過去にノーログポリシーに違反し、一度信頼を失っていたとしても現在では監査を受け入れ、製品の機能向上に努めている点については評価に値すると言えるでしょう。

もちろん知名度がこれからさらに上がり大手に匹敵するようになれば、狙い撃ちで制限を食らう可能性ももちろんありますが、現時点では性能面においては大手に引けを取らないものの性能では大手に匹敵するという穴場のようなVPNサービスですので、利用価値はありそうです。

中国のネット規制に対応する必要がある旅行者やビジネスマンにおすすめ

中国での利用可能性があるとなると、やはり中国用途でのおすすめに落ち着きます。

過去のプライバシー侵害による信用の失墜も踏まえると、中国用途ではないなら避けておいた方がいいかもしれないサービスともいえるので、中国用途に限っておすすめとします。

ただし中国やその他通信の制限や監視を行っている国でのVPNの利用は、タイミングによっては違法性をはらむものになりかねませんので、利用は計画的に自己責任で行うようにしましょう。

日本語対応はしていないので注意

PureVPNのデメリットとしてはHPのトップページは日本語に対応していますがそれ以外のページや製品自体はすべて英語で提供されている点です。

解約手続きなどの際には英語を使ってメールでのやりとりが必要になりますので、少し難しさを感じる方もいるでしょう。

また、料金がドル表記であり、為替レートによって実際の料金が変動する可能性があります。

一部地域では通信速度が低下することがあり、すべてのVODサービスに対応していない場合もあるため、日本にいる間に契約を開始し、渡航前に確認が必須であると言えるでしょう。

IPVanish

項目詳細
月額料金$12.99~/月
年額料金$2.99~/月
長期料金$2.49~/月(2年)
サーバー設置国数・台数75ヶ国以上・2,000台以上
通信速度高速
暗号化技術256bit AES
独自の機能無し
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無無し
キルスイッチの有無
固定IPサービスの有無無し
同時接続可能台数無制限
日本語対応無し
サポート体制ヘルプページ・ライブチャット
返金保証期間30日

IPVanishはアメリカに拠点を置くVPNサービスです。

日本語に対応しておらず、主にアメリカ、英国、オーストラリア、フランス、カナダへのアクセスに適しています。

P2P共有やゲームに対応しており、無制限のデバイス同時接続が可能です。

通信速度もはやく、セキュリティ面も256bit AESを採用していますが、突出した特徴がなく、大手よりも対応しているコンテンツなどに制限が多いことから、下位互換のようなイメージの強いサービスです。

IPVanishのメリットは大手に比べて安いこと

突出した点のないIPVanishですが、1年・2年の長期契約の金額が大手に比べて安いことがメリットです。

高速な通信を提供しながらも、2年契約なら$2.49で使える点がメリットであると言えるでしょう。

もちろん通信が高速でセキュリティ強度の高いサービスを提供しているのでとても良いサービスではあるのですが、料金以外の面でみると、「これならExpressVPNで良くない?」というところに収まってしまっているサービスです。

IPVanishはアメリカのサービスを見る用途ならおすすめ

IPVanishは決して悪いサービスではありません。

高速でセキュアのVPN環境を提供しているとても良いサービスなのですが、格安VPNと大手VPNのちょうど中間あたりに位置しており、器用貧乏的な印象があります。

例えば高速な通信を提供しているのに、動画配信サービスへのアクセスには向いていないとされており、Netflix以外のサービスにアクセスできないことが多いです。

特にアメリカ以外のNetflixライブラリやAmazonプライムビデオ、Hulu、HBO Max、BBC iPlayer、ESPN+、DAZN、Disney+などへのアクセスは困難であり、これらの理由から動画視聴においてはアメリカサーバー以外の選択肢がありません。

この一例のように、性能面においては最大手に及ばず価格面においては格安系に及ばないため、かなり用途の決めづらいサービスとなっています。

Private Internet Access(PIA)

項目詳細
月額料金¥ 1,304/月~
年額料金¥ 363/月~
長期料金¥ 203/月~(3年)
サーバー設置国数・台数84か国・30,000台以上
通信速度中速
暗号化技術256bit AES
独自の機能スプリットトンネリング・MACE(広告ブロッカー)
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無
キルスイッチの有無
固定IPサービスの有無
同時接続可能台数10台
日本語対応無し
サポート体制ライブチャット、メールサポート
返金保証期間30日間

高い性能とコストパフォーマンスの良さがメリット

PIA VPN最大手のVPNサービスに引けを取らない性能を提供しながら、安価な価格設定をしているところがメリットです。

また、アメリカに本社を置くにも関わらず、ユーザーのデータ保護に関しては厳格な方針を採用しており、外部監査によってそのノーログポリシーが確認されています。

これにより、ユーザーのオンライン活動が追跡されることなく、匿名性が保たれます。

また、世界中に広がる広範囲のサーバーネットワークを持ち、これにより高速で安定したインターネット接続を提供しています。

Linuxユーザーにとっては、使い勝手の良いGUIアプリの提供も大きな利点です。

安価ながらもジオブロック回避用途として優れている

PIAは、特にストリーミングサービスの地域制限を回避するのに適しています。

NetflixやHuluなどの主要なストリーミングプラットフォームへのアクセスを可能にし、高品質な視聴体験を提供します。

また、Torrentを利用する際のパフォーマンスも良好で、ファイル共有を安全に行うことができます。

セキュリティ設定のカスタマイズ性も高く、ユーザーのニーズに合わせたプライバシー保護が可能です。

1カ月契約で1300円ほどの価格に抑えつつ、ジオブロック回避も十分に提供できている点はかなり企業努力が伺えます。

ただしこの点についてはサービス提供側が後から対策してきて見れなくなるという場合もあるので、その可能性があることについては(VPNサービスすべてに言えることですが)気に留めておきましょう。

日本語のサポートは提供されていない

PIAのサポートは英語のみで提供されており、非英語圏のユーザーにとっては不便を感じる場合があります。

また、「カスタマーサポートの対応に一貫性がない」と言われていて、ライブチャットが利用不可になる場合もあることからサポート周りについては改善の余地があると言わざるを得ません。

さらに、一部のストリーミングサービス、例えばSky GoやDAZNへのアクセスが困難な場合があり、これはストリーミングサービスの利用を主目的とするユーザーにとっては留意しておくべき点です。

やはり事前のチェックは必要で、対応しているストリーミングサービスを公式が明言していないので、自分の見たいサービスがPIAに対応しているかどうかはSNSなどでのリサーチが必須になるでしょう。

そのあたりのリサーチを飛ばしたい場合は、公式が対応を明言しているサービスを選ぶのが良いでしょう。

vyprvpn

項目詳細
月額料金$10.00~/月
年額料金$5.00~/月
長期料金-
サーバー設置国数・台数70ヶ国以上・700台以上
通信速度中速
暗号化技術256bit AES
独自の機能chameleon
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無無し
キルスイッチの有無
固定IPサービスの有無無し
同時接続可能台数10台
日本語対応無し
サポート体制FAQ・チャット・メール
返金保証期間30日

vyprvpnのメリットは独自技術「Chameleon」

VyprVPNNetflix、Hulu、BBC iPlayer、Amazon Prime Videoなどの主要なストリーミングサービスに対応しており、地域制限のあるコンテンツのアクセスに強みを持っています。

この背景には独自の接続技術「Chameleon」があります。

これによりvyprvpnは通信規制を回避する能力に優れています。

地域制限回避の用途でおすすめ

VyprVPNは、やはり独自技術である「Chameleon」が最大の魅力であり、これを活用できるジオブロック回避用途での使用がおすすめです。

特に海外のストリーミングサービスを利用したいユーザーに最適であると言えるでしょう。

また、中国のような厳格なインターネット規制がある国での使用にも適しており、トレント利用者にとっても、無制限のデータと帯域幅を提供するため、大容量のファイル共有に適しています。

さらに、複数のデバイスを持つユーザーや、家族での共有を考えている場合にも、同時接続の可能性があるため、一つのアカウントで幅広いニーズに対応できます。

ネットワークの規模がvyprVPNのネック

VyprVPNのデメリットとしては、サーバーネットワークが他の大手VPNサービスに比べて小規模であることが挙げられます。

これにより、一部の地域では接続オプションが限られる可能性があります。

また、ビットコインなどの暗号通貨による支払いがサポートされていないため、匿名性を重視するユーザーにとっては不便かもしれません。

価格面では、機能的に見たコスパは他のVPNサービスと比較してやや悪く、金額対性能のコストパフォーマンスを重視するユーザーには不向きかもしれません。

中国での使用に関しては、やはり接続できるときとできないときがあるらしく、最新の接続状況を常に確認する必要があります。

また、日本語サポートが不足しているため、英語に不慣れなユーザーには使いにくいと感じられるかもしれません。

ProtonVPN

項目ProtonVPNの特徴
月額料金9.99 €/月
年額料金5.99 €/月
長期料金4.99 €/月(2年)
サーバー設置国数・台数67ヶ国・2,500台以上
通信速度比較的高速
暗号化技術256bit AES
独自の機能VPN アクセラレータ
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無
キルスイッチの有無
固定IPサービスの有無無し
同時接続可能台数10台
日本語対応無し
サポート体制お問い合わせフォーム・メール
返金保証期間30日

安全性の高さがProtonVPNのメリット

ProtonVPNは、特に安全性が高いと評価されています。

スイスに本拠地を置くProton Technologies AGによって運営されており、スイスの強力なプライバシー保護法の下でサービスが提供されています。

14アイズ同盟に加盟していないため、利用者情報の開示の心配がないのが大きな特徴です。

無料版でもノーログポリシーを徹底しており、利用者の活動情報を記録・保持しない方針を取っています。

ProtonVPNは万能な中堅VPNサービス

ProtonVPNは総合的に万能なVPNサービスです。

比較的高速な通信速度はストリーミングサービスの利用者にもおすすめで、地域制限のあるコンテンツへのアクセスが可能になります。

最大手に及ぶほどの高性能さは持ち合わせていないものの、VPNに必要な機能は全般的に持ち合わせていることから万能なVPNではあるものの大手には及ばない、くらいのポジションのサービスです。

日本語対応はない

ProtonVPNは日本語に対応していません。

サポートとのやり取りや万が一の際の返金の依頼も英語で行わなければならないところがデメリットであると言えるでしょう。

Hotspot Shield

項目Hotspot Shieldの特徴
月額料金$12.99/月
年額料金$7.99/月
長期料金-
サーバー設置国数・台数73か国以上・3,200台以上
通信速度中速
暗号化技術256bit AES
独自の機能無し
ノーログポリシーの有無
第三者監査の有無無し
キルスイッチの有無
固定IPサービスの有無無し
同時接続可能台数10台
日本語対応無し
サポート体制サポートセンター
返金保証期間45日

Hotspot Shieldのメリットはセキュリティ強度の高さ

Hotspot Shieldは、セキュリティの高さで知られるVPNサービスです。

累計ダウンロード数が6億を超えるほどの人気を誇り、特に公衆Wi-Fiの使用時の安全性に優れています。

Wi-Fiセキュリティ機能、マルウェア保護、データ暗号化機能を備え、第三者による情報盗用や流出のリスクを防ぎます。

また、マルウェアが含まれるサイトへのアクセス時に警告を表示し、ユーザーを保護します。

AES 256ビット暗号化、ログなし方針、自動停止スイッチなどのセキュリティ機能を備えており、80か国以上に1,800台以上のサーバーを有しています。

セキュリティ強化目的でVPNをお探しならおすすめ

Hotspot Shieldは、セキュリティの高いサービスであることからセキュリティ強化を念頭にVPNサービスを検討しているならおすすめできます。

ただ、大手のサービスと同等くらいのセキュリティ強度なので、

「正直なところNordVPNやExpressVPNで良いのでは…」という気はします。

専用の固定IPもないため、セキュリティ強度が高くなってもリモートワーク用途には使えないというジレンマもあり、なかなか良い用途を見出せません。

また、通信速度もそこまで早くないため、動画ストリーミングなどは4K以上の高画質での視聴は難しい可能性が高いので、その点は考慮しておきましょう。

機能の一部と価格設定がデメリット

まず日本語に対応していない点が挙げられます。

さらにIPv6・WebRTC漏洩対策はWindowsのみで利用可能で、自動停止スイッチはAndroidとWindowsアプリに限定されています。

堅牢であると言われるセキュリティとプライバシーの機能にも一部改善の余地があり、マルチホップサーバーやワラントカナリーはサポートされていません。

また、大手に及ばないほどの性能でありながら価格設定は大手と同じくらいのため、Hotspot Shieldを選ぶ理由探しに苦労します。

Google One VPN

項目Google One VPNの特徴
月額料金250円/月~
年額料金2,500円/年~
長期料金-
サーバー設置国数・台数22カ国・非公表
通信速度高速
暗号化技術256bit AES
独自の機能Googleストレージ機能・Google フォトの編集機能・Google ストアの特典など
ノーログポリシーの有無無し
第三者監査の有無無し
キルスイッチの有無無し
固定IPサービスの有無無し
同時接続可能台数1アカウント最大6台
日本語対応
サポート体制よくある質問
返金保証期間無し

Google One VPNは一般的なVPNとは少し異なる

Google One VPNは、Google Oneの有料ユーザーやPixel 7以降のユーザーが無料で利用できるVPNサービスです。

すでに100GB以上のGoogle Oneプランを契約している場合、追加料金なしで利用できる点が大きなメリットです。

このサービスは基本的なVPNとしてのセキュリティを確保しており、Google Oneアプリを通じて簡単に接続が可能です。

天下のGoogleが提供するサービスだけあって通信速度も速く、他のVPNサービスと比較しても遜色ないレベルを維持しています。

また、Google Oneの100GBプランは比較的安価であり、VPNを低コストで利用できるという利点もあります。

Google Oneの他の機能の恩恵も受け、ついでにセキュリティも強化する用途

Google One VPNは、セキュリティの確保を主目的とするユーザーや、Google Oneの有料プランを既に利用しているユーザーに特に適しています。

また、Google Workspaceのプレミアム機能も利用できるため、ビジネスや教育機関での導入にも適しています。

Google Oneの2TB以上のプランを利用しているユーザーに限定されているため、これらのプランを利用している個人や小規模なビジネスチームにおすすめです。

VPNだけどVPN目的ならおすすめしません

Google One VPNはジオブロック解除には適しておらず、VPNをONにすると接続できないサイトが存在することがあります。

また、返金保証がないため、サービスに満足できなかった場合でも料金の返金は受けられません。

最大6台までの同時接続が可能ですが、サービス向上のために一部の接続ログを保持しています。

ストリーミング用のVPNを求める人や、完全なプライバシーとノーログポリシーを重視する人にはGoogle One VPNはおすすめできません。

あくまでGoogle Oneの機能のうちのひとつという位置づけでの利用可能性にとどまります。


おすすめVPN比較一覧表

サービス名

月額料金年額料金長期料金サーバー設置国数・台数通信速度暗号化技術独自の機能ノーログポリシーの有無第三者監査の有無キルスイッチの有無固定IPサービスの有無同時接続可能台数日本語対応サポート体制返金保証期間
NordVPN¥1,920~/月¥660~/月¥440~/月(2年)60国以上・5900台以上高速256bit AESNordLynx・CyberSec・Double VPN・ダークウェブモニタリングなどオプション(¥780/月)6台FAQ/メール/ライブチャット30日
MillenVPN¥1,738/~月¥594~/月¥396~/月(2年)72国以上・1,300台以上高速256bit AESMillenVPN Native・MillenVPN Native OpenConnect無し〇(Windowsのみ)MillenVPN Native(無料オプション)で利用可能10台〇(国産VPN)ヘルプセンター・お問い合わせフォーム30日
ExpressVPN$12.95/月$6.67/月無し105カ国・3,000台以上高速256bit AESLightwayプロトコル・Keys・スプリットトンネル・Threat Managerなど無し5台24時間のライブチャットとメール30日
Surfshark¥2,188/~月¥598/~月¥298/~月(2年)100国以上・3200台以上高速256bit AESCleanWeb・バイパスポート・Camouflage Modeなど無し無制限24時間チャットサポート30日
スイカVPN¥1,097/月~¥938/月~¥878/月~(2年)14ヵ国・50台比較的速い未公表無し無し無し無し無し50台〇(国産VPN)日本語マニュアル、メールサポート(年中無休)
Atlas VPN¥1,573/月¥535/月¥223/月(3年)49か国・1000台以上比較的高速256bit AESSafeSwap サーバー・スプリット トンネリング・MultiHop+ など無し無制限ヘルプセンター・ライブチャット30日
CyberGhost ¥1,790/月-¥310/月(2年)100か国・6800台高速256bit AES無料ID Guardモニタリング無し7台ヘルプページ・メールフォーム45日
Glocal VPN990円/月(動画視聴サービス)780円/月(動画視聴サービス)-15カ国・100台中速未公表無し無し無し無し別途契約が必要(月額990円)1台〇(国産VPN)ヘルプページ・お問い合わせフォームなし(ただし7日間の無料体験期間あり)
セカイVPN¥1,100~/月--10か国・不明中速未公表セカイブラウザ無し無し無し無し3台〇(国産VPN)FAQ、サポート手続きページ無し(ただし2か月の無料お試し期間あり)
マイIP/マイIPソフトイーサ版1,100円/月・1,320円/月×アドレス数--不明中速未公表無し無し無し無し

1台〇(国産VPN)マニュアル・お問い合わせフォーム無し
PureVPN$12.45/月~$3.13/月~$1.97/月~78か国・6,500台以上高速256bit AESSmart server selection・Leak-proof privacyなど無し10台無しライブチャット31日
IPVanish VPN$12.99~/月$2.99~/月$2.49~/月(2年)75ヶ国以上・2,000台以上高速256bit AES無し無し無し無制限無しヘルプページ・ライブチャット30日
PIA VPN¥ 1,304/月~¥ 363/月~¥ 203/月~(3年)84か国・30,000台以上中速256bit AESスプリットトンネリング・MACE(広告ブロッカー)10台無しライブチャット、メールサポート30日間
VyprVPN$10.00~/月$5.00~/月-70ヶ国以上・700台以上中速256bit AESchameleon無し無し10台無しFAQ・チャット・メール30日
ProtonVPN9.99 €/月5.99 €/月4.99 €/月(2年)67ヶ国・2,500台以上比較的高速256bit AESVPN アクセラレータ無し10台無しお問い合わせフォーム・メール30日
Hotspot Shield$12.99/月$7.99/月-73か国以上・3,200台以上中速256bit AES無し無し無し10台無しサポートセンター45日
Google One VPN250円/月~2,500円/年~-22カ国・非公表高速256bit AESGoogleストレージ機能・Google フォトの編集機能・Google ストアの特典など無し無し無し無し1アカウント最大6台よくある質問無し

【料金で比較】VPN安さランキング

順位サービス名月額料金年額料金長期料金
1Google One VPN250円/月~2,500円/年~-
2Glocal VPN990円/月(動画視聴サービス)780円/月(動画視聴サービス)-
3スイカVPN¥1,097/月~¥938/月~¥878/月~(2年)
4セカイVPN¥1,100~/月--
5マイIP/マイIPソフトイーサ版1,100円/月・1,320円/月×アドレス数--
6PIA VPN¥ 1,304/月~¥ 363/月~¥ 203/月~(3年)
7Atlas VPN¥1,573/月¥535/月¥223/月(3年)
8MillenVPN¥1,738/~月¥594~/月¥396~/月(2年)
9CyberGhost¥1,790/月-¥310/月(2年)
10NordVPN¥1,920~/月¥660~/月¥440~/月(2年)
11Surfshark¥2,188/~月¥598/~月¥298/~月(2年)
12VyprVPN$10.00~/月 $5.00~/月-
13PureVPN$12.45/月~ $3.13/月~$1.97/月~
14ExpressVPN$12.95/月 $6.67/月無し
15IPVanish VPN$12.99~/月$2.99~/月$2.49~/月(2年)
16Hotspot Shield$12.99/月 $7.99/月-
17ProtonVPN9.99 €/月 5.99 €/月4.99 €/月(2年)

上記の比較ランキングについては、月額料金を基準に安さを計っています。

ドル、ユーロで価格表示されているサービスについては、為替レートによって価格が変動するためランク外に配置しています。

見てわかるように長期契約になると価格順位が全く変化します。

そのため、短期利用なのか長期利用なのか、まずそこをはっきりさせてから料金を比較してみていく必要があります。


対応国(サーバー設置国)で比較

サービス名サーバー設置国数・台数
NordVPN60国以上・5900台以上
MillenVPN72ヶ所・1,300台以上
ExpressVPN105カ国・3,000台以上
Surfshark100国以上・3200台以上
スイカVPN14ヵ国・50台
Atlas VPN49か国・1000台以上
CyberGhost100か国・6800台
Glocal VPN15カ国・100台
セカイVPN10か国・不明
マイIP/マイIPソフトイーサ版不明
PureVPN78か国・6,500台以上
IPVanish VPN75ヶ国以上・2,000台以上
PIA VPN84か国・30,000台以上
VyprVPN70ヶ国以上・700台以上
ProtonVPN67ヶ国・2,500台以上
Hotspot Shield73か国以上・3,200台以上
Google One VPN22カ国・非公表

対応している国が多いことによるメリットは、様々な国にその国のIPでアクセスできることです

例えばショッピングなどは現地価格と日本の価格で価格設定が異なる場合が多く、2023年以降のドル高・円安の状況を加味すると、現地のIPを使ってショッピングすると比較的安価に買い物ができる場合が多いでしょう。

ただし、このような使い方を利用規約で禁止しているサイトではやらないようにしましょう。

通信速度で比較

サービス名通信速度
NordVPN高速
MillenVPN高速
ExpressVPN高速
Surfshark高速
スイカVPN比較的高速
Atlas VPN比較的高速
CyberGhost高速
Glocal VPN中速
セカイVPN中速
マイIP/マイIPソフトイーサ版中速
PureVPN高速
IPVanish VPN高速
PIA VPN中速
VyprVPN中速
ProtonVPN比較的高速
Hotspot Shield中速
Google One VPN高速

通信速度は現地の通信環境によって変化するため評価が難しい分野です。

大まかに高速・中速・低速という表現で表しています。

今回はおすすめのVPNということで中速以上の速度が出るサービスのみしかピックアップしていません。

基本的にVPNに接続すると一定割合の速度低下を起こします。通常の通信に加えてVPNサーバーに接続する手間が一つ増えるためです。

このときの速度の低下率が低いとされているものを「高速なVPN」として評価しています。

通信速度が速いだけでかなりの恩恵があります。

動画も快適に見れるようになるしビデオ通話の画質も向上が見込めます。

速度が早いと通信も安定している場合が多く、これによりオンラインゲームなど通信の安定性が重要な用途にも対応が可能になります。

セキュリティ・ノーログポリシーで比較

サービス名ノーログポリシーの有無第三者監査の有無
NordVPN
MillenVPN無し
ExpressVPN
Surfshark
スイカVPN無し無し
Atlas VPN
CyberGhost無し
Glocal VPN無し無し
セカイVPN無し無し
マイIP/マイIPソフトイーサ版無し無し
PureVPN無し
IPVanish VPN無し
PIA VPN
VyprVPN無し
ProtonVPN
Hotspot Shield無し
Google One VPN無し無し

VPNサービスのセキュリティは通信の暗号化方法と提供会社が持つ通信データの扱いによって決まります。

強固な暗号化方法を用いていれば外部からのハッキングに強くなります。

現在では暗号化技術はほぼAES256ビットが採用されており、どのサービスも「軍並みの暗号強度」と言っていますが、むしろもうそれが普通になっているという状況です。

また、ノーログポリシーを掲げていれば、唯一暗号化通信の内容を保持しうるVPNサーバーにも情報が残りません。

さらにそこに第三者監査が入り、ノーログがきちんと守られているかの監査を受けていれば、最も信頼できるでしょう。

2023年12月現在でこの監査を受けているのはNordVPN、ExpressVPN、Surfshark、atlasVPN、PIA VPN、ProtonVPNです。


接続可能台数で比較

サービス名同時接続可能台数
NordVPN6台
MillenVPN10台
ExpressVPN5台
Surfshark無制限
スイカVPN50台
Atlas VPN無制限
CyberGhost7台
Glocal VPN1台
セカイVPN3台
マイIP/マイIPソフトイーサ版1台
PureVPN10台
IPVanish VPN無制限
PIA VPN10台
VyprVPN10台
ProtonVPN10台
Hotspot Shield10台
Google One VPN1アカウント最大6台

同時接続可能デバイス数は気にしておくべきです。

基本的には無制限である必要はまったくありませんが、用途によっては5台以上は同時に使えるものにしておくと便利です。

機能の充実度で比較

サービス名独自の機能
NordVPNNordLynx・CyberSec・Double VPN・ダークウェブモニタリングなど
MillenVPNMillenVPN Native・MillenVPN Native OpenConnect
ExpressVPNLightwayプロトコル・Keys・スプリットトンネル・Threat Managerなど
SurfsharkCleanWeb・バイパスポート・Camouflage Modeなど
スイカVPN(独自の機能なし)
Atlas VPNSafeSwap サーバー・スプリット トンネリング・MultiHop+ など
CyberGhost無料ID Guardモニタリング
Glocal VPN(独自の機能なし)
セカイVPNセカイブラウザ
マイIP/マイIPソフトイーサ版(独自の機能なし)
PureVPNSmart server selection・Leak-proof privacyなど
IPVanish VPN(独自の機能なし)
PIA VPNスプリットトンネリング・MACE(広告ブロッカー)
VyprVPNchameleon
ProtonVPNVPN アクセラレータ
Hotspot Shield(独自の機能なし)
Google One VPNGoogleストレージ機能・Google フォトの編集機能・Google ストアの特典など

暗号通信を行い、インターネット接続のセキュリティを強化するのはサービス問わずVPN全般に言える基本機能です。

セキュリティの強化を豪語しているサービスが多いですが、それはVPNサービスを名乗るならあって当たり前の機能なので比較するうえでは参考になりません

※VPNの仕組み等については後述します。

このVPN機能を基本とし、各サービスがどれほどの付加価値を提供しているのかが、サービスの機能面を比較するうえで重要です。

VPNを使ってできること

VPN(Virtual Private Network)は、データの暗号化、専用のトンネリング接続、リモートアクセス機能、IPアドレスのマスキング、および複数のセキュリティプロトコルを活用することで、企業や個人が安全にデータを交換できるプライベートな通信ネットワークを構築する技術です。

通信のセキュリティを強化する

VPNを使用する主な目的は、インターネット上でのプライバシーとセキュリティを強化することです。

データ漏洩やサイバー攻撃のリスクを効果的に軽減し、企業や個人が安全なオンライン環境を維持する上で重要な役割を果たします。

ジオブロックを回避する

オンラインゲームやVODサービスなどは国もしくは地域を超えたアクセスを制限している場合が多くあります。

VPNはこの地域制限(ジオブロック)を回避して、海外から日本国内・日本国内から海外のコンテンツにアクセスすることを可能にします。

一部のウェブサイトやサービスは、地理的な位置に基づいてアクセスを制限することがあります。VPNは、ユーザーの実際の地理的位置を隠し、これらの制限を回避するのに役立ちます。

リモートアクセスができる

自宅やカフェなど、オフィス外から企業のネットワークに安全にアクセスする必要がある場合にVPNは有用です。

VPNを利用してIPアドレスを固定化することで企業の内部リソースに安全にアクセスする手段を得られます。

また、ビジネス上の機密情報を扱う際にもVPNを使うことで安全なファイル共有やコミュニケーションが可能になり、リモートチームの効率と協力を促進します。

インターネットの監視や制限が厳しい国での使用

一部の国ではインターネットの使用が厳しく制限されており、自由なアクセスやプライバシーの保護のためにVPNが利用されています。

ただし、個別の国でのVPNの利用に違法性がないかは必ず確認してください

無料VPNと有料VPNの違いは?

インターネットのセキュリティとプライバシーを守るためにVPNの利用が増えていますが、無料VPNと有料VPNではどのような違いがあるのでしょうか。

ここでは、無料VPNと有料VPNの主な違いを比較し、それぞれのメリットとデメリットを掘り下げてみましょう。

項目無料VPN有料VPN
コスト無料月額または年額の料金が必要
広告の有無広告が表示されることが多い広告なし
データの安全性データが収集されるリスクがある高いセキュリティとプライバシー保護
接続速度遅いことが多い高速接続が可能
サーバーの選択肢限られた選択肢多様な国と地域のサーバーから選択可能
機能の豊富さ基本的な機能に限られる豊富な機能とカスタマイズオプション
ユーザーサポート限定的またはなし充実したサポート体制

無料VPNのメリット・デメリット

やはり無料VPNの最大のメリットは、料金がかからないことです。

初期投資なしでVPNサービスを利用できるため、コストを気にせずに利用できます。

また、契約などのプロセスがないため簡単に試すことができ、VPNを初めて使用する方にとって手軽な選択肢です。

しかし、いくつかのデメリットも存在します。

まず、有料VPNに比べて提供される機能が限られていることが多く、通信速度が遅かったり、サーバーの選択肢が少なかったりすることがあります。

また、無料で提供される代わりに、広告が表示されたり、利用者のデータが収集されている可能性もあります。

これらの点は、プライバシーを重視するユーザーにとっては大きな懸念となり得ます。

少なくともビジネス用途やオンラインショッピング用途では利用するべきではないでしょう。

有料VPNのメリット・デメリット

有料VPNの最大のメリットは、高いセキュリティと豊富な機能を提供することです。

多くの有料VPNサービスでは、高速な接続速度、多様なサーバーの選択肢、強力な暗号化技術などが提供されています。

これにより、より安全で快適なインターネット環境を実現できます。また、ユーザーのプライバシーがより厳重に保護される傾向にあります。

ただしデメリットとしては、当然ながら利用料金が発生することです。

月額や年額の料金を支払う必要があり、コストがかかります。

また、有料版ならではの多くのオプションや設定があるため、初心者にはやや複雑に感じられることもあります。

無料で使えるおすすめVPN

Atlas VPN(無料プラン)

項目Atlas VPNの特徴
種類無料プラン
無料期間無制限
同時接続無制限
容量制限10GB/月
広告表示の有無なし
日本語対応

Atlas VPNの無料プランはセキュリティに関して高く評価されており、安全に使用できます。

アメリカ、オランダ、シンガポールの3つの国のサーバーを利用できます。

データ通信量は月に10GBまで使用可能で、無料プランでは1台のデバイスのみ接続できます。サポートされているプロトコルにはWireguardやIKev2/IPSecが含まれますが、ウイルススキャン機能は無料プランには含まれていません。

Atlas VPNの無料版はセキュリティが高く評価されていますが、利用可能なサーバーが限られていたり、日本のサーバーにアクセスできないなどの理由から、試用には適していますが、日常的に使用するVPNとしては多少物足りないかもしれません。


VPN GATE

項目VPN GATEの特徴
種類完全無料
無料期間無制限
同時接続5台
容量制限無制限
広告表示の有無あり
日本語対応

VPN Gateは、筑波大学が学術的な実験の一部として無料で運営しているVPNサービスです。

このサービスは2013年3月8日にスタートし、外国の政府による検閲を回避し、YouTubeなどの海外ウェブサイトへのアクセスを可能にすることを目指しています。

VPN Gateを主に利用している国には、韓国、イラン、日本、ロシア連邦、アメリカがあります。

全世界に3535台のVPNサーバーがボランティアによって設置されており、これらのサーバーはすべてユーザー名「vpn」、パスワード「vpn」でアクセスできます。

このサービスは誰でも簡単に使用できるように設計されており、便利ですが、ログが2週間保存されることや、通信速度の遅さ、不安定な接続に関する指摘もあります。

ノートンセキュアVPN

項目ノートンセキュアVPNの特徴
種類返金保証期間
無料期間30日間
同時接続3台
容量制限無制限
広告表示の有無なし
日本語対応

ノートンセキュアVPNは、高度なセキュリティ機能を備えたVPNサービスであり、初心者にも扱いやすいアプリケーションが特徴です。

このサービスは3000台を超えるサーバーを展開しており、一つのライセンスで最大10台のデバイスをサポートしています。

キルスイッチ機能が搭載されており、トレントのダウンロードにも適応していますが、サーバーの数が比較的少ないため、通信速度が遅くなることが問題点として挙げられます。

さらに一部の動画ストリーミングサービスへのアクセス制限や中国での使用制限、プライバシー保護の面での不備など、無視できないデメリットも存在しています

TunnelBear

項目TunnelBearの特徴
種類無料プラン
無料期間無制限
同時接続5台
容量制限500MB/月
広告表示の有無なし
日本語対応非対応

TunnelBearの無料プランは、高度なセキュリティ機能と強固な暗号化技術を使用しており、プライバシーの保護に特に優れています。

TunnelBearを使ってツイートすることで、1GBの追加データを得られるプロモーションがあり、これを利用することで月間のデータ使用量を最大1.5GBまで増やすことが可能です。

このサービスでは49カ国以上にサーバーが設置されており、最大5台のデバイスを同時に接続することができます。

無料プランであっても多数の国のサーバーにアクセスできるという利点がありますが、500MBのデータ制限、PC版での言語設定の変更不可、英語のみのカスタマーサポートなど、いくつかの欠点も存在します。

VPN選びで失敗しないためのポイント

VPNを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが必要です。

料金、対応国・サーバー設置国、通信速度、セキュリティ技術、接続可能台数、対応言語とサポートなど、各要素を慎重に検討することで、最適なVPNサービスを見つけることができます。

料金は必ず比較すること

VPNサービスを選ぶ際、最初に注目すべきは料金です。

月額料金や年間プランのコスト、返金保証の有無などを比較し、予算に合ったサービスを選びましょう。

対応国・サーバー設置国を確認し、用途に適切か確認すること

VPNの利用目的によって重要度が異なりますが、日本と目的の国両方にサーバーがあるサービスを選ぶのがまず第一です。

付随してその他の国も選べる、というところに価値があるかどうかは人それぞれだと思います。

様々な国のコンテンツへのアクセスや、地理的な制限の回避を目的とする場合には、多くの国にサーバーを持つVPNを選ぶことが望ましいですね。

通信速度が十分か確認すること

VPNを使用すると、基本的に通信速度が低下します。

ストリーミングやオンラインゲームなど、高速なインターネット接続を必要とする活動には、通信速度の低下率が低いVPNサービスが適しています。

通信速度の面ではExpressVPNの評判が最も良いため、速度を重視する場合はExpressVPNから検討すると良いでしょう。

セキュリティ強度や、技術はどの程度か知っておくこと

VPNはそれ自体にセキュリティを強化する性質があり、サービスを比較する際にはこれに加えてどのような機能を有しているのかがポイントとなります。

機能が充実しているサービスはそれに伴い価格が上昇する傾向にあります。

自分の用途にとって必要な機能が十分なものを選ぶことでコストを抑えつつ快適にVPNを利用できます。

接続可能台数を知っておくこと

同時に接続できるデバイスの数も、VPN選びの大きな要素です。

複数のデバイスを使用する場合や家族でVPNを共有する場合は、多くのデバイスに対応しているVPNサービスが適しています。

対応言語とサポートの質を気にしておくこと

最後に、VPNサービスの対応言語とサポート体制を確認しましょう。

日本語対応のインターフェースやサポートがあると、利用時の不明点やトラブルに迅速に対応できます。

また、24時間対応のカスタマーサポートがあると、時間帯を問わず安心して利用できます。

VPNを利用する際の注意点

VPNを利用する際には、いくつかの重要な注意点があります。

特に長期契約をする場合には心構えとしても意識するべき部分ですので、確認しておきましょう。

目的に応じてVPNを選ぶこと

大前提として用途に合ったサービスを選んで契約することが大切です。

例えば、海外から日本のサイトにアクセスするためには、日本のサーバーを多く持つVPNが適していますし、オンラインゲームやストリーミングには、高速な通信速度を提供するVPNが必要です。

契約期間によっては大きな出費になるので、あまりコストはかけたくないかもしれませんが、用途に対して十分な性能をもつサービスを契約しないと後々悩まされることになります。

通信速度が低下する場合がある

VPNを使用すると、暗号化処理やサーバー経由の通信により、インターネットの速度が低下することがあります。

さらに、ピークタイムには通信が混みあってしまい、通信速度が十分に出ない場合もあります。

この問題はユーザー側ではどうしようもありません…。

その為、特に高速な通信が必要な用途で使用するのであれば、期待できる速度性能が高いVPNを選ぶことが望ましいです。

また、設置されているサーバー数が多いほどアクセスが分散するため、ピークタイムでも快適に利用できます。

VPNを利用すると回線速度が落ちてしまうことは受け入れて、それを最低限に抑えられるサービスを選ぶことでなるべくこの問題を回避できるように準備する必要があります。

法律や利用規約を確認する

VPNを使用する際には、利用する国の法律や、アクセスするサイトの利用規約を確認しましょう。

オンラインの監視や検閲を行っている「北朝鮮、イラク、ベラルーシ、オマーン、トルクメニスタン」などの国家・地域では、VPNが法律で禁止されている場合があります。

また、サービスによってもVPNを利用したアクセスを規約で禁止にしている物もあります。

知らず知らずのうちに違法行為をしてしまったり、規約違反をしてしまい想定外の損失を被らないためにも、利用する国の法律と利用するサービスの利用規約はしっかり把握しておきましょう。

最低契約期間に注意

多くのVPNサービスには、最低契約期間が設定されています。

短期間のみの使用を考えている場合は、契約期間や解約条件を事前に確認しておくことが重要です。

返金保証期間が設けられているサービスについては、それがそのサービスの最低利用期間となります。

ノーログポリシーを確認する

VPNを利用すると外部から通信内容を傍受されたりというような攻撃には強くなりますが、そのVPNサービスを提供している会社はその内容を全て見ることができます。

これはVPNを利用する側としては盲点で、外からのプライバシー侵害には強いものの、内からの侵害には弱いどころか気付くことすらできません。

特に無料のVPNサービスはこの情報のうち法的に問題のある情報を除いて抽出し、ビッグデータの一部として外部に提供することで収益としている場合もあります。

重大なプライバシー侵害を直接受けているわけではないものの、見ようと思えば見れる状態でログが残っているという状況はあまり気持ちのいいものではありません。

ノーログポリシーはサーバーにログを残さないことを宣言するもので、これにより外からだけでなく内からの侵害にも備えることができます。

それに加え、そのノーログポリシーがしっかりと守られているかを第三者機関により監査されていれば、完璧でしょう。

無料VPNは避ける

無料のVPNサービスは非常に手軽で魅力的に思えるかもしれませんが、セキュリティやプライバシーの面から利用は基本的には全くおすすめできません。

広告表示やデータ収集など、結果的にユーザーにとって不利益なものが多いため、信頼できる有料のVPNサービスの利用をおすすめします。

VPN利用時のよくある質問

特に、初めてVPNを利用する際には、多くの疑問が生じることがあります。

よくある質問をまとめてみましたので紹介します。

日本国内で使えるVPNはどれですか?

日本政府はVPNサービスの制限を行っていないため、基本的にはどのVPNサービスでも利用可能です。

とくに国産のVPNであればサポートも日本語で受けられるため良い選択肢でしょう。

VPNはPCでも使えますか?

はい、VPNはPCでの利用にも適しています。

ほとんどのVPNサービスは、WindowsやMacOSを含む複数のオペレーティングシステムに対応しており、簡単に設定して使用することができます。

個人利用でおすすめのVPNは?

利用目的によって変わってきますが、個人利用の場合は固定IPなどは必要ない場合が多いでしょう。

その他の要素については用途と照らし合わせて今回の記事を参考に検討してみてください。

おすすめのVPN比較まとめ

おすすめのVPN比較まとめ
  • 目的の用途に合ったVPNサービスを選びましょう
  • 大は小を兼ねるので、予算に余裕があるなら大手かつ日本語対応のサービスがおすすめ
  • 速度ならExpressVPN、セキュリティならNordVPNを基準に考えると〇

今回はおすすめのVPNサービスをピックアップし、それぞれどんな用途に最適なのかも踏まえ紹介してきました。目的の用途に合ったVPNサービスは見つかりましたでしょうか?

VPNサービスの基本は「通信速度」「セキュリティの堅牢さ」「ジオブロック回避可能性」の3つにあり、これらが充実しているサービスが最も良いVPNサービスです。

もちろん付加価値となる独自機能も大切ですが、まずはこの3点の優先度を目的の用途と照らし合わせて優先度付けしてから、VPNを選んでいくと良いでしょう。