「オンライン新人研修のやり方が知りたい」
「オンライン研修のメリットって何だろう?」
現在、オンラインで新人研修を行う企業が多くなっています。
そこで、この記事ではオンライン新人研修のやり方やメリット・デメリットについて徹底解説します。
オンライン新人研修を成功させるコツや、オンライン新人研修を行っている企業の事例なども詳しくお伝えしますので、新人研修担当者の方はぜひ参考にしてみてください!
- 多くの企業でオンライン新人研修が行われている
- オンライン新人研修のメリットはグループワークがしやすい点や、コストが削減できる点など
- オンライン新人研修のデメリットは実技の習得がしにくい点など
コロナ渦における新人研修の実態
新人研修は、新入社員が社会人としてのマナーやスキルを身に付けていくためには非常に重要です。
コロナ禍である現在、新人研修はこれまでの対面型とは大きく変わっており、各企業ではオンラインとリアル(対面型)で研修を実施するようになっているのです。
オンラインでの研修は今後も引き続き行われると予想されます。
新人研修の実施形式が変化
社員教育事業や就職支援サービスなどを行う株式会社ジェイックが2021年2月2日~2月5日に行った「2021年4月入社の新人社員の外部派遣研修に関するアンケート」(回答者数153名)によると、2020年末時点では、2021年に行う新人研修を「リアル(対面式)実施」で行う方針だった企業は、53.6%でした。
しかし「新人社員研修の実施形式を変更する可能性があるか」という問いには、緊急事態宣言が延長されたことにより、37.8%の企業が変更する可能性があると答えています。
また、2020年末時点で、すでに「リアルとオンラインを併用」して行う方針の企業は33.3%で、3社に1社でした。
このように、新人研修の形式は変わってきているのです。
企業や社員の切実な悩みも
急にオンライン研修が始まったことにより、企業側は、「しっかり教育することができない」「オンラインでは仕事を細部まで教えられない」といった、研修のやり方に関する悩みが生まれました。
また、新人社員側も、「オンラインでの指導は不安を感じる」「講師とリアルにコミュニケーションが取れないのは孤立感がある」と悩んでいます。
オンライン新人研修とは
オンライン研修とは、企業がZoom、Skype、TeamsといったWeb会議ツールを使って行う研修です。
もともと新人研修は、新人社員たちが出社し、講師や他の社員たちと対面して行っていたため、時間や研修場所が限定されていました。一方、オンライン研修は自宅でも研修が受けられます。
2種類ある
オンライン研修は大きく分けて次の2種類です。
- ライブ配信
- 録画配信
ライブ配信形式はZoom、Skype、TeamsなどのWeb会議ツールを使ってリアルタイムで行われます。
疑問点はその場で講師にチャットで質問できるので、すぐ解決するのがメリットです。
一方、録画配信は、時間や場所を問わず、受講者の都合がよいタイミングで視聴できる点がメリットです。
業種や受講人数によって、配信形式を選択するのがよいでしょう。
eラーニングとは異なる
eラーニングとライブ配信型のオンライン研修は違います。大きな違いは、コミュニケーションの取り方です。
eラーニングは講義動画を視聴しながら教材を使って学習します。一方、ライブ配信型のオンライン研修は、新人社員と講師がリアルタイムでコミュニケーションを取りながら行うものです。
一方的か双方向かの観点で違いがあります。
新人研修の目的は4つ
企業が新人研修を行う目的は、大きく分けて以下の4つがあります。
事業を理解する
1つ目は、自社が属する業界や自社が行う事業を理解することです。就活でも業界や企業の研究は行いますが、あくまで学生が収集できる範囲の情報でしかありません。
新人研修では、業界の特徴や動向、自社が社会や業界の中でどの位置にいるのか、自社の具体的な事業、強みや弱みを知ることにより、社員として働く上で役立つ内容を学びます。
社会人への意識を切り替える
ビジネスマナーや就業規則を学ぶことで社会人の基礎を身に付けることができ、学生から社会人へと意識が切り替わるので責任感が生まれます。
ビジネスマナーや就業規則の研修は、新人社員の仕事に対する意識を高めさせるのに効果的です。
新人研修でこのような意識を身に付けさせることで、研修終了後、モチベーション高く仕事に取り組めます。
スキル・知識を身につける
新人研修では、仕事をする上で必要な知識やスキルも身に付けます。
仕事をする上で必要な知識とは、自社のサービスや商品の特徴、業務の基本的な進め方、業務で使われる専門用語などです。
また、スキルは、例えば営業の場合、顧客の話を聞く能力やプレゼンテーション能力の向上、顧客との関係を築く方法、契約の進め方などです。
仕事のモチベーションを向上させる
新人研修を受けることにより、これまで就活中に業界や会社の研究をした内容以上の、より詳細で実践的な内容が学べるので、社会人として頑張って働こうというモチベーションが生まれます。
また、自社の業務内容、ビジネスマナー、実践的な知識やスキルと順を追って学ぶことにより、だんだん実務に近づいていくと感じ、モチベーションが高まっていきます。
オンラインで新人研修を行うメリット
オンライン研修では、さまざまなメリットがあります。
グループワークができる
Web会議ツールを使ったオンライン研修ではグループワークができます。
グループワークをするときは、特にブレイクアウトルームを利用するのがよいでしょう。ブレイクアウトルームとは、少人数に分けてビデオ会議ができる機能です。
ブレイクアウトルームを使うと、それぞれのルームに講師が入ってアドバイスやフィードバックができるので、対面型研修に近い研修ができます。
チャットですぐに疑問を解決できる
オンライン研修では、参加者同士のコミュニケーションがしにくいと思われがちです。
しかし、オンライン研修では疑問を感じたらすぐにチャットをすれば、講師は疑問にリアルタイムで答えられるため、新人社員の疑問点はすぐに解決できます。
また、アンケート機能を使えば講師は新人社員の声を簡単に集められるので、新人社員の理解度や要望などをすぐに把握できます。
研修のコストを抑えられる
対面型研修は自社や研修施設で行われるため、新人社員たちの交通費や、研修施設を借りるのであれば利用料がかかります。
しかし、オンライン研修であれば、社員は自宅など好きな場所で受講するため、交通費や利用料などのコストが発生しません。
また、社員のPCやネット環境を使って行えることから、会社側が負担するコストは最小限に抑えられます。
講義を何度でも視聴できる
録画配信での研修の場合は、録画された研修動画が送られてきますので、何度でも視聴して学ぶことができます。
ライブ配信でも、Web会議ツールの録画機能を使えば何度でも視聴できます。
研修を各々の理解度に合わせて何度も視聴することによって研修内容が定着するため、新人社員たちが全員同じレベルで研修内容を身に付けることが可能です。
動画の速度を調整できる
録画配信やライブ配信を録画したものは、速度を調整しながら視聴することができます。
理解しているところは2倍速、わからないのでじっくり視聴したいところや、内容をノートに取りながら視聴したいところは0.75倍、0.5倍にするなど自由に速度を調整できます。
自分の習熟度や学習方法によって速度を調整すれば、効率的に研修内容を習得することが可能です。
場所や時間関係なく受けられる
対面型研修では、社内や研修施設に新人社員たちが集まる必要があり、研修開始時間も決まっていることから、新人社員たちが研修会場に行くには負担が生じます。
しかし、オンライン研修なら自宅で受講することも可能で、録画配信なら受講する時間も自由です。
講師や先輩社員の移動や会場の確保も要らないので、企業側にとってもメリットだと言えます。
教材の質を保てる
対面型研修では「会場の端の席だと講師の声が聴き取りにくい」「後ろの方の席は他の社員の後ろ姿が見え集中できない」などの問題があり、社員間での理解度に大きな差が出る可能性があります。
しかし、オンライン研修ならどの社員も同じ条件で受講できるので、教材の質が保てます。
また、研修内容がわからなければ何度も視聴できるので、社員の理解度をほぼ同じにすることが可能です。
進捗をデータで管理できる
オンライン研修では、新人社員たちが研修内容をどのくらい理解しているのかリアルタイムで把握できます。
全体の理解度を知りたいならアンケート、個人の理解度を知りたいならレポート提出やテストの実施をして、進捗状況をデータで管理するとよいでしょう。
オンラインでは新人社員たちの進捗を調べることがすぐにできるので、進捗状況に合わせて研修を進めれば、よりよい研修を行うことが可能です。
オンラインで新人研修を行うデメリット
オンライン新人研修には多くのメリットがありますが、一方でデメリットも多少あります。
新人社員の交流が減る
オンライン研修では、新人社員たちは自宅などそれぞれ違う場所で受講しているため、研修の合間や研修後に直接交流することができません。
対面型研修と比べると、オンライン研修では社員同士の交流が減るので、研修を通して仲を深めることは難しいと言えます。
研修ではグループワークやオンラインでの交流会を実施するとよいでしょう。
高い通信環境が求めれる
オンライン研修はWeb会議ツールを使ってリアルタイムで通信するものが多いですが、それに対応できる高いスペックのPCやネット環境がないと研修に参加できなくなります。
スムーズにコミュニケーションを取るためには、これらの環境を完備していなければなりません。通信環境が揃っていない社員には、PCやネット環境の提供が必要でしょう。
新人のリアクションが分かりにくい
対面型研修では、新人社員の表情や仕草から、理解度や集中度がわかります。
一方、オンライン型研修では、新人社員はPCを見つめており無表情になることも多く、リアクションがあまりわかりません。
講師は、研修中は理解したときの表情や相づちなどのリアクションを大きめにするよう、事前に指示しておくのがよいでしょう。
実技の習得は難しい
名刺交換や接客対応などの実技を学ぶものは、自分で何度も体験してみないと習得できないので、オンライン研修では扱いにくい内容です。
この場合、オンライン研修では実技に関する知識を学び、実技は実際に社内や店舗で行うのがよいでしょう。
どうしても社員を集められない場合は、実技の再現動画などわかりやすい教材作りに力を入れる必要があります。
オンライン新人研修のリアルな感想
ここからは、オンライン新人研修を行った人の感想を紹介していきます。
個人の持つ能力が分かりやすい
講師側は、受講者の顔を画面に表示できるツールを使ったので全員の顔が見え、やりやすかったという感想を抱いた人が多くいます。
また、アンケート機能やディスカッション機能などを利用して受講者全員の意見を知ることができる点が特によいとの感想も多くあります。
課題提出機能を利用した企業では、個人が持つ能力を把握しやすいとの感想がありました。
このように、オンライン新人研修では、対面型研修では得られない感想が得られます。
発言しやすい
オンライン新人研修は、対面型研修よりも新人社員の発言が多かったと感じた企業が多くありました。また、新人社員側も「対面型よりも緊張しなかった」との感想がありました。
対面型研修は、発言するときに講師や受講者たちの注目を浴びるため、どうしても緊張してしまいます。
オンラインなら対面型よりも緊張が少ないため、発言しやすくなるのでしょう。
個人ワークに集中できる
オンライン新人研修では、個人ワークに集中できたという受講者の感想が多く聞かれました。
対面型研修では、個人ワークに取り組んでいるときにどうしても他の受講者の進捗状況や講師の目など気になる要素があり、集中しにくくなることがあります。
しかし、オンラインでは自分のワークに集中できるため、自分の考えがまとまりやすくなります。
ディスカッションが活発で内容が深かったと感じた企業もありますが、それは集中して個人ワークが出来た結果だと考えられます。
オンライン新人研修の事例
ここからは、実際にオンライン新人研修を取り入れている企業の事例をご紹介していきます。
凸版印刷株式会社
凸版印刷株式会社では、2021年4月1日~4月23日までの17日間、新入社員464名に対して在宅オンライン新人研修を実施しました。
研修中は、社員トレーナーと新入社員たちが交流できるよう、朝・昼・夕の1日3回ライブコミュニケーションを取る時間を設けました。
また、研修では、基礎的知識の講義はもちろん、VRを使った動画コンテンツの視聴なども行っています。
研修後の調査では、新入社員の99%が満足したと答えており、オンライン新人研修が成功した代表的事例だと言えます。
株式会社ベストライフ
居宅介護事業所、有料老人ホームなどを運営している株式会社ベストライフでは、9つの研修場所をオンラインで繋ぎ、約120名の新人社員に対しオンライン新人研修を行いました。
株式会社ベストライフでは、コロナ禍であることからグループワークは最小限に留める配慮をした点が特徴です。
研修では、主に社会人としての基本やマナー、介護施設で働く上で身に付けるべきマナーや態度、身だしなみ、言葉遣いについて学びました。
本田技研工業
本田技研工業では「主体的な成長を促すための教育の強化」をコンセプトとして、オンライン新人研修を実施しました。対象の新人社員は約600名で、研修期間は約2ヶ月です。
本田技研工業のオンライン新人研修が成功した理由は、元々行っていた内容に加え、ワークショップを組み入れたことです。
従来は基礎的な講義が終わったら製作所や店舗で実習が行われていましたが、オンラインでは実習で学ぶ分をカバーするため、ワークショップを取り入れたのです。
オンライン新人研修を成功させるポイント
企業が行うオンラインでの新人研修を成功させるため、重要になるポイントを解説します。
グループワークが鍵
企業でのオンライン研修を成功させる鍵はグループワークです。
講師が一方的に話す研修や動画を視聴するだけの研修では、新人社員が受け身になるので、自ら考える機会が減ってしまうのがデメリットです。
また、一方方向のオンライン研修では、意識してコミュニケーションを取らなければ、孤独を感じやすく、仕事の楽しさも理解できないでしょう。
そこで、グループワークを取り入れることにより、新人社員が自ら積極的に課題に取り組むことができるので、上記の問題は解決します。
グループワークでは、参加者たちが積極的に物事を考え、周囲と協力しながら話を進めていかないと進んでいきません。
そのため、グループワーク中は、新人社員同士はもちろん、講師や先輩とのコミュニケーションも盛んになります。
さらに、オンラインのグループワークなら場所に関係なく誰とでも交流できるので、社内全体でのコミュニケーションが活発になります。
一方方向の研修ではデメリットとなるコミュニケーション不足の問題は、グループワークを取り入れることで解決するのです。
以下では、新人研修で行われるグループワークの例をご紹介します。
ロールプレイング
ロールプレイングでは、仕事での場面を想定し、参加者がそれぞれの役割を演じて、その場面に対応できるよう練習します。
例えば、営業なら自社の営業担当者役と顧客役を社員が担当し、提案や契約の進め方などをテーマに実演します。
販売なら、販売員役と顧客役を社員が演じ、上手く販売する方法や顧客からのクレーム対応などがテーマです。
ロールプレイングによって実際の仕事のイメージを掴めるようになるのはもちろん、各々の課題が明らかになります。
Web会議ツールのブレイクアウトルーム(少人数制のルーム)を使えば少人数でロールプレイングができるので、研修の参加人数が多くても参加者全員がロールプレイングを体験することができます。
また、ビデオをオフにして音声のみの設定にすれば、電話対応のロールプレイングもできます。
オンライン研修であることを活かし、Web上での対応についてロールプレイングをしてもよいでしょう。
このように、オンライン研修でも、ロールプレイングをすることで実際の仕事をイメージでき、スキルアップが図れます。
ブレインストーミング
ブレインストーミングとは、参加者たちがそれぞれテーマに基づいた意見を出し合い、アイデアを生み出す手法です。
オンライン研修では、それぞれの意見・アイデアを書いた画面を共有しながら進めていきます。
ブレインストーミングはブレイクアウトルームで行い、全体でのアイデア発表ではメインルームで行うといった使い方をするとやりやすいでしょう。
扱うテーマはさまざまですが、例えば以下のようなものがあります。
- 既存の商品の売り上げをアップさせる方法を考える
- 新しく自社の顔となるような商品を考える
- 研修を受けて感じた自社の改善点
ディベート
ディベートとは、テーマを決め、参加者を肯定派と反対派、A派とB派といった2グループに分けて議論するものです。
どちらのグループになるかは新人社員自身に決めさせても講師が決めてもよいですが、2グループの人数がピッタリ合わない場合でも、人数の違いが極端に出ないようにするのが大切です。
ディベートでは、参加者の論理的思考、話を聴く力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力などを向上させることができます。
ディベートのテーマは2つの意見が生まれるものであれば何でもよいと言えますが、例えば以下のような例があります。
- 住宅は持ち家と賃貸のどちらがよいか
- 選挙はネットで投票できるようにすべきか
- レジ袋有料を廃止すべきか
グループワークのコツ
ここでは、グループワークを成功させるコツをご紹介します。
操作法・ルールを共有
事前に、ツールの操作方法やグループワークでのルールを共有しておくことが大切です。
ルールとは、例えば、発言内容がわかりやすいようジェスチャーを加えながら話すことや、名前は本名にすることなどです。
ツールの機能・操作方法やルールをマニュアル化しておけば、コミュニケーションが取りやすくなります。
アイスブレイクで緊張をほぐす
アイスブレイクとは、ゲームなどを行い参加者の緊張をほぐすものです。ゲーム方式で自己紹介していくものや、ジェスチャーゲームなどをいくつか用意しておくとよいでしょう。
数分の簡単なゲームでも、緊張がほぐれリラックスした状態でグループワークができます。
また、ゲームの内容を研修や仕事とは無関係なものにすることで、社員の内面を知ることができ、親睦を深めやすくなります。
チャットを活用
Web会議ツールにはチャット機能があるのが一般的です。わからない点を質問したり、ブレインストーミングやディベートの内容をまとめたりしてチャット機能を活用することで、研修内容がより把握しやすくなります。
また、チャットを使うときは、自分の考えやディスカッション内容を他の人が読んでもわかるよう意識するので、文章力や表現力を向上させることができます。
録画して後で復習
特に講師の方におすすめなのが、研修を録画しておき、あとで録画を見ながら研修内容を振り返ることです。
録画を見て、自分が行った研修内容の充実度や改善点をチェックできるだけでなく、グループワークやディベートをチェックし、新人社員の課題や長所を見つけてフィードバックすることもできます。
また、新人社員側も、録画を何度も見ることで研修内容をより理解することができます。
オンライン新人研修についてまとめ
- オンライン新人研修を受けた社員の満足度が99%の事例もある
- ライブ配信型のオンライン研修は、eラーニングとは違い双方向でやり取りする
- オンライン新人研修を体験した人からは「社員の発言が多くなる」「個人ワークに集中できる」などの感想があった
オンライン新人研修は、社員の理解度にバラつきが生まれにくくなります。また、研修会場への交通費や研修会場の利用料、研修会場を確保する手間などがかかりません。
その他にも、オンライン新人研修は新人社員にとっても企業側にとっても大きなメリットが多々あります。
オンライン新人研修を取り入れていない企業の方は、ぜひ取り入れてみてください!