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「中国滞在中も日本の動画コンテンツが見たい!」

「仕事で中国から日本のサーバーにつながないといけないからVPNが必要」

中国に滞在が決まったとき、中国から日本のコンテンツにアクセスできる用意をしておく必要がある場合は、どのサービスを選べばよいのか考える必要があります。

中国はインターネットの検閲が厳しく、VPNサービスを利用していても検閲を突破できない場合も多いので、悩まされる人も多いです。

そこで今回は、中国で利用可能なVPNサービスを紹介していきます。

2023年11月時点で利用可能なサービスを紹介しています

中国でのVPN利用についてざっくり説明すると
  • 中国からの利用に特化したVPNサービスも存在する
  • 大手サービスは検閲にかかりやすく、利用できない場合もある
  • VPNの利用自体は違法ではないが、利用の仕方には注意しよう

このページにはプロモーションが含まれています

中国でVPNサービスを使う理由

中国では「グレートファイアウォール」と呼ばれる検閲システムにより、多くの外国のウェブサイトやアプリがブロックされています。

そのため、この検閲システムを回避するために中国内に拠点をもつ法人や個人の多くがVPNを利用している状態です。

中国では利用できないサービスが多い

中国では、政府によるインターネット規制が非常に厳しいため、日本でお馴染みのサービスを含む多くの海外サービスが利用できません。

中国国内に在住の場合はそこまでデメリットはないかもしれませんが、一時的な滞在の場合、これらの規制は居住国からの情報を遮断されてしまうため大きなデメリットになり得ます。

このため、中国でインターネットを自由に利用するためにはVPNが不可欠となっています

しかし、大前提としてVPNは規制対象であるため最初は使えても将来的に使えなくなったり、使えると紹介されていても今そのときに使えるかどうかは定かではない、ということは留意すべきです。

VPNで日本などで使えるサービスを利用する

VPNを使用することで中国国内からでも日本やその他の国々で利用可能なサービスにアクセスできます。

VPNは、ユーザーのインターネットトラフィックを暗号化し、別の国のサーバーを経由してインターネットに接続することで、地理的な制限を回避します。

中国でのVPNの利用は完全に自己責任です

中国では認可されているVPNサービス以外を利用することは許可されておらず、どのサービスが認可されているのかについては一般には公開されていません。

企業や教育機関がVPNを使って海外とやりとりすることは許可しているものの、一般的にはVPNの利用を禁止する目的があるからです。

しかし、過去にただVPNを使っていただけで検挙されたという例はなく、現時点では問題ないと思って良い状況ですが、状況は常に変化しているため突然違法行為として検挙されてしまう可能性もあるのです。

中国でのVPN利用は完全自己責任でお願いします。

中国で使えるおすすめVPN14選

ここからは実際に中国で使えるVPNサービスについて紹介していきます。

なお、執筆時点で利用可能であるものを紹介していますので、実際に今利用可能かどうかについては確認することを推奨します。

Nord VPN

項目

Nord VPNの特徴

料金

¥440/月~

接続可能台数

6台

日本語対応

サーバー設置国数

60か国

サーバー設置台数

5900台以上

ノーログポリシーの有無

対応プラットフォーム

Windows、macOS、Linux、Chromebook、Android、iOS、対応ルーター、スマートテレビやゲーム機など

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

〇(androidアプリにはない)

通信速度

☆☆☆☆☆

返金保証期間

30日間

Nord VPNコストパフォーマンスと利便性が高い、世界でもシェア率の高い大手のVPNサービスです。

中国以外にも世界60カ国以上に5,900台以上のサーバーを展開しており、ビジネス利用や海外動画配信サービスの視聴に適していると言えるでしょう。

Nord VPNは規制強化により中国で使えない可能性あり

NordVPNは以前、VPN通信を通常のHTTPS通信に見せかける「難読化サーバー」を使用して検閲を回避する技術を採用していましたが、現在はあまり効果がないと言われています。

そのため現在では接続できなくなってしまっている可能性がありますが、最近でも「接続できる」という声も上がっていること、また運営会社の対策により改めて使用可能になる可能性も高いため、ここで紹介しました。


Surfshark

項目

Surfsharkの特徴

料金

¥301/月~

接続可能台数

無制限

日本語対応

ほぼ対応

サーバー設置国数

100

サーバー設置台数

3200台超

ノーログポリシーの有無

対応プラットフォーム

Windows、macOS、Linux、Chromebook、Android、iOS、スマートテレビなど

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

通信速度

☆☆☆☆☆

返金保証期間

30日間

Surfsharkは、オランダの企業が運営するVPNサービスで、世界100ヶ国以上に3,200台以上のサーバーを展開しています。

このサービスは、多くのOSとデバイスに対応し、一つのライセンスで複数のデバイスを無制限に接続できる点が特徴です。

Surfsharkの良い点はスマホアプリが使いやすいところで、他のアプリではわかりづらかったり、使いにくい部分がある中、洗練されている印象を受けます。

価格も比較的手頃ながら、NoBordersモード、Kill Switch、RAMのみのサーバー、ノーログポリシー、カモフラージュモードなど、中国での使用に特化した機能を備えており、最安価ではなくとも機能と価格のコストパフォーマンスの高いサービスを求める方にお勧めです。

Surfsharkは現時点では中国から日本に接続ができる

Surfsharkは、中国の厳しいネット規制に対応するための特化した機能を持ち、中国でのインターネットアクセスを安全かつ効果的にすることを目指しています。

ですが、公式からも100%保証はできないと明言されており、中国内での通信に関してはすべてのサービスにおいて絶対可能はあり得ないと認識したほうがいいでしょう。

念のため中国での使用を考えている場合は、渡航前に最新の接続状況を確認することが推奨されます。


熊猫VPN(PandaVPN)

項目

熊猫VPN(PandaVPN)の特徴

料金

$2.49/月~

接続可能台数

3台

日本語対応

一部対応

サーバー設置国数

80以上

サーバー設置台数

3000以上

ノーログポリシーの有無

対応プラットフォーム

Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Android TV

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

通信速度

☆☆

返金保証期間

7日間

熊猫VPN(PandaVPN) は、中国からのVPN利用をメインとした高い利便性とセキュリティを備えたVPNサービスです。

公式サイトが中国語で書かれており、日本語に対応しておらずわかりづらいのが難点です。

3000台以上のサーバーを持ち、高速IPLC専用回線を使用することで、高帯域幅と低遅延のVPN接続を提供します。

さらに、最大10Gbpsの帯域幅で無制限のデータ使用が可能であり、厳格な無ログポリシーとECC暗号化技術により、ユーザーのプライバシーが保護されます。

中国メインな熊猫VPN(PandaVPN)の利用可能性は?

Panda VPNは中国での利用をメインに据えていますので、もちろん利用が可能ですが、一部の動画サイトやTwitterとの相性が悪い場合があるようです。

そのため、利用を検討している動画サービスなどが対応していない可能性もあり、事前のチェックは必須と言えるでしょう。

通信速度はインターネットの閲覧に問題ないくらいのレベルというくらいのもので、特段高速というわけでもありません。

セキュリティ面では高いセキュリティを保持している接続方式を採用していますが、具体的な暗号化方式については不明であることから確証は得られていません。

なお、サポートについては日本語でのサポートが用意されているため、日本人ユーザーでも使用しやすい中国VPNとなっています。

スイカVPN

項目

スイカVPNの特徴

料金

¥1,097/月~

接続可能台数

50台

日本語対応

〇(国産)

サーバー設置国数

45

サーバー設置台数

50

ノーログポリシーの有無

なし(日本国の法律を順守するというスタンス)

対応プラットフォーム

Windows、macOS、Android、iOS

スマホアプリの有無

Androidのみ

キルスイッチの有無

不明

通信速度

☆☆☆

返金保証期間

30日間

スイカVPNは、株式会社MAJ Techによって運営される日本のVPNサービスで、海外にいても日本と同じネット環境を提供することを特徴としています。

このサービスは、特に中国での利用に適しており、接続の安定性と速度に優れています。

国産であることからサポートももちろん日本語対応しており、NetflixやU-NEXTなどの主要なストリーミングサービスにも対応しています。

スイカVPNは中国で使える!

スイカVPNは中国での利用に特化しており、VPNプロトコルShadowsocks(シャドーソックス)を利用することで、VPN規制があっても速度が落ちにくく、快適なインターネット利用が可能です。

中国での大きな会議の前後など、ネット規制が強化される時期にも迅速に臨時サーバーを用意し、安定したサービスを維持しています。

中国ユーザー向けには専用の接続サーバーが用意されており、中国のネット規制に対応するためのサービス強化が行われています。

これらの理由から中国からの接続においても問題なく利用できることが確認されています。

しかし、通信速度についてはそこまで早くない点には注意が必要です。動画を見たりする分には問題ないが、オンラインゲームはできない、くらいの速度感になります。


ExpressVPN

項目

ExpressVPNの特徴

料金

$6.67/月~

接続可能台数

5台

日本語対応

ほぼ対応

サーバー設置国数

105ヶ国

サーバー設置台数

5700ほど

ノーログポリシーの有無

対応プラットフォーム

Windows、macOS、Linux、Chromebook、Android、iOS、スマートテレビなど

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

通信速度

☆☆☆☆☆

返金保証期間

30日間

ExpressVPNは、中国を含む多くの国で利用されている信頼性の高いVPNサービスです。

このサービスは、94カ国以上に3,000台以上のサーバーを設置しており、広範囲な接続オプションを提供します。

日本語対応のチャットサポートと30日間の返金保証があり、初めてのユーザーでも安心して利用できます。

また、とても高速で安定した接続を提供していることから、ストリーミングや大容量のダウンロードにも適しています。

暗号化やセキュリティの情報もユーザーに安心感を与えるもので、AES-256ビットの暗号化、DNS、IP、WebRTCリーク保護、キルスイッチによる保護が施されています。

さらに、ノーログポリシーに関しても第三者機関による監査や、実際に過去に犯罪者がExpressVPNを利用していたことにより情報開示を命じられた際に情報がないという理由で提出できなかった件も相まって、ExpressVPNのノーログポリシーに関しては大いに信頼を置くことができます。

ExpressVPNは中国で利用可能だが渡航前に申し込もう

ExpressVPNは中国のグレートファイアウォールの制限を回避できる数少ないVPNの一つですが、中国内からは公式HPにアクセスできないため、中国に到着する前に契約・ダウンロードしておく必要があります

サーバー難読化を提供し、VPNトラフィックを通常のHTTPトラフィックに見えるようにマスクして、中国のVPN検出技術を回避します。

ExpressVPNの公式でも中国に最適とまで表現されていますが、時期によっては接続の不安定さが報告されており、タイミングによっては接続できないこともあるため、やはりこちらも最新の情報の確認は必須となってしまいます。

良之助VPN

項目

良之助VPNの特徴

料金

950 円/月〜

接続可能台数

2~4(プランで変わる)

日本語対応

〇(国産)

サーバー設置国数

5カ国

サーバー設置台数

不明

ノーログポリシーの有無

なし

対応プラットフォーム

Windows、Mac、Android、iOS

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

なし

通信速度

☆☆☆

返金保証期間

1週間

良之助VPNは、高速で安定した接続性能を持つ国産のVPNサービスです。

特にネット閲覧や高画質動画の視聴において、その速度と安定性が際立っており、海外から日本の動画配信サービスへのアクセスが可能で、NETFLIX、U-NEXT、Paravi、FOD、hulu、Amazonプライムビデオなど、多くのサービスに対応しています。

遠隔操作によるリモートサポートを提供しており、VPNの操作方法やトラブル時のサポートが充実しています。

契約は自動更新されず、期間終了後に自動的に料金が引き落とされる心配がありません。

専用アプリはダウンロード後、IDとパスワードを入力するだけで簡単に使用でき、サーバーの変更や契約有効期限の確認などが可能です。

良之助VPNは中国での利用に適している

良之助VPNは中国での利用においても高い評価を受けています。

中国での接続テストでは、良之助VPNは高い速度と安定性を示しており、快適なインターネット利用が可能です。

中国から日本の動画配信サービスへのアクセスが可能で、定期的なテストによりその利用可能性が確認されています。

Millen VPN

項目

Millen VPNの特徴

料金

396円/月~

接続可能台数

10台

日本語対応

〇(国産)

サーバー設置国数

72

サーバー設置台数

1,300台以上

ノーログポリシーの有無

対応プラットフォーム

Windows, Mac, iOS, Android

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

〇(一部プラットフォームのみ)

通信速度

☆☆☆☆

返金保証期間

30日間

MillenVPNは、日本の会社である株式会社アズポケットが運営するVPNサービスで、2020年6月にサービスを開始した比較的新しいサービスです。

国産であることから日本語への対応が違和感なく完璧で、国産のVPNサービスの中では最大手と言えるでしょう。

VPNプロトコルとしてIKEv2およびOpenVPNプロトコルを採用し、基本的に動的IPアドレスを提供しますが、固定IPアドレスのオプションもあります。

キルスイッチ機能を備えており、ネットワークが途中で切れた際にユーザーのIPを隠します。

また、ノーログポリシーを掲げ、通信履歴を残さないポリシーを採用しています。

MillenVPNの中国内利用可能性

MillenVPNは中国国内でも利用可能ですが、全土で使えるわけではなく、場所によっては利用できないことがあるようです。

中国のインターネット規制に対応していますが、規制強化により突然使えなくなる可能性もあります。

特に中国南部ではアプリを介したVPN接続が困難な場合があるため、MillenVPN Nativeの使用が推奨されています。


VyprVPN

項目

VyprVPNの特徴

料金

$5.00/月~

接続可能台数

10台

日本語対応

未対応

サーバー設置国数

70ヵ国以上

サーバー設置台数

700以上

ノーログポリシーの有無

対応プラットフォーム

Windows、macOS、iOS、Android

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

通信速度

☆☆☆

返金保証期間

30日間

VyprVPNは、スイスのGolden Frog社が提供するVPNサービスで、高いプライバシー保護とインターネット接続の品質が特徴です。

スイスの厳格なプライバシー法のもと運営され、全サーバーを自社で管理しています。

このサービスは、ノーログポリシーを採用し、軍事レベルのIP暗号化で安全かつ高速なVPN接続を提供します。

ただし、日本語のライブチャットサポートは提供されていません。

VyprVPNは中国で利用可能

VyprVPNは、中国で利用可能です。

独自開発の「カメレオンプロトコル」により、中国の厳しいインターネット規制を突破し、VPNブロックを回避することができます。

このプロトコルは接続を暗号化し、監視から保護します。

ただし、iOSアプリは中国のApp Storeからは削除されてしまっているので、事前のダウンロードが必須です。

セカイVPN

項目

セカイVPNの特徴

料金

1,100円/月~

接続可能台数

3台

日本語対応

〇(国産)

サーバー設置国数

11

サーバー設置台数

不明

ノーログポリシーの有無

対応プラットフォーム

Windows、macOS、iOS、Android

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

なし

通信速度

返金保証期間

2ヶ月

セカイVPNは日本製のVPNサービスで、特に海外に住む日本人に人気があります。

このサービスは、使いやすい専用アプリを提供し、設定から接続までが簡単です。

専用アプリにはセカイVPNアプリセカイブラウザアプリの2種類があり、それぞれ異なる機能を持っています。

最大2ヶ月間の無料体験期間を提供しており、これは他のVPNサービスと比較して長い期間です。

サポートは全て日本語で提供され、YouTubeやTverなどの主要な動画視聴サービスを含む多くのストリーミングサービスに対応しています。

セカイVPNは中国で使えるが地域によって差がある

中国でセカイVPNを使うことは可能です。しかし現時点では地域によっては問題点があるようです。

接続自体は可能であるものの、速度が満足に出ず、通常のブラウジングにも影響があります。

中国の中心部など回線速度が速い地域では問題ないかもしれませんが、VPNをつながない状態の時の回線速度が速い必要があります。

カベネコVPN

項目

カベネコVPNの特徴

料金

¥480 /月~(2週間の無料プランあり)

接続可能台数

4台

日本語対応

〇(国産)

サーバー設置国数

5ヶ国

サーバー設置台数

1,300台以上

ノーログポリシーの有無

なし

対応プラットフォーム

Windows、macOS、iOS、Android

スマホアプリの有無

なし

キルスイッチの有無

なし

通信速度

☆☆☆☆

返金保証期間

21日間

かべネコVPNは、日本の株式会社エフネットによって提供されており、主に日本、香港、アメリカ、イギリス、ドイツの5カ国に48台のサーバーを設置しています。

このサービスは、月額880円から利用可能で、年間プランでは月々480円という低価格で提供されています。

しかし、サーバー設置国が5か国と限られており、初期設定の複雑さや自動更新がないなどのデメリットもあります。

セカイVPNは中国で使えるが地域によって差がある

かべネコVPNは、中国の厳しいインターネット規制を回避するために特別なプロトコル「Shadowsocks」を採用しており、中国からのアクセスに対しても一部のサーバーが利用可能です。

また、サービスは継続的なサーバーの最適化を行っており、中国での通信速度の向上も期待できます。

UCSS

項目

UCSSの特徴

料金

$36.00/月~

接続可能台数

3台〜

日本語対応

ほぼ対応

サーバー設置国数

16カ国以上

サーバー設置台数

不明

ノーログポリシーの有無

〇(韓国サーバーのみ保持)

対応プラットフォーム

Windows、macOS、iOS、Android

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

不明(おそらくなし)

通信速度

☆☆☆☆☆☆

返金保証期間

なし

UCSSは、Shadowsocksを採用しているVPNサービスです。

Shadowsocksは中国での通信の安定性が高く、そのため他のVPNサービスと比べて通信速度の安定性が高くなっています。

UCSSは中国からでも高速なインターネットが使える

UCSSは、中国のインターネット規制を回避し、Googleや各種SNSへのアクセスを可能にしており、他のVPNサービスと比べてもかなり速度の速いサービスとなっています。

また、ほとんどの場面で日本語に対応しています。

非常に高速な通信速度を誇り、4K動画の再生もスムーズです。

1coinVPN

項目

1coinVPNの特徴

料金

¥500/月

接続可能台数

7台

日本語対応

サーバー設置国数

不明

サーバー設置台数

不明

ノーログポリシーの有無

対応プラットフォーム

Windows、macOS、iOS、Android

スマホアプリの有無

なし

キルスイッチの有無

なし

通信速度

☆☆☆

返金保証期間

2週間

1coinVPNは、中国の厳しいネット規制に対応するために特化されたVPNサービスです。

このサービスは、高速で安全な接続を提供し、特に中国でアクセスが制限されているサービスへの接続を容易にします。

利用者は専用アプリケーションやワンクリックインポートを通じて簡単に接続できます。

また、Googleが開発した「BBR Plus」というTCP通信を高速化する新アルゴリズムを全サーバーに適用しており、これにより通信速度が向上しています。

1coinVPNは中国から日本のコンテンツが見れる

1coinVPNは、中国での利用に特化しているため、中国から日本のコンテンツにアクセスする際にも有用です。

プレミアム版や専用回線VIP版を利用することで、Netflix日本版やHulu、DAZNなどの日本の動画ストリーミングサービスや特定のゲームサービスにもアクセスでき、中国にいながら日本のエンターテイメントコンテンツを楽しむことができます。

12VPN

項目

12VPNの特徴

料金

$9.92/月~

接続可能台数

60台以上

日本語対応

未対応

サーバー設置国数

25

サーバー設置台数

不明

ノーログポリシーの有無

対応プラットフォーム

Windows、macOS、iOS、Android

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

通信速度

☆☆☆

返金保証期間

14日間

12VPNはオランダに本社を置き、中国でのネット規制回避に特化したVPNサービスです。

日本語サポートはありませんが、英語でのサポートが迅速であり、48時間以内に回答が得られるのが特徴です。

Google Chrome拡張機能から、VPN設定のON/OFFが簡単に行えます。

12VPNなら中国でも快適に利用可能

12VPNは中国での利用に特化しており、中国政府のネット規制に対する迅速な対応が特徴です。

中国からのアクセスが不安定になった際には、速やかに対応するためのメール通知を行い、サーバーリストの日々の更新を推奨しています。これにより、中国内でも安定したVPN接続が期待できます。

また、中国からのアクセスを容易にするための専用リンクが提供されており、中国内での利用登録ができるため現地で急に他のサービスが使えなくなった時の保険としても良いですね。

PIA VPN

項目

PIA VPNの特徴

料金

¥ 365/月~

接続可能台数

10台

日本語対応

未対応

サーバー設置国数

84か国

サーバー設置台数

30,000台以上

ノーログポリシーの有無

対応プラットフォーム

Windows、macOS、Linux、iOS、Android

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

通信速度

☆☆☆

返金保証期間

30日間

Private Internet Access(PIA VPN) は、イギリスのKape Technologiesが運営するVPNサービスで、特に料金の安さが魅力です。

セキュリティや通信速度にも優れており、世界84ヶ国に25,000台以上のサーバーを設置しています。

これは他の大手VPNサービスと比較しても非常に多い数です。

デバイスの同時接続数は10台まで可能で、ノーログポリシーを掲げています。

ただし、アプリの操作性やノーログポリシーに対する懐疑的な意見も一部にあることと、日本語対応が完全ではない点は注意が必要です。

PIA VPNの中国利用可能性は?

Private Internet Accessは、過去には中国からのアクセスが可能であったものの現在では中国での利用には適していない可能性が高いようです。

中国では政府による厳しいネット規制が行われており、中国から海外サーバーへの接続は困難であることを示しています。


中国で使えるVPNの比較一覧表

サービス名

料金

接続可能台数

日本語対応

サーバー設置国数

サーバー設置台数

ノーログポリシーの有無

対応プラットフォーム

スマホアプリの有無

キルスイッチの有無

通信速度

返金保証期間

NordVPN

¥440/月~

6台

60か国

5900台以上

Windows、macOS、Linux、Chromebook、Android、iOS、対応ルーター、スマートテレビやゲーム機など

〇(androidアプリにはない)

☆☆☆☆☆

30日間

Surfshark

¥301/月~

無制限

ほぼ対応

100

3200台超

Windows、macOS、Linux、Chromebook、Android、iOS、スマートテレビなど

☆☆☆☆☆

30日間

熊猫VPN(PandaVPN)

$2.49/月~

3台

未対応

80以上

3000以上

Windows、macOS、Linux、Android、iOS、Android TV

☆☆

7日間

ExpressVPN

$6.67/月~

5台

ほぼ対応

105ヶ国

5700ほど

Windows、macOS、Linux、Chromebook、Android、iOS、スマートテレビなど

☆☆☆☆☆

30日間

スイカVPN

¥1,097/月~

50台

〇(国産)

45

50

なし(日本国の法律を順守するというスタンス)

Windows、macOS、Android、iOS

Androidのみ

不明

☆☆☆

30日間

良之助VPN

950 円/月〜

2~4(プランで変わる)

〇(国産)

5カ国

不明

なし

Windows、Mac、Android、iOS

なし

☆☆☆

1週間

Millen VPN

396円/月~

10台

〇(国産)

72

1,300台以上

Windows, Mac, iOS, Android, w

〇(一部プラットフォームのみ)

☆☆☆☆

30日間

VyprVPN

$5.00/月~

10台

未対応

70ヵ国以上

700以上

Windows、macOS、iOS、Android

☆☆☆

30日間

セカイVPN

1,100円/月~

3台

〇(国産)

11

不明

Windows、macOS、iOS、Android

なし

2ヶ月

カベネコVPN

¥480 /月~(2週間の無料プランあり)

4台

〇(国産)

5ヶ国

1,300台以上

なし

Windows、macOS、iOS、Android

なし

なし

☆☆☆☆

21日間

UCSS

$36.00/月~

3台〜

ほぼ対応

16カ国以上

不明

〇(韓国サーバーのみ保持)

Windows、macOS、iOS、Android

不明(おそらくなし)

☆☆☆☆☆☆

なし

1coinVPN

¥500/月

7台

不明

不明

Windows、macOS、iOS、Android

なし

なし

☆☆☆

2週間

12VPN

$9.92/月~

60台以上

未対応

25

不明

Windows、macOS、iOS、Android

☆☆☆☆

14日間

PIA

¥ 363.25/月~

10台

未対応

84か国

30,000台以上

Windows、macOS、Linux、iOS、Android

☆☆☆

30日間

中国から日本へのアクセスが可能なおすすめなVPNサービスについて、まとめて比較してみました。

中国のVPN利用可能状況はとても変わりやすいですが、中国特化のサービスもあるなど選択の幅が広いです。

特定のサービスを目的として契約する場合は対応しているかどうかを事前に確認しておき、万が一接続が不安定となった場合の保険のサービスも用意しておくとより万全と言えるでしょう。

中国でVPNは違法?規制強化は大丈夫?

VPNの使用は直ちに違法にならない

中国でのVPNの使用に関しては、多くの誤解がありますが、すべてのVPNの使用が違法というわけではありません。

中国政府はインターネットの監視と制御を強化しており、一部のVPNサービスへのアクセスを遮断しています。

しかし、これはすべてのVPNが違法であるという意味ではなく、政府によって許可されたVPNの使用は合法であり、特に検挙されるような行動をとらなければ問題ないと言えるでしょう。

中国でのVPNの規制強化の背景

中国政府によるVPNの規制強化は、主にインターネットの内容をコントロールし、国内の安全を保つための措置とされています。

中国は「グレートファイアウォール」と呼ばれる強力なインターネットの監視システムを持っており、このシステムを通じて、政府は不適切と判断される外国のウェブサイトやサービスへのアクセスを遮断しています。

VPNの規制強化も、このようなインターネットの監視と制御の一環として行われています。

中国で許可されているVPNの情報は公開されていない

中国国内では、法律上VPNを利用する場合認可されているVPNサービスを使う必要があります。

しかし、どのVPNサービスが認可されているのかについての情報は一般公開されていおらず、現地企業や教育機関などに直接伝えられているなど秘匿されているため判断ができません。

中国で接続できるVPNの選び方

繋がりやすさ

中国でのVPN接続の安定性は、選択の最重要ポイントの一つです。

中国のインターネット規制は厳格で、多くのVPNサービスがブロックされています。

そのため、中国で効果的に機能し、安定して接続できるVPNを選ぶことが重要です。

サーバーの設置国

VPNサービスが提供するサーバーの設置国も重要です。

中国に近い国にサーバーがある場合、接続速度が向上する可能性があります。また、特定の国にサーバーがあることで、その国のインターネットリソースへのアクセスが容易になります。

例えば、日本のコンテンツにアクセスしたい場合は、日本にサーバーを持つVPNを選ぶと良いでしょう。

セキュリティ

セキュリティはVPN選びにおいて非常に重要です。

強力な暗号化技術を使用しているVPNを選ぶことで、通信内容が盗聴や傍受から保護されます。

また、ログポリシーにも注意し、利用者の活動記録を保存しないVPNを選ぶことが望ましいです。

日本語対応

日本語ユーザーにとっては、日本語でのサポートやインターフェースが利用できるVPNが使いやすいでしょう。

サポート体制が整っていると、問題が発生した際に迅速に対応してもらえる可能性が高まります。

通信速度

VPNを通じた通信速度は、インターネット体験に大きな影響を与えます。

特に動画のストリーミングや大容量のデータダウンロードを行う場合、高速な通信が可能なVPNを選ぶことが重要です。

速度制限が少ない、またはないVPNサービスを選ぶことをお勧めします。

無料VPNは安全ではないので注意

無料VPNの使用には注意が必要です。

多くの無料VPNサービスでは、セキュリティが十分でない場合があります。

これは、データの暗号化が弱かったり、ユーザーの活動ログを保存していたりすることが原因です。

また、無料VPNは広告によって収益を得ていることが多く、プライバシーの侵害につながる可能性もあります。

安全性を確保するためには、信頼できる有料のVPNサービスの利用を検討することが重要です。


中国でのVPN使用についてのFAQ

中国でVPNを使って視聴できる日本の動画配信サービスは?

中国でVPNを使用することで、日本の動画配信サービスへのアクセスが可能になります。

これには、Netflixの日本版、Hulu、Amazon Prime Video、AbemaTVなどが含まれます。

ただし、これらのサービスを利用するためには、日本にサーバーを持つVPNを選び、安定した高速接続が可能なサービスを利用することが重要です。

中国への旅行や出張時のVPN契約のタイミングは?

中国への旅行や出張前にVPNを契約することをお勧めします。

中国国内では多くのVPNサービスのウェブサイトがブロックされているため、中国に入国する前に必要なアプリをダウンロードし、設定を完了しておくことが重要です。

VPNで日本から中国のサーバーに接続はできる?

日本から中国のサーバーにVPNを通じて接続することは、技術的には可能ですが、いくつかの重要な考慮事項があります。

中国のインターネット規制

中国は「グレートファイアウォール」として知られる強力なインターネット規制システムを持っています。

このため、中国内のサーバーにアクセスするためには、この規制を回避できるVPNが必要です。

VPNサービスの提供状況

すべてのVPNサービスが中国のサーバーにアクセスできるわけではありません。

中国のサーバーに接続できるVPNサービスを提供しているかどうかは、サービス提供者によって異なります。

接続の安定性と速度

中国のサーバーに接続する際には、接続の安定性と速度が重要な要素です。

中国のインターネット規制により、接続が不安定になったり、速度が低下したりする可能性があります。

法的リスク

中国の法律や規制に違反しないように注意する必要があります。

VPNを使用して中国のサーバーにアクセスすることは、中国のインターネット規制に触れる可能性があるため、リスクを理解して行動することが重要です。

中国以外の国ではVPNは不要?

中国以外の国でVPNの必要性は、その国のインターネット規制の状況や個人のセキュリティ、プライバシーに対するニーズによって異なります。

多くの国ではインターネットの使用に関して中国ほど厳格な規制はありませんが、公共のWi-Fiなどセキュリティが不安な環境でインターネットを利用する際には、VPNを使用することで安全性が向上します。

また、地域によっては特定のウェブサイトやサービスへのアクセスが制限されている場合があり、そのような状況下ではVPNが有用です。

中国で使えるVPNまとめ

中国で使えるVPNについてまとめ
  • 中国でのVPN利用は違法ではないが、状況には常に注意を
  • 最初は使えてもあとから使えなくなることもあり得るので、いくつか候補を考えておく

中国で使えるおすすめのVPNサービスについて、紹介しました。

中国の通信まわりの環境は何時変わってもおかしくないほど厳しく検閲されており、その土地柄VPNの利用も安定して行えると考えておかない方が良いでしょう。

いくつか候補を持っておき、いざというときに使えるように準備しておくことをお勧めします。