「オンライン勉強会のやり方やメリットについて知りたい!」
「リモートならではの問題点やデメリットはあるの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
新型コロナウイルスの影響もあり、リモートで勉強会を行う「オンライン勉強会」を行う人が増えています。
おうち時間で質の高い勉強ができるメリットがある一方で、デメリットや注意点もあるので、自分に向いているかどうかを判断することが重要です。
こちらの記事では、オンライン勉強会のやり方やメリット、おすすめのアプリなどを紹介していきます。
オンライン勉強会に興味がある方にとって役立つ内容となっているので。、ぜひ参考にしてください!
- 場所や時間に関係なく気軽に参加できる
- 人目があることで勉強の集中力も高まる
- リモートで勉強するので、通信環境の整備は必須
オンライン勉強会とは
オンライン勉強会とは、その名の通りリモートで勉強を教え合ったりする勉強会を指します。
コロナ禍で外出を控える動きがスタンダードとなり、学校の授業がオンラインになったり自習室などの利用も難しくなってしまったことで、オンライン勉強会が開催されるようになりました。
おうち時間の増加に伴い人気に
コロナ禍で対面での授業や学習の機会が減っておうち時間が増えたことで、オンライン勉強会が人気を得るようになりました。
コロナの鎮静化やワクチン接種の推進に伴って、対面の学習機会は戻りつつありますが、オンライン勉強会に慣れた人の中には引き続ぎオンライン勉強会を行う人もいます。
オンライン特有のメリットもあるので、ネットリテラシーが高い人にとっては魅力的な勉強法と言えるでしょう。
小学生から大学生まで、学校や学習塾など様々な場面で行われており、今後も行われていくでしょう。
オンライン勉強会のメリット
それでは、オンライン勉強会のメリットについて具体的に見ていきましょう。
オンラインならではのメリットがあるので、把握した上で上手に活用していきましょう。
場所・時間の制限がなく気軽にできる
オンライン勉強会の主なメリットとして、場所に関係なくいつでも開催できる点が挙げられます。
例えば、自習室や友人宅などに集まって勉強する場合は、移動したり学習道具を持参するなど、様々な手間が発生します。
しかし、オンライン勉強会であれば移動などの手間が発生せず、自宅ですぐに開始できるのでスムーズです。
スマホやパソコン、通信環境があればすぐに参加できるので、リビングで学習する習慣のある学生でも利用しやすいでしょう。
友人の勉強姿に感化される
一人で勉強をしていると、集中力が長続きしなかったりモチベーションが上がらないことは多々あります。
しかし、オンライン勉強会で、モニター越しに友達が勉強している姿を見ることで感化されるメリットもあります。
友達が勉強している姿を見ると刺激を受けるのはもちろん、「自分だけ置いてけぼりにされてしまうかもしれない」という危機感も覚えるので、友達が勉強していれば自分も勉強のモチベーションが上がるでしょう。
このように、勉強のモチベーションの大きな影響を与える点はオンラインならではのメリットです。
人の目があるためサボりにくくなる
一人で勉強をしていると、誰も見ていないこともありサボってしまうこともあります。
小休憩なら良いのですが、一度サボるとサボり癖がついてしまい、勉強のパフォーマンスが大きく落ちてしまうことはよくあることです。
しかし、オンライン勉強会のように、人の目があればサボりづらくなるので、勉強のパフォーマンスと質が向上するメリットが期待できるでしょう。
適度に刺激を受けつつ、また勉強のモチベーションも高まることで、成績アップが期待できるメリットもあります。
教え合いが可能
参加している友達同士で、分からないところを教え合うことも可能となります。
得意教科と苦手教科がそれぞれ異なる場合、それぞれが自分の強みを活かせるので、一人で勉強するよりも理解が進むでしょう。
また、「誰かに教える」という作業は知識が深く定着する最強のアウトプット方法です。
このように、友達と不明点や苦手分野を教え合い、質の高いアウトプットをこなすことで、自分の理解を深めることにも繋がります。
休憩・飲食も自由にできる
切りのいいタイミングを見計らったり、あらかじて時間を区切っておけば休憩の時間を合わせることができます。
このように、休憩・飲食も自由にできる点がオンライン勉強会のメリットです。
一人で休憩すると、ついつい休憩時間が長引いてしまったりモチベーションが失われてしまうこともありますが、誰かと一緒に勉強していればその心配も不要です。
休憩時間を決めつつ、また人の目もあることでダラダラと過ごす時間を最小限に抑えられるメリットがあります。
また、オンライン勉強会向けのアプリでは「知り合い専用のルームにする」「誰でも入室が可能なルームにする」など選ぶことができるので、ニーズに合わせて設定すると良いでしょう。
なお、誰でも入室可能なオープンルームにするとトラブルが発生しやすくなるので、参加の際にルールが課されているか確認しておきましょう。
オンライン勉強会のデメリット
続いて、オンライン勉強会のデメリットについて紹介していきます。
リモートならではのデメリットもあるので、しっかりと把握しておくことが重要です。
集中力が持続しにくい
オンライン勉強会は、リアルな勉強と違って集中力が持続しにくいデメリットがあります。
ついつい友達と喋り込んでしまったり、オンライン環境のノイズなどで気が散ってしまい、集中できなくなることがあるためです。
また、参加している人があまり勉強熱心でない場合は、自分の勉強のペースも乱されてしまうので要注意です。
もしオンライン勉強会を試してみて、「自分には向いていない」と感じたら控えると良いでしょう。
悪質なユーザーと接触する恐れがある
オンライン勉強会アプリのオープンルームを利用する際に、「荒らし」とも呼ばれる悪質なユーザーと鉢合わせる可能性もあります。
また、個人情報を聞き出そうとするなど、小さい子どもに使わせるのは危険な場合もあるので、保護者が気を付ける必要があります。
アプリは匿名性が高く、悪質な使用をしている人もいることから、もし不安な場合は利用しない方が無難でしょう。
オンライン勉強会のやり方
それでは、オンライン勉強会の具体的なやり方について見ていきましょう。
やり方について知っておかないと実践できないので、興味がある方は参考にしてください。
オンライン環境を用意する
オンライン勉強会をするためには、当然のことながらオンライン環境を用意する必要があります。
スマホのモバイル通信を使用することもできますが、通信量を大量に消費してしまう恐れもあるので、光回線やWi-Fi環境の利用がおすすめです。
オンライン勉強会における通信量の目安
オンライン勉強会で消費する通信量の目安は、下記の表のようになっています。
<オンライン勉強会時の通信量>
ビデオ通話時間 | 想定される通信量 |
---|---|
1分 | 5.1MB |
10分 | 51MB |
30分 | 153MB |
1時間 | 307MB |
引用:LINE MOBILE公式
モバイル通信を利用してオンライン勉強会に参加する場合は、上記の目安を参考にすると良いでしょう。
もし通信量が圧迫されて困る場合は、光回線やWi-Fi環境を整えるか、光回線やWi-Fi環境のある喫茶店などを利用することをおすすめします。
使うアプリ・ツールを決める
オンライン環境が整備されていることを確認したら、オンライン勉強会に使用するビデオ通話アプリやツールを選びましょう。
基本的に自分が使いやすいツールを選べば問題ありませんが、参加者全員が使いやすいツールを選ぶことも大切です。
また、勉強をする際に役立つツールや便利機能が豊富であれば、勉強のパフォーマンスも高まります。
おすすめのアプリは後述しますが、機能面や特徴を押さえた上で最適なものを選びましょう。
オンライン勉強会の開催におすすめのアプリ
続いて、オンライン勉強会の開催におすすめのアプリを紹介していきます。
各アプリで特徴が異なるので、自分に合うものを選びましょう。
MetaLife
MetaLifeはアバターとして一つのバーチャル空間に集まり、近くにいるアバターと会話ができるオンラインツールです。
アバターの姿でみんなと一箇所に集まることが可能なので、孤独感を感じにくく、皆が頑張っている姿を見て励みにすることができます。また勉強していてわからないことがあれば、質問したい人に近づいて簡単に聞くことが可能です。
またスペースは区分けできるので、「1人で集中したい人用」「質問したい人用」「休憩で雑談したい人用」などと分けることで、それぞれのニーズに合わせた使い方ができます。
25名までは音声通信を無料かつ無制限で利用可能で、勉強しながらもゲームのような世界観を楽しめるので、学生にもとてもおすすめなサービスです。
MetaLifeでオンライン勉強会を開催する!LINE
LINEは日常生活のコミュニケーションツールとして利用されていますが、気軽にオンライン勉強会を開けるアプリでもあります。
普段から使い慣れているアプリなので、多くの人にとって使いやすい点が特徴です。
一緒に勉強したい人たちとグループを作り、ビデオ通話を開始するだけでコミュニケーションが取れるようになります。
完全に無料で利用できるので、余計なコスト不安も発生しません。
ZOOM
ZOOMは、Web会議ツールとして様々なビジネスシーンで用いられている人気のコミュニケーションツールです。
しかし、ZOOMはオンライン勉強会ツールとしても人気があり、多くの学生に利用されています。
ZOOMを利用したオンライン自習室サービスもあるため、友達と時間が合わない場合も利用しやすい点が魅力です。
無料プランだと40分までしか利用できないので、必要に応じて有料プランの活用を検討してください。
StudyCast
StudyCast(スタキャス) はベネッセが提供しており、オンライン上に自習室を作って勉強会を行えるため学習アプリです。
勉強タイマーや学習レポートの便利機能が自動作成されるため、自分の頑張りが視覚化できる点が好評を得ています。
インフルエンサーともリアルな知人とも一緒に勉強できるので、勉強のモチベーション維持に役立つでしょう。
特に中高生に人気が高く、オープンルームで一緒に勉強する仲間を探せる機能を用いて自習をしている人が増えています。
完全に無料で利用できるので、利用してみると良いでしょう。
Slack
Zoomなどを利用する場合、チャット機能などが使いにくい場合もあります。
そのため、大人数で勉強会を行う場合は複数のサービスを比較検討することが重要ですが、Slackはチャット機能が便利で使いやすいと評判です。
ビデオ通話機能も使いやすく、セキュリティ性が高く安心して利用できる点も魅力です。
なお、無料プランだとビデオ通話が1対1ユーザーのみに限定されてしまうため、必要に応じて有料プランの利用を検討すると良いでしょう。
オンライン勉強会は社会人にも利用されている
オンライン勉強会は、学生が主に取り入れているイメージ狩りますが、社会人でもオンライン勉強会は活用されています。
コロナウイルスによる外出制限の影響を受けているのは社会人も同じなので、社会人のオンライン勉強会の活用事例などを見ていきましょう。
東京都の場合
東京都は、若手職員のスキル向上や知識の習得を目的としてオンライン勉強会を導入しています。
都庁内のデジタルトランスフォーメーション(DX)や、テレワークの促進にも繋げる狙いがありますが、オンライン勉強会を通じて若手職員は公務の進め方や今後のデジタル化の課題などを学びます。
行政はデジタル化が遅れていると言われていますが、東京都ではオンライン勉強会を通じて職員のスキル向上やITリテラシーの向上を進めています。
もちろん、オンライン勉強会では講師や仲間と相談したり、質問しながら知識を習得できる流れとなっているので、今後は行政においてもオンライン勉強会を実施するところが増えていくでしょう。
北海道労働金庫の場合
金融機関である北海道労働金庫でもオンライン勉強会は導入されており、マネーアドバイザー(MA)の様々な金融商品の知識や営業スキル習得を目的として行われています。
オンライン勉強会を行った結果、マネーアドバイザーの知識やスキルが向上し、営業力の向上や提案力のアップが目に見える結果が出ているようです。
具体的に見てみると、北海道労働金庫では投資信託の預かり残高が伸びており、2022年3月末の投信残高は21年3月末から約2割増えて約90億円となりました。
近年は投資信託をはじめとした資産運用相談のニーズが増えていることから、今後も顧客の悩みの解決や相談に応じられる人材育成はマストである以上、オンライン勉強会は行われていくでしょう。
実際に、オンライン勉強会に参加したマネーアドバイザーからは「互いに刺激を受けモチベーションがアップし、得意分野の知識を教え合うなど互いのスキルアップに繋がる」という好意的な意見が出ています。
マネーアドバイザー向けの勉強会の他にも、本部が主導して全支店向けにオンライン勉強会を行っており、営業経験が浅い若手職員向けの基礎研修・中堅職員向けの応用研修を実施しています。
Zoomを用いて、金融知識を学ぶ座学や実際の窓口提案や営業の場面を想定したロールプレイング形式の研修を通じて職員の金融マンとしてのスキル向上を図っており、今後も行われていくでしょう。
オンライン勉強会では意見交換会の時間を設けるなど、若手職員でも安心して働き続けることができる環境作りを進めていることが分かります。
オンライン勉強会のやり方まとめ
- おうち時間で効率よく勉強できるメリットがある
- オンライン環境を整備した上で使うアプリ・ツールを決めよう
- 今後もオンライン勉強会のニーズは続くので、やり方を知っておくことは重要
オンライン勉強会のやり方を知っておくことで、おうち時間で質の高い勉強をこなすことができます。
リモートならではのメリットがあるので、興味がある方はぜひ実践してみましょう。
こちらの記事で紹介したツールを活用しつつ、上手にオンライン勉強会に参加してみてください