「”このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません”って表示されて困る…」
「自分の国で見れないコンテンツがある時はどうすれば良いの?」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
インターネット上の一部コンテンツにはジオブロック(地域制限)が設定されており、特定の国や地域からの閲覧を制限している場合があります。
一方で「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」の表示を回避して、コンテンツを観る方法もあります。
そこでここでは「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」の原因と回避法を解説します!
- ジオブロックはVPNを使って解除できる
- 有料VPNの方が無料VPNより安心で安全
- 使用する国やコンテンツによってはVPN利用やジオブロック回避が違法になることがあるので注意が必要
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「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」が表示される理由3選
「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」というメッセージは、インターネット上でコンテンツにアクセスしようとした際に表示されるものです。このメッセージが表示される場合には、いくつかの理由が考えられます。
ここでは、その理由を詳しく解説します。
提供元との契約期限が切れている
「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」というメッセージが表示される主な理由は、コンテンツの提供元とのライセンス契約が切れていることにあります。
動画配信サービスやオンラインコンテンツの提供者は、特定のコンテンツの配信権を一定期間のみ保有しており、この契約期間が終了すると、そのコンテンツは特定の地域や国で視聴できなくなることがあります。
例えば、日本での公開が終了したコンテンツでも、他国ではまだ公開されている場合があります。
サービスを提供する国以外からのアクセス
他にも原因として、ユーザーがサービスを提供する国外からアクセスしている場合もあります。
これは、コンテンツ提供者が著作権や配信権の制限により、特定の国や地域にのみ配信を許可しているために起こります。サービス提供者はIPアドレスを基にユーザーの地域を判断し、地理的な制限によりアクセスをブロックすることがあります。
このため、海外からのアクセスや、プロキシーサーバーを経由している場合も、海外アクセスとみなされ、同様の制限が適用されることがあります。
海外アカウントの利用
自分が海外アカウントの使用している場合も、「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」という表示が出ることがあります。
自国外で作成したアカウントを利用してサービスにアクセスする場合で、特にサービス提供者がアカウントの登録国と異なる国からのアクセスを制限している場合、このメッセージが表示される可能性が高まります。
海外にいる間に作成したアカウントを使用すると、アカウントの居住国設定が作成時の国になっていることがあるので、帰国時にこうした問題に遭いやすいです。
この場合、アカウントの居住国設定を確認し、必要に応じて変更することで問題が解決することがあります。
「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」の回避方法
ここでは、「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」と表示された場合の回避方法について解説します。
VPNを利用する
VPNの利用は、地域制限されたコンテンツへのアクセスを可能にする推奨される方法です。
方法としては、まずは使用するVPNサービスを選んでソフトウェアやアプリをインストールし、アカウント情報を入力してログインします。VPNは仮想の回線を作成し、ユーザーの実際のIPアドレスを隠して別の国のIPアドレスを利用します。これにより、日本にいながら海外のサーバーを経由してサービスにアクセスできます。
VPNサービスは基本的には有料で、モバイルアプリも提供されています。無料のVPNも存在はしますが、通信速度が悪かったり安全性が低いケースが多いので利用は避けるべきでしょう。
なお、VPNの使用を拒否するサービスもあるため、通常の回線との使い分けが必要です。地域制限を回避できない場合は、サーバーの場所を変える、ブラウザのキャッシュやクッキーを削除する、VPNソフトウェアをアップデートする、サポートに問い合わせるなどの対処法があります。
プロキシサーバーを利用する
地域制限されたコンテンツへのアクセス方法として、プロキシサーバーの利用があります。プロキシサーバーはインターネット上の情報を仲介し、ユーザーのIPアドレスを隠して特定の地域からのアクセスとして機能します。
これにより、地域制限されたコンテンツへのアクセスが可能になります。プロキシサーバーの利点は無料で利用できることと、ある程度の匿名性が保たれることです。
しかし、こちらはVPNと比べるとセキュリティ面でのリスクが高く、通信内容が傍受・改ざんされる可能性があるため、完全に安全なサーバーを見つけるのは困難です。
そのため、使用するプロキシサーバーを慎重に選ぶ必要があり、より上級者向けの手段と言えます。また、通信速度の低下も考慮する必要があるので、総合的にみるとあまりおすすめの方法とは言えないでしょう。
「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」を回避可能なVPNを紹介
ジオブロックの回避には、やはりきちんとしたVPNを利用することが最もおすすめです。
ここでは、「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」を回避する際におすすめのVPNについて、それぞれの特徴やメリットを解説します。
MillenVPN
項目 | millenVPNの特徴 |
---|---|
月額料金 | ¥1,580~/月 |
年額料金 | ¥540~/月(年間プラン時) |
2年プラン | ¥360~/月(2年プラン時) |
接続台数 | 10台 |
日本語対応 | 〇(国産VPN) |
サーバー設置国数 | 72以上 |
サーバー設置台数 | 1300以上 |
固定IPサービスの有無 | MillenVPN Nativeで利用可能 |
使えるVPNプロトコル種別 | IKEv2 |
ノーログポリシーの有無 | 〇 |
第三者監査の有無 | 不明 |
対応プラットフォーム | Windows、macOS、Android、iOS |
スマホアプリの有無 | 〇 |
キルスイッチの有無 | 〇(一部プラットフォームのみ) |
暗号化方法 | 256ビットAES |
中国対応しているか否か | 変動 |
通信速度 | ☆☆☆☆ |
動画ストリーミング | 〇 |
ビデオ通話 | 〇 |
CS品質 | 〇 |
返金保証期間 | 30日 |
Millen VPNは日本国内で運営されているVPNサービスで、アズポケット株式会社が提供しています。
国産サービスということで非常に安心感がありますし、当然日本語に対応しているので海外産のVPNと比べてとても使いやすいです。
Millen VPNのサーバーは72カ国以上に1,300台以上設置されており、最大10台までのデバイスを同時に接続できます。そのため特に海外の動画サイトの視聴制限を回避するのに適しており、通信速度も業界最速とまではいきませんが、高水準を維持しています。
料金は最安価格が2年プランで月額396円となっており、短期プランとして7日、15日、30日プランも提供されています。30日間の返金保証があるため、安心してサービスを試すことができるでしょう。
専用アプリはWindows、MacOS、Linux、Android、iOSに対応しており、公式サイトにはサービス対応表が掲載されているため、どのサービスに対応しているかがわかりやすいです。
ただし、トルコなど一部接続できない国があるという欠点もありますが、多くの場合この点は気にならないでしょう。
CyberGhost VPN
項目 | CyberGhostの特徴 |
---|---|
月額料金 | ¥1,790/月 |
年額料金 | - |
2年プラン | ¥310/月 |
接続台数 | 7台 |
日本語対応 | ◯ |
サーバー設置国数 | 100か国 |
サーバー設置台数 | 9700台 |
固定IPサービスの有無 | ◯ |
使えるVPNプロトコル種別 | L2TP/IPSEC、WireGuard®、IKEv2、OpenVPN |
ノーログポリシーの有無 | ◯ |
第三者監査の有無 | 不明 |
対応プラットフォーム | WindowsやmacOS、Android、iOS、Linux、ルーター、スマートテレビ、Amazon Fire TV Stick、ゲーム機 |
スマホアプリの有無 | ◯ |
キルスイッチの有無 | ◯ |
暗号化方法 | AES 256 |
中国対応しているか否か | ◯ |
通信速度 | ☆☆☆☆ |
動画ストリーミング | ◯ |
ビデオ通話 | ◯ |
CS品質 | 24時間年中無休のカスタマーサポート |
返金保証期間 | 45日 |
CyberGhost VPNは、ルーマニアの企業が提供するVPNサービスです。
世界91カ国に9,000台以上のサーバーを設置しており、最大7台のデバイスを同時に接続できるのが特徴です。手頃な価格設定と幅広いデバイスやオペレーティングシステムへの対応で有名なサービスです。
また、CyberGhost VPNはAES-256暗号化とログなしポリシーを採用して安定した接続と高いセキュリティを提供しているなど、ユーザーのプライバシー保護に優れている点も注目されます。
通信速度についてもストリーミングサービスを使用するには十分なので、ジオブロックを解除してみたい動画がある方にもぴったりでしょう。
コストも他のVPNと比べて安めなので、コストパフォーマンスとプライバシー保護を重視するユーザーに特におすすめです。
Glocal VPN
項目 | Glocal VPNの特徴 |
---|---|
月額料金 | ¥990/月 |
年額料金 | ¥779/月 |
2年プラン | - |
接続台数 | 1台 |
日本語対応 | ◯ |
サーバー設置国数 | 15カ国 |
サーバー設置台数 | 100台 |
固定IPサービスの有無 | 専用サービスの契約が必要 |
使えるVPNプロトコル種別 | Ethernet over HTTPS、L2TP/IPSec、L2TPv3/IPsec、Open VPN、EtherIP/IPsec、MS SSTP |
ノーログポリシーの有無 | ◯ |
第三者監査の有無 | 不明 |
対応プラットフォーム | Windows・MacOS・iOS・Android |
スマホアプリの有無 | 無し |
キルスイッチの有無 | 無し |
暗号化方法 | AES256-SHA |
中国対応しているか否か | ◯ |
通信速度 | ☆☆☆ |
動画ストリーミング | ◯ |
ビデオ通話 | ◯ |
CS品質 | 良い |
返金保証期間 | 7日間無料お試し |
Glocal VPNは、日本の株式会社グローカルネットが提供するVPNサービスで、特に海外から日本のビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスへのアクセスに特化しています。
NetflixやAmazon Prime Video、AbemaTVをはじめとした多くのVODサービスの「見れます保証」を実施しているので、海外から日本の動画サービスをチェックしたい方にピッタリであると言えるでしょう。
また、7日間の無料トライアルや日本語対応、複数のプロトコルに対応していて高度なセキュリティを提供している点も嬉しいポイントです。
ただし日本から海外のサービスへの接続はできない点、独自サーバーが日本に一つしかないため接続オプションが限られている点は留意しましょう。
Express VPN
項目 | ExpressVPNの特徴 |
---|---|
月額料金 | $12.95/月 |
年額料金 | $6.67/月(年間プラン時) |
2年プラン | なし |
接続台数 | 5台 |
日本語対応 | 〇 |
サーバー設置国数 | 94以上 |
サーバー設置台数 | 3000以上 |
固定IPサービスの有無 | 提供無し |
使えるVPNプロトコル種別 | Lightway, OpenVPN, IKEv2 |
ノーログポリシーの有無 | 〇 |
第三者監査の有無 | 〇 |
対応プラットフォーム | Windows、macOS、Linux、iOS、Android |
スマホアプリの有無 | 〇 |
キルスイッチの有無 | 〇 |
暗号化方法 | 256ビットAES |
中国対応しているか否か | 〇 |
通信速度 | ☆☆☆☆☆☆ |
動画ストリーミング | 〇 |
ビデオ通話 | 〇 |
CS品質 | ライブチャットとメール |
返金保証期間 | 30日 |
ExpressVPNは、速度、セキュリティ、プライバシーを重視したVPNサービスで、世界中に広範なサーバーネットワークを持っています。特にその速度は業界最速とされ、94カ国に160以上のサーバー位置を持ち、グローバルで高速なアクセスを提供しています。
ExpressVPNはCNETのEditors’ Choice賞を受賞しており、独立したセキュリティ監査によってその透明性とセキュリティが実証されています。新しいLightwayプロトコルにより、速度損失を最小限に抑えることが可能です。
さらに30日間の返金保証があり、ユーザーは安心してサービスを試すことができます。
料金が他のVPNより少し高めなところがデメリットとなっていますが、高度なセキュリティと高速な接続を求める方にとってExpressVPNは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
Surfshark
項目 | Surfsharkの特徴 |
---|---|
月額料金 | ¥2,303~/月 |
年額料金 | ¥595~/月 |
2年プラン | ¥356~/月 |
接続台数 | 無制限 |
日本語対応 | 〇 |
サーバー設置国数 | 60以上 |
サーバー設置台数 | 3200以上 |
固定IPサービスの有無 | 提供無し |
使えるVPNプロトコル種別 | WireGuard、OpenVPN、IKEv2/IPsecなど |
ノーログポリシーの有無 | 〇 |
第三者監査の有無 | 〇 |
対応プラットフォーム | Windows、macOS、Linux、iOS、Android |
スマホアプリの有無 | 〇 |
キルスイッチの有無 | 〇 |
暗号化方法 | 256ビットAES |
中国対応しているか否か | 〇 |
通信速度 | ☆☆☆☆☆ |
動画ストリーミング | 〇 |
ビデオ通話 | 〇 |
CS品質 | 改善の余地あり |
返金保証期間 | 30日 |
Surfshark VPNは英領ヴァージン諸島で運営される比較的新しいサービスで、ユーザーから高い評価を受けています。
その最大の特徴は無制限のデバイス接続が可能であることです。そのため家族など複数人でVPNを使用するようなケースでも活躍するでしょう。
また、100カ国以上に3,200以上のサーバーを持っているので、海外コンテンツのジオブロック解除が容易にできることも魅力となっています。
技術的にはスプリットトンネリングやマルチホップ機能などの先進的な機能を備え、ユーザーのプライバシーとセキュリティを強化してくれます。
さらに業界最安値レベルのコストパフォーマンス、7日間の無料トライアル、30日間の返金保証、年中無休のカスタマーサポートなど、とても多くの利点があるVPNとなっています。
「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」に関するFAQ
「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」という表示は、インターネット上でよく直面する問題の一つであり、多くの人がこの問題の解決方法や背景について疑問を持っています。
ここでは、このメッセージの意味、VPNの利用に関する一般的な疑問、そして無料と有料のVPNサービスの違いについてFAQ形式で解説します。
「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」の表示の意味を教えてください。
「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」という表示は、主に地域制限によるものです。
これは、特定のコンテンツが著作権やその国の法律により、一部の国でのみ視聴が許可されている状態を指します。YouTubeなどのプラットフォームでこのメッセージが表示される場合、その動画はあなたの国では視聴できないことを意味しています。
VPNの利用でインターネット利用が遅くなりますか?
VPNを利用すると、中継サーバーを経由するため、通常のインターネット接続より速度が落ちることがあります。
どのくらい速度が低下するかはVPNサービスのスペックや中継サーバーまでの距離、時間帯などによって異なります。有料のVPNサービスを利用すれば、通常は速度低下によるストレスは少ないです。
VPNを利用することは違法ですか?
VPNの利用は多くの国で合法ですが、中国やロシアなど一部の国では違法または規制されています。日本ではVPNの利用は合法ですが、犯罪行為に利用することは禁止されています。
また、VPNの利用自体は合法でも、閲覧するサービスの利用規約でジオブロックの回避を禁止している場合もあるので、閲覧したいサービスの利用規約はしっかりと確認しておきましょう。
無料・有料のVPN
無料と有料のVPNの主な違いは、料金、広告の有無、セキュリティの強さ、通信速度、サポートの有無です。
無料VPNは料金がかからない代わりに広告が表示されることがあります。そのため通信のセキュリティが不十分であり、場合によっては無料VPNの管理者から情報が抜き取られるリスクも出てきます。
一方、有料VPNは月々の料金が発生しますが、セキュリティが非常に強いものが多く、通信速度も安定しています。安心・安全なインターネット接続を望む場合は、有料のVPNサービスの利用を強く推奨します。
「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」の回避方法まとめ
- VPNを使用することでジオブロックを解除できる
- 有料VPNの方が無料VPNより安心で安全
- ジオブロックの回避を行う際は法律や利用規約を必ず確認すること
今回は「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」の回避方法について説明しました。
プロキシサーバーを利用する方法も紹介しましたが、やはりVPNの方が総合的に見てもおすすめです。
法律や利用規約をよく確認し、合法的にジオブロックを回避してコンテンツを楽しみましょう。