サブスクが安く使えるVPNおすすめ7選！お得になる理由やデメリットも紹介

VPNを使うとサブスクが安く使える？

近年、サブスクリプションサービスの利用が急速に広がっていますが、その費用を節約する方法としてVPNの利用が注目されています。

ここからは、VPNの仕組みやこの機能が、国によって異なるサブスクリプション料金にどう影響するのかを解説します。

VPNの仕組み

VPN（Virtual Private Network）は、インターネット上で仮想的なプライベートネットワークを構築する技術です。

この技術を利用することで、ユーザーは自分のIPアドレスを隠し、異なる地域や国からアクセスしているかのようにインターネット上で振る舞うことが可能になります。VPNを使用すると、ユーザーの通信内容は暗号化され、外部からの不正アクセスや改ざんを防ぐことができます。

また、ユーザーは実際の地理的位置とは異なる場所にあるサーバーを通じてインターネットに接続することになり、これにより地域によって異なるサービスの内容や価格にアクセスすることが可能です。

例えば、日本からVPNを使ってトルコに接続することで、トルコ版のNetflixなどのサービスにアクセスできるようになります。

このように、VPNはインターネットのプライバシー保護やセキュリティ強化に役立つ重要なツールです。

サブスクは国によって料金が異なる場合も多い

サブスクリプションサービスの料金体系は、提供される国によって大きく異なることが一般的です。この料金差は、各国の経済水準や市場の需要に基づいて設定されています。

例えば、NetflixやApple Music、YouTube Premiumなどのサービスは、先進国では比較的高価格で提供されているのに対し、発展途上国ではより安価に提供される傾向にあります。

VPNを利用することで、ユーザーは料金が安い国からアクセスすることが可能となり、結果としてこれらのサービスをより低い料金で利用することができます。

特に、長期間にわたってサービスを利用する場合には、この方法で大幅な節約が実現可能です。例えば、アルゼンチンからYouTube Premiumにアクセスすることで、アルゼンチンの料金でサービスを享受することができるのです。

VPNで値段が変わるサブスク一覧

ここからは、Netflix、Apple Music、Google OneYouTube Premium、Spotify Premium、Canva Pro、Microsoft365といった人気サブスクサービスが、国によってどのように料金が異なるかを詳しく見ていきます。

ただし各サービスの利用規約は定期的に更新され、利用規約でVPNを使用したアクセスについて言及している可能性があるので、使用前には必ず各サービスの利用規約のチェックを忘れないようにしましょう。

Netflix

Netflixは世界的に有名な動画配信サービスで、映画やテレビ番組、ドキュメンタリーなど多岐にわたるジャンルを提供しています。

日本では、このサービスは月額990円から1,980円で利用可能ですが、トルコでは月額約444円から約909円（63.99～130.99トルコリラ）で提供されています。

この料金差を利用するために、VPNを使用してトルコからNetflixにアクセスすることが一つの方法です。

これにより、日本の料金と比較して年間約6,552円から12,852円の節約が可能になります。ただし、トルコでは日本のクレジットカードが使用できないため、プリペイドカードを用いた支払いが必要となります。

Apple Music

Apple MusicはAppleが提供する定額制の音楽ストリーミングサービスで、日本では月額1,080円で利用できます。しかし、トルコでは月額139円（19.99トルコリラ）と大幅に安価で、年間で約11,292円の節約が見込めます。

ただし、海外でApple Musicを契約する場合、その国で設定されたApple IDが必要となります。このため、VPNを利用して料金を節約しようとする際には、ID管理が複雑になるという問題があります。

このような理由から、VPNを使用してApple Musicの料金を節約する方法は一般的に推奨されていません。サブスクリプションサービスの料金を節約する際には、このようなサービス固有の制約や必要条件を考慮することが重要です。

Google One

Google Oneは、Googleが提供するサブスクリプションサービスで、クラウドストレージや写真のバックアップなど、個人や家族のデータ保存と管理に便利な機能を備えています。

日本では月額250円から1,300円で提供されていますが、トルコでは月額約40円から約201円（5.79～28.99トルコリラ）で利用でき、年間約2,520円から13,188円の節約が可能です。

YouTube Premium

YouTube Premiumは、広告なしでYouTubeを利用できるサービスで、国によって料金が異なります。日本では月額1,180円で利用できますが、インドでは月額210円（12.99ルピー）と非常に安価です。

この価格差を利用することで、物価の安い国からアクセスすることにより、日本よりも安い料金でYouTube Premiumを利用することが可能です。

例えば、インドの料金で利用する場合、年間約11,640円の節約が見込めます。

Spotify Premium

Spotify Premiumは、広告なしで音楽やポッドキャストを楽しむことができるサービスです。このサービスの料金は国によって異なり、日本では月額980円から1,580円で利用可能ですが、ブラジルでは月額約507円から約935円（19.00～34.90レアル）で利用できます。

この方法を用いると、年間約5,676円から7,740円の節約が可能です。ただし、海外版のサービスを利用する際には、日本発行のクレジットカードが使えないことが多いため、プリペイドカードが必要になる場合があります。

Canva Pro

Canva Proは、豊富なテンプレート、高度なデザインと写真編集機能、アニメーション作成機能を備えたビジネス向けのデザインツールです。

日本では月額1,500円ですが、トルコでは月額約381円（54.99トルコリラ）で利用でき、年間約13,428円の節約が見込めます。

Microsoft365

Microsoft 365は、Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリケーション、OneDrive、Microsoft Teams等を備えた包括的なサブスクリプションサービスです。

これにより、個人から企業まで幅広いユーザーが文書作成、表計算、プレゼンテーション、メール管理、チームワークなどを効率的に行えます。

日本では年額12,984円から18,400円ですが、インドでは年額約7,978円から約10,095円（4,899～6,199ルピー）で利用可能で、年間約5,006円から8,305円の節約が可能です。

サブスクを安く使えるおすすめVPN7選

ここからは、サブスクを安く使うためのおすすめVPNを7つピックアップし、その特徴やメリットなどについて詳しく紹介します。

MillenVPN

MillenVPNはアズポケット株式会社によって運営される日本製のVPNサービスです。

MillenVPNはWindows、Mac、iOS、Androidに対応し、最大10台のデバイスを同時に接続可能です。また、2年契約時に月額396円（税込）という手頃な価格設定がされており、インドにもサーバーを持ち、通信速度やセキュリティ面で高い水準を保っているなど、非常に総合力の高いVPNサービスであると言えるでしょう。

MillenVPNの最大の魅力は日本企業による運営からくる安心感と、完全な日本語対応による利用のしやすさです。海外のサービスが多いVPN市場において、MillenVPNは国内ユーザーにとって特に信頼性が高く使いやすいと言えます。

全体的に、MillenVPNは日本のユーザーにとって使いやすく、安心感のあるVPNサービスとしておすすめです。

MillenVPNの公式サイトはこちら！

Surfshark

Surfsharkは、2018年にオランダで設立された比較的新しいVPNサービス提供会社で、Surfshark B.V.によって運営されています。

Surfsharkの最大の特徴は同時に無制限のデバイスで接続できる点です。

これは家族や企業など多くのデバイスを使用する環境や、友人や家族との共有に特に適しています。料金プランは1か月プランが2,306円/月、1年プランが595円/月、2年プランが372円/月と、長期プランは業界でもトップクラスの低価格で提供されています。

セキュリティ面では、VPNによる暗号化通信に加え、「Surfshark One」というセキュリティパックを提供し、アンチウイルス機能などが含まれています。これによりセキュリティが一層強化されます。また、広告ブロッキング機能による速度向上や、多くの国にサーバーを持つ点も魅力的です。

Surfsharkは長期的にVPNを使う予定の方や、自分以外の家族もVPNを使いたい方にピッタリのVPNであると言えるでしょう。

SurfSharkの公式サイトはこちら！

NordVPN

NordVPNは、2012年に設立された非常に人気のある海外VPNサービスで、約10年間で全世界で1,400万人以上のユーザーを獲得しています。このサービスはパナマ共和国に拠点を置くNordVPN s.a.によって運営され、Windows、Mac、iOS、Android、Linuxなど多くのプラットフォームに対応しています。

NordVPNは60カ国に5,900台以上のサーバーを持っており、1ヶ国あたりのサーバー数は他社と比べても圧倒的に多いです。

そのため世界中の多様な地域へ高速かつ安定してアクセスが可能です。YouTubeプレミアムやNetflixなどのサブスクリプションサービスを最も安い国から契約するのにも役立ち、例えばアルゼンチンからYouTubeプレミアムに、トルコからNetflixに登録することが可能です。

また、NordVPNは通信速度やセキュリティ、対応している動画サービスの多さなど、多くの面でトップクラスの性能を誇っています。また、ノーログポリシーを徹底している点も重要な特徴です。

価格に関しては他のVPNより高めですが、提供するサービスの質を考慮するとコストパフォーマンスはむしろ良いと言えるでしょう。

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CyberGhostVPN

CyberGhostVPNは、2011年にルーマニアで設立されたVPNサービスで、その長い歴史と高品質なサービスで知られています。

CyberGhostVPNの最大のメリットは、91カ国に9,000台以上の中継サーバーを持ち、極めて広範なアクセス可能地域を提供することです。

これにより、サブスクリプションサービスへのアクセスに多くの選択肢を提供しています。さらに特にストリーミング専用サーバーを設置しているので、YouTubeプレミアムやNetflixなどのサービスへの安定したアクセスが可能なのも魅力的です。

さらに、無料トライアルと45日間の返金保証があり、初めてVPNを利用する人にとってリスクを軽減する魅力的なオプションを提供しています。

そのため初心者からコストを重視するユーザーまで幅広く対応するVPNサービスと言えます。

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ExpressVPN

ExpressVPNは、VPN業界において特に高速な通信速度で知られており、通信速度を重視するユーザーに最適なサービスです。VPN技術は通常、通信速度を若干低下させる傾向がありますが、ExpressVPNはこの点で優れたパフォーマンスを発揮し、速度低下を最小限に抑えることができます。

ExpressVPNのもう一つの推奨ポイントは、94カ国にサーバーを設置していることです。これにより、世界中のさまざまな地域からのアクセスが可能となっています。

特に動画視聴やストリーミングサービスの利用者にとっては、高速な通信速度により快適な視聴を続けることができるでしょう。ただし、高品質な分、他のVPNサービスと比較してやや高価であるため、価格と通信品質のバランスを考慮する必要があります。

スイカVPN

スイカVPNは、MAJ Techから提供される日本製のVPNサービスで、そのセキュリティの高さと日本語サポートが魅力です。

このサービスはデータ通信に制限がなく、50台までのデバイスを同時に繋げられるため、ご家族やお友達との共有にぴったりです。

料金については、1ヶ月利用のプランは他のサービスと比べて安いですが、長期プランになるとあまり割引が効かないので、他のサービスに対する価格優位性が失われてしまいます。

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VyprVPN

VyprVPNは、その独自のChameleon™ プロトコルを通じてVPNブロックやスロットリングを回避し、インターネットの自由を高めることを目指しています。このサービスは強力な暗号化と複数のセキュリティプロトコルを提供し、ユーザーのデータと通信を保護します。

また、ゼロログポリシーを採用しており、ユーザーの活動ログを一切保持しないという魅力を持ちます。

一方で、デメリットとしてはサーバーの設置台数が少なめで、一部のサーバーで速度が不安定になることがあります。

VPNを使っても安くならない・効果がないサブスク

VPNを利用することでサブスクリプションサービスのコスト削減が期待される一方で、すべてのサービスで効果があるわけではありません。

ここからは、VPNを使用しても価格面でのメリットが得られない主要なサブスクサービスを紹介します。

Amazon Prime

Amazon Primeは、迅速な配送オプション、プライムビデオ、プライムミュージック、Kindleの特典など、多岐にわたるサービスを提供しています。特にプライムビデオは、多数の映画やオリジナルシリーズを提供しており、エンターテインメントの面で高い評価を受けています。

Amazon Primeの会費は国によって異なり、最も安いのはトルコで月額0.44USD（約50円）、最も高いのはイギリスで月額10.83USD（約1,200円）です。日本では月600円（約3.71USD）です。

しかし、VPNを使用して他国のAmazon Primeに安く契約することはおすすめされていません。理由としては、Amazon Primeは動画サービスだけでなく、配送特典など他のサービスも含まれているため、他国で契約するとこれらのサービスが利用できなくなる可能性があります。

また、トルコの住所やアカウントが必要であり、日本限定の特典も利用できなくなります。さらに、トルコ国内で配信されている番組と海外対応の番組しか見ることができず、クレジットカードは現地発行のものを使用する必要があります。

VPNの月額料金も考慮すると、コストパフォーマンスは日本で契約する方が高いとされています。

Disney+

Disney+は、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィックのコンテンツを提供するサブスクリプションサービスです。

VPNを使用しても、Disney+の料金が安くなることはありません。しかし、VPNを使用することで、異なる国のコンテンツにアクセスすることは可能です。

Hulu

Huluは、多様な映画やテレビ番組を提供する人気の動画配信サービスです。

しかし、VPNを使用しても料金が安くなることはありません。Huluは地域によって提供されるコンテンツが異なるため、VPNを使用して他国のコンテンツにアクセスすることは可能ですが、料金面でのメリットはありません。

U-NEXT

U-NEXTは日本国内で広く利用されている動画配信サービスで、映画、ドラマ、アニメなど幅広いジャンルのコンテンツを提供しています。

VPNを使用してもU-NEXTの料金が安くなることはなく、また、海外からのアクセスには制限がある場合があります。

Adobe Creative Cloud

Adobe Creative Cloudは、Photoshop、Illustrator、Premiere Proなどのクリエイティブソフトウェアを提供するサービスです。

料金は国によって異なることがありますが、VPNを使用しても料金が安くなることは一般的にはありません。また、Adobeのソフトウェアはライセンス契約に基づいているため、VPNを使用して異なる国の料金体系を利用することは避けるべきです。

VPNを使ってサブスク契約をするデメリット

VPNを使用してサブスクリプションサービスに契約する際、多くの利点がありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。ここからは、そのデメリットについて解説します。

VPNの料金がかかる

VPNサービスを利用する際には、そのVPNサービス自体の利用料金が必要です。これは、サブスクリプションサービスへのアクセスに加えて発生する追加費用となります。

無料のVPNを使用する選択肢もありますが、無料のVPNはセキュリティリスクがかなり高いためやめておいた方が良いでしょう。

安全性を重視する場合は有料のVPNを選ぶことが一般的で、その場合は最低でも2年間で約1万円〜1.5万円程度の追加費用がかかることになります。

安価なVPNサービスも存在しますが、高品質なサービスを求めるとそれなりのコストが伴うことを理解することが重要です。

サービスの利用規約で禁止されている場合がある

一部のサブスクリプションサービスでは、利用規約においてVPNを通じたアクセスを禁止しています。このような規約に違反すると、アカウントが停止または削除されるリスクがあります。

特に、地域制限を回避する目的でVPNを使用する場合、サービス提供者によっては厳しく対処されることがあります。必ずアクセスしたいサービスの利用規約を確認し、合法的な手段で利用しましょう。

通信速度が遅くなる

VPNを介してインターネットに接続すると、データがVPNサーバーを経由するため、通常の直接接続に比べて通信速度が低下することがあります。

特に、動画ストリーミングサービスなど、高速なインターネット接続を要求するサービスの場合、この速度低下は顕著に感じられることがあります。

日本のコンテンツが見れなくなることも

VPNを使用して他国のサブスクリプションサービスにアクセスすると、その国に特化したコンテンツの提供を受けることになります。例えば、Amazonプライムをトルコのアカウントで利用する場合、トルコ国内で配信される番組やAmazonオリジナルの番組しか見ることができません。

これは、日本の番組や映画を日本語で視聴することができないことを意味し、日本のコンテンツを楽しみたいユーザーにとっては大きなデメリットとなります。

VPNを使ったサブスク利用についてのFAQ

ここでは、VPNを使うことでサブスクがなぜ安くなるのか、その合法性、そして無料のVPNの使用に関する疑問に答えます。

VPNを使うとサブスクが安くなるのはなぜ？

VPNを使用すると、異なる国のIPアドレスを利用できるため、地域によって異なるサブスクリプション料金を利用することが可能です。

例えば、ある国ではサブスクリプションの料金が安い場合があり、VPNを使ってその国のIPアドレスを利用することで、低価格でサービスを利用できることがあります。

VPNを使って安くサブスクを使うのは違法？

VPNを使用してサブスクリプションサービスを安く利用すること自体は直ちに違法になる行為ではありませんが、サービスの利用規約に違反する可能性があります。

多くのサービスは、利用者が所在する国に基づいて料金を設定しており、VPNを使用してこれを回避することは規約違反となる場合があります。

そのため、この方法でサービスを利用する際は、サービスの利用規約を確認することが重要です。

無料のVPNを使っても大丈夫？

無料のVPNサービスを使用することも可能ですが、セキュリティやプライバシーのリスクが伴います。無料のVPNサービスはしばしば広告を表示したり、利用者のデータを収集して第三者に販売することがあります。

また、無料のVPNは有料のVPNに比べて通信速度が遅いことが多く、ストリーミングサービスなどの利用には適していない場合があります。安全性と快適な利用を考慮すると、信頼できる有料のVPNサービスの利用をおすすめします。

VPNでサブスクを安く使う方法まとめ

今回はサブスクが安く使えるおすすめVPNについて紹介しました。

VPNで値段が変わるサブスクについても７つ紹介しました、VPNを利用する際は日本での料金を上回らないように自分に合ったサービスを選びましょう。