テック文庫

「海外だと日本のサービスにアクセスできないって本当?」

「海外でネットが使えるようにVPNサービス探さないと!」

今の時代、海外旅行をする際には荷物等の準備の他に現地で快適にインターネットを使えるように準備することも必須ですよね。

VPNは海外でのインターネット利用に利便性と安全性を確保することができるので、海外旅行とは切っても切れない関係となっています。

そこで今回は海外旅行に欠かせないVPNについて、オススメなサービスを厳選して紹介していきます。

このページにはプロモーションが含まれています

海外旅行でVPNを使用するメリット

海外から日本のサービスが利用できる

海外旅行に行くと、インターネットの地域制限(ジオブロック)がかかってしまい、日本のサービスが使えなくなってしまったり、同じサービスを使っていても日本で視聴できたコンテンツが視聴できなくなってしまうことがあります。

筆者も先日イタリアに行った際、現地で観ようと思っていたAmazon Primeの「ローマの休日」が観られずに困ったことがあります。

この他にも海外に滞在中には意外と日本のサービスを利用する機会が多いため、安心して日本のサービスを利用できる準備が必要です。

この時、VPNは海外から日本のサービスを利用する際の橋の役割をし、インターネットの地理的制限(ジオブロック)を回避することができるのです。

空港や図書館などの公共Wi-Fiも使用可能に

空港やカフェなどで使えるフリーWi-Fiは通信の安全性に問題があり、大事なプライバシー情報が漏洩してしまったり、予期せぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。

そのため基本的にフリーWi-Fiはそのまま使うべきではありません。かなり危険です。

しかし、VPNを利用することで通信が暗号化されセキュリティ強度が高まります。

通常ではセキュリティ的な問題から使うべきではないフリーWi-Fiも、VPNを使えば安心して使えるようになります。

データの暗号化でセキュリティを強化

VPNを利用することで通信の暗号化がされ、セキュリティが強化されます。

海外でのインターネット利用はなにかと不安が付きまといますが、VPNを利用することで安心してインターネットを使えます。

そのため、日本のサービスにアクセスするとき以外でも、海外でインターネットを使う際にはその国のサーバーに接続させておくことで、十分にVPNの恩恵を受けられます。

海外旅行に必携のおすすめVPN8選

ここからは実際に海外旅行をする際におすすめなVPNサービスについて、見るべきポイントを紹介しながら見ていきます。

まずは今回紹介するサービス全体で、海外旅行する際に見るべきポイントを比較した表を見てみましょう。

項目1ヶ月料金サーバー設置国数/台数通信速度セキュリティ強度ノーログポリシーの有無同時接続可能デバイス数対応デバイス日本語対応無料体験期間

MillenVPN

¥1,738

72国以上/1300台以上

☆☆☆☆

☆☆☆☆☆

10台

Windows、macOS、Android、iOS

国産VPN

なし

NordVPN

¥2,110

111ヵ国/6200台以上

☆☆☆☆

☆☆☆☆☆

6台

Windows、macOS、Linux、ChromeOS、iOS、Android

ほぼ対応

30日間

スイカVPN

¥1,097

45国/50台

☆☆☆

☆☆☆

なし

50台

Windows、macOS、Android、iOS

国産VPN

なし

GlocalVPN

¥990

15カ国/100台

☆☆☆

☆☆☆☆

1台

Windows, mac, Android, iOS

国産VPN

7日間

ExpressVPN

$12.95

100ヵ国以上/3000台以上

☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆

5台

Windows、macOS、Linux、iOS、Android

ほぼ対応

7日間

セカイVPN

¥1100円

10ヶ国/非公開

☆☆

☆☆☆☆

なし

3台

Windows, macOS, iOS, Android

国産VPN

2ヶ月

Surfshark

¥2,678~

100か国/3200台以上

☆☆☆☆

☆☆☆☆

無制限

Windows、macOS、Linux、iOS、Android

7日間

PrivateVPN

9.90 USD

63ヵ国以上/200台以上

☆☆☆☆

☆☆☆☆☆

10台

Windows、macOS、iOS、Android

なし

7日間

料金については基本的にVPNサービス長期利用(2年など)の契約を行うことでひと月当たりの金額が割り引かれる料金システムであることが多いです。

しかし、今回は海外旅行向けに紹介しますので、1カ月契約時の料金のみで比較を行っています。

また、「☆」で表現している「通信速度」と「セキュリティ強度」の項目については今回紹介しているサービスの中での比較となるので、VPNサービス全体での評価というわけではないためご注意ください。

それでは、それぞれのサービスについて特徴を見ていきます。

MillenVPN

項目MillenVPNの特徴

1ヶ月料金

¥1,738

サーバー設置国数/台数

72国以上/1300台以上

通信速度

☆☆☆☆

セキュリティ強度

☆☆☆☆☆

ノーログポリシーの有無

同時接続可能デバイス数

10台

対応デバイス

Windows、macOS、Android、iOS

日本語対応

国産VPN

無料体験期間

なし

MillenVPNは、海外旅行中に日本のコンテンツへのアクセスを容易にし、安全なインターネット接続を提供する国産のVPNサービスです。

このサービスは、特にVPN初心者に適しており、安価で高品質なセキュリティを提供します。

海外でインターネットを使用するセキュリティリスクを軽減し、日本のサイトやサービスへのアクセスを可能にします。

日本製のVPNサービスの中では最も規模の大きいサービスとなっており、ノーログポリシーにもしっかり対応していることから、信頼性はとても高いと言えるでしょう。


NordVPN

項目NordVPNの特徴

1ヶ月料金

¥2,110

サーバー設置国数/台数

111ヵ国/6200台以上

通信速度

☆☆☆☆

セキュリティ強度

☆☆☆☆☆

ノーログポリシーの有無

同時接続可能デバイス数

6台

対応デバイス

Windows、macOS、Linux、ChromeOS、iOS、Android

日本語対応

ほぼ対応

無料体験期間

30日間

NordVPN特にセキュリティ強化に強みのあるサービスです。また、現時点では世界で最もシェアのある大手VPNサービスでもあります。

サイバー犯罪から個人情報を保護できる十分なセキュリティを持っているのが特徴で、マルウェア対策機能も提供しているだけでなく、危険なウェブサイトへのアクセスを阻止してトラッカーや侵入型広告をブロックすることが可能であるなど、セキュリティの面においては比類なく高性能です。

また、1ヶ国あたりのサーバーの設置台数も非常に多いので、サーバー混雑時も安定した通信が可能である点も魅力的です。

NordVPNを使うことで、海外旅行中のインターネットの安全性と利便性を大きく高めることができるでしょう。


スイカVPN

項目スイカVPNの特徴

1ヶ月料金

¥1,097

サーバー設置国数/台数

45国/50台

通信速度

☆☆☆

セキュリティ強度

☆☆☆

ノーログポリシーの有無

なし

同時接続可能デバイス数

50台

対応デバイス

Windows、macOS、Android、iOS

日本語対応

国産VPN

無料体験期間

なし

スイカVPNは、特に中国などのインターネット規制が厳しい国での利用に適したVPNサービスです。

日本の企業が運営していることから完全日本語対応で初心者にも使いやすく、短期利用の料金も安価であるため手ごろに利用できるサービスです。

ただし、設定の複雑さやサーバー数の少なさは他と比べたときのデメリットと言えるでしょう。

全体的に、海外旅行中の安全で快適なインターネット接続手段として有用です。


Glocal VPN(VPN動画視聴サービス)

項目Glocal VPNの特徴

1ヶ月料金

¥990

サーバー設置国数/台数

15カ国/100台

通信速度

☆☆☆

セキュリティ強度

☆☆☆☆

ノーログポリシーの有無

同時接続可能デバイス数

1台

対応デバイス

Windows, mac, Android, iOS

日本語対応

国産VPN

無料体験期間

7日間

GlocalVPNは、さまざまなVPN関連のサービスをもつサービス全体の総称です。

今回はその中でもVPN動画視聴サービスについて紹介しています。

このサービスは海外から日本の動画サービスへのアクセスに特化したVPNサービスです。

日本の株式会社グローカルネットが提供し、主要な動画配信サービスに対応しています。

公式サイトでNetflix、ABEMA、Amazon Prime Video、YouTube、DAZNなど、多くの主要な動画配信サービスに対応している点が明示されており、利用可能なサービスを事前に確認してから契約できるのはかなり良いポイントです。

これにより、海外で日本のコンテンツをスムーズに視聴することが可能になり、特に動画配信サービスの利用者にとって便利なツールです。


ExpressVPN

項目ExpressVPNの特徴

1ヶ月料金

$12.95

サーバー設置国数/台数

100ヵ国以上/3000台以上

通信速度

☆☆☆☆☆

セキュリティ強度

☆☆☆☆☆

ノーログポリシーの有無

同時接続可能デバイス数

5台

対応デバイス

Windows、macOS、Linux、iOS、Android

日本語対応

ほぼ対応

無料体験期間

7日間

ExpressVPNは特に通信速度に定評のあるVPNサービスです。今回ご紹介するVPNの中でも、特に利用者から「速い」と口コミで評判なのがこのExpressVPNです。

また、速度もさることながら、主要なVPNサービスに引けを取らないさまざまなセキュリティ対策を講じており、安全性にも信頼が持てます。

通信の速度は現地でのインターネットの利用に直接的な影響を与えるため、速度の観点でVPNサービスを選ぶなら最もおすすめです。

ExpressVPNの公式サイトはこちら

セカイVPN

項目セカイVPNの特徴

1ヶ月料金

¥1100円

サーバー設置国数/台数

10ヶ国/非公開

通信速度

☆☆

セキュリティ強度

☆☆☆☆

ノーログポリシーの有無

なし

同時接続可能デバイス数

3台

対応デバイス

Windows, macOS, iOS, Android

日本語対応

国産VPN

無料体験期間

2ヶ月

セカイVPNは、短期の海外旅行、留学、出張に特に適しているVPNサービスです。

このサービスの大きな魅力は、2ヶ月間の無料お試し期間が提供されていることです。

つまり2か月以内の旅行であれば、無料で使えてしまいます。

また、日本語サポートが利用できる点や、アプリの使い勝手が良く、シンプルな設計である点から、あまりVPNに慣れていない方でも親しみやすいサービスとなっています。


Surfshark

項目Surfsharkの特徴

1ヶ月料金

¥2,678~

サーバー設置国数/台数

100か国/3200台以上

通信速度

☆☆☆☆

セキュリティ強度

☆☆☆☆

ノーログポリシーの有無

同時接続可能デバイス数

無制限

対応デバイス

Windows、macOS、Linux、iOS、Android

日本語対応

無料体験期間

7日間

Surfsharkバランスのいいサービスという印象が強いサービスです。

速度もセキュリティ強度も最高ではないものの高い水準でまとまっています。

最も良い点は新しいサービスであることから、スマホアプリのUIが良くわかりやすい点にあります。

Surfsharkは海外旅行中のインターネット体験を向上させると同時に、セキュリティとコスト削減の面でもメリットを提供します。


PrivateVPN

項目PrivateVPNの特徴

1ヶ月料金

9.90 USD

サーバー設置国数/台数

63ヵ国以上/200台以上

通信速度

☆☆☆☆

セキュリティ強度

☆☆☆☆☆

ノーログポリシーの有無

同時接続可能デバイス数

10台

対応デバイス

Windows、macOS、iOS、Android

日本語対応

なし

無料体験期間

7日間

PrivateVPNの利用は、海外旅行中に高いセキュリティとプライバシー保護を提供します。

かなりシンプルな使い勝手のアプリが特徴で、サーバーを選んでボタンを押すというわずか2ステップでVPNの起動が可能です。

明確なデメリットとして日本語対応していないという点があげられることと、日本法人でないことからサポートも英語でやり取りする必要があり、万が一の場合に苦労する可能性があります。

PrivateVPNの公式サイトはこちら

海外旅行向けVPN比較表

ここからは海外旅行をする目的でVPNサービスを選ぶ際に見るべきポイントに注目し、サービスを比較していきます。

サービスのひと月当たりの料金で比較

VPNサービス1ヶ月料金

MillenVPN

¥1,738

NordVPN

¥2,110

スイカVPN

¥1,097

GlocalVPN

¥990

ExpressVPN

$12.95

セカイVPN

¥1100円

Surfshark

¥2,678~(プランによって上昇)

PrivateVPN

9.90 USD

各サービスの1カ月契約をした場合の料金です。旅行の期間にもよりますが、今回は1カ月の料金で比較してみました。なお、円の料金とドルの料金が混ざっているので注意してください。

特に海外製のサービスに関しては、1カ月料金についてはかなり高めの設定されている傾向が強いことがわかります(その代わり長期プランの割引率が非常に大きい)。

目的によって契約するべきサービスは異なりますが、コスパで選ぶならGlocalVPNかセカイVPN、スイカVPNになるでしょう。


接続対応している国で比較

VPNサービスサーバー設置国数

MillenVPN

72国以上

NordVPN

111ヵ国

スイカVPN

45国

GlocalVPN

15カ国

ExpressVPN

100ヵ国以上

セカイVPN

10ヶ国

Surfshark

100か国

PrivateVPN

63ヵ国以上

サービスを選ぶ際には、旅行先と日本にそれぞれサーバーがあると良いでしょう。

現地での通信の安全性を高める目的で、特に日本のサーバーにアクセスする必要がないときは現地のサーバーにアクセスし、利用する中で日本のサービスにアクセスする必要が出てきたらサーバーを切り替える。

このように使うことで、海外でも自分の通信を守ることができ、安心してインターネットを利用できます。

対応サービスを一覧で比較

VPN Service

Netflix

Amazon Prime Video

ABEMA TV

hulu

FOD

TVer

DAZN

U-NEXT

DMM

WOWOW

Millen VPN

視聴可

視聴可

不可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

Nord VPN

不可

不可

不可

不可

不可

不可

不可

不可

不可

不可

スイカVPN

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

Glocal VPN

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

不明

視聴可

Express VPN

視聴可

視聴可

視聴可

不可

不明

視聴可

視聴可

視聴可

不明

不可

セカイVPN

不可

視聴可

不可

不可

不明

視聴可

不可

視聴可

視聴可

視聴可

Surfshark

不可

視聴可

不可

不可

視聴可

不可

不可

視聴可

視聴可

不可

PrivateVPN

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

視聴可

不可

不明

視聴可

※2023年11月時点の情報です

対応している、主なVODサービスに関しては調べた範囲だとGlocalVPNの動画視聴サービススイカVPNが最も守備範囲が広い結果になりました。

VPNの利用目的の一つが旅行中の空き時間などに動画を見ることなのであれば、最も良い選択肢となるでしょう。

VPNは基本的には規制される動きがあるため、有名なサービスほど規制されやすいのか、NordVPNは全滅です。

いくつかのVPNサービスは公式サイトにて対応しているVODサービスを紹介しています。

VPNが公式的に対応を明言しているのであれば、安心できるのでどうしても心配な場合はしっかり公式サイトもチェックを欠かさず行いましょう。


サービス側の利用規約違反には注意

このようなVODサービスにてVPNを利用する場合には利用規約違反にならないよう注意する必要があります。

公式的に対応しているサービスを紹介している場合には問題ないと考えられますが、対応を明示していないVPNサービスを利用する場合には注意が必要です。

サーバーの設置数で比較

VPNサービスサーバー設置台数

MillenVPN

1300台以上

NordVPN

6200台以上

スイカVPN

50台

GlocalVPN

100台

ExpressVPN

3000台以上

セカイVPN

非公開

Surfshark

3200台以上

PrivateVPN

200台以上

サーバー設置数が多いことによるメリットは、サーバー混雑時にも安定した通信ができることです。

多くのサーバーを持つことにより、利用者は接続速度の向上やサービスの信頼性と安定性の強化、地理的制限の回避、トラフィックの効果的な分散、選択肢の多様性、およびプライバシーとセキュリティの向上といった複数のメリットを享受できます。

海外旅行に使うVPNの失敗しない選び方

料金と最低契約期間

海外旅行の際には、旅行の期間に合わせた料金プランを選ぶことが大切です。

短期間の旅行であれば、月額プランや短期契約が可能なVPNが適しています。

一方で、長期の旅行や頻繁に海外に行く場合は、年間契約の方が経済的に合理的な選択となることがあります。

また、最低契約期間にも注意が必要で、短期間の旅行の場合は、最低契約期間が短い、またはないサービスを選ぶことが望ましいです。

対応している国・地域

旅行先の国がVPNサービスに対応しているかどうかを確認することは非常に重要です。

また、その国でのインターネットの利用状況や規制についても、事前に調査しておくことが推奨されます。

これにより、旅行先でのインターネットアクセスの問題を事前に回避することができます。

通信速度とサーバー数

VPNを利用する上で、通信速度は非常に重要です。

速度が遅いと、動画の読み込みに時間がかかったり、ウェブページの表示が遅くなることがあります。

また、サーバーの数が多いほど、選択肢が増え、混雑を避けやすくなります。

サーバーの地理的な分布が広いと、より多くの国での利用が可能になり、利便性が高まります。

目的とするサービスとの対応

VPNを契約する際には、利用したいサービスが対応しているかどうかを確認することが重要です。

例えば、特定のストリーミングサービスやソーシャルメディアへのアクセスが目的であれば、それらのサービスが利用可能であるかを確認する必要があります。

口コミやSNSでの評判も参考にすると良いでしょう。

セキュリティとノーログポリシー

セキュリティはVPNサービスを選ぶ上で非常に重要な要素です。

強固なセキュリティ機能を持つVPNは、データの保護とプライバシーの確保に役立ちます。

また、ノーログポリシーとは、VPNサービスがユーザーの活動ログを記録しないことを意味します。

これがあると、ユーザーのプライバシーがより保護されるため、セキュリティ意識の高いユーザーには特に重要なポイントです。

サポート体制

良いサポート体制を持つVPNは、問題が発生した際に迅速かつ効果的な解決を提供します。

24時間対応のカスタマーサポートや、多言語でのサポートが利用できるサービスは、特に海外旅行中には非常に役立ちます。

また、FAQやオンラインヘルプ、チュートリアルなどの自己解決リソースも充実していると便利です。

VPNは海外旅行の準備で使うことも可能

VPNは海外旅行の滞在先で使うものというイメージがありますが、実は日本にいる準備段階のうちからVPNを使用することで、旅行の計画をより効率的かつ経済的に行うために役立ちます。

航空券や宿泊施設の予約

VPNを使用して異なる国のサーバーに接続することで、航空券やホテルの予約サイトにアクセスする際に異なる価格を確認できます。

一部のサービスは、ユーザーの地理的位置に基づいて価格を変動させるため、VPNを使用して異なる国のサーバーに接続することで、より安価なオプションを見つけることが可能です。

実際にNordVPNの調査では日本人は海外の人に比べて6倍近いホテル料金を請求されていることが判明しています。

地域限定コンテンツのアクセス

VPNを使用すると、その地域にいるかのようにインターネットにアクセスし、限定コンテンツを閲覧できるという特性は旅行前に現地の情報を収集するのに非常に役立ちます。

地理的制限を回避して、情報収集を進められるため非常に有用であると言えます。

セキュリティとプライバシーの保護

旅行は事前にさまざまな予約を行います。

つまり、個人情報やクレジットカード情報などを海外のサイトで使うことになります。

VPNを使用すると、これらの情報が暗号化され、第三者による盗聴やデータの漏洩リスクを低減できます。

VPNを使う際は規約違反に常に注意

上記の用途でVPNを活用することで、海外旅行の準備をよりスムーズかつ経済的に進めることができます。

ただし、VPNの使用は目的地の国の法律に違反しないように注意が必要です。

ホテルをVPNを利用して予約する際にも、VPNの使用がルール違反にならないかしっかりチェックを忘れずにしましょう。

海外でのVPN使用は法的に問題ない?

訪問先の国におけるVPNの合法性の確認

海外でのVPNの使用に関しては、法的および規制上の考慮事項がいくつか存在します。

まず最も重要なのは、訪問先の国でVPNの使用が合法かどうかを事前に確認することです。

これは、国によってVPNに対する法的な見解が異なるためです。

例えば、中国、ロシア、イランなどの国々では、政府によるインターネットの監視や制限のため、VPNの使用が厳しく制限されている場合があります

これらの国では、政府が承認したVPNのみが許可されているか、特定の目的に限定されていることがあります。

訪問先の国のインターネット規制や政策への遵守

また、訪問先の国のインターネット規制や政策を理解し、それに従うことが必要です。

これには、コンテンツへのアクセス制限や通信の監視などが含まれることがあります。

規制に違反すると、罰金や逮捕などの法的なリスクに直面する可能性があるため、特に政治的に敏感な内容や禁止されているサービスへのアクセスには注意が必要です。

VPN使用時の安全性とプライバシー

VPNはオンラインでの安全性とプライバシーを高めるための有効なツールですが、使用する際は常に法的な側面を考慮する必要があります。

訪問先の国の法律や政策は変更されることがあるため、出発前に最新の情報を確認することが重要です。

ネットやSNSの通信規制がある主な国・地域

中国のインターネット規制

ネット規制がある国として有名なのが中国です。ここでは中国のネット規制について見ていきましょう。

グレートファイアウォール

中国政府が実施しているインターネット規制のシステムです。

このシステムは、国内のインターネット環境を厳しくコントロールし、特定の外国のウェブサイトやサービスへのアクセスをブロックすることを目的としています。

この規制の主要な目的は、情報の流れをコントロールし、政府に批判的な内容や西側メディアの影響を制限することにあります。

これにより、政府は国内の情報環境を管理し、特定の政治的なメッセージの拡散を防ぐことができます。

ブロックされているサービス

Facebook、Google、Twitterなど、多くの国際的なウェブサイトやサービスが中国ではアクセスできない状態にあります。

これにより、中国国内のユーザーはこれらのグローバルなプラットフォームを利用することができません。

VPNの使用と法的リスク

技術的には、VPNを使用してこれらの規制を回避することが可能ですが、中国では政府が認可していないVPNの使用は違法とされています。

そのため、中国でVPNを使用する際には、法的なリスクや罰則の可能性が伴います。これは、中国におけるインターネットの自由度を制限するもう一つの方法となっています。

中東のインターネット規制の背景

中東の多くの国々、特にイラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)では、政治的、宗教的な理由からインターネットの規制が行われています。

規制の目的と内容

これには、政府に批判的な意見の抑制や、社会的・道徳的な基準を維持するための措置が含まれます。

VoIPサービスの制限とVPNの使用

一部の国では、WhatsAppやSkypeなどのVoIPサービスの使用が制限されていることもあります。

VPNを使用してこれらの制限を回避することは可能ですが、特にUAEやイランでは、非認可のVPNの使用が違法とされており、罰金や逮捕のリスクがあります。

ロシアにおけるインターネット規制の強化

ロシアでは、政府によるインターネットの規制が強化されており、特に政治的な内容や反政府的な意見に対する監視が行われています。

ロシア政府のインターネットインフラ構築

ロシア政府は、国内のインターネットトラフィックをコントロールし、外部からの影響を制限するために、独自のインターネットインフラを構築する動きも見せています。

VPN使用の法的リスク

VPNの使用は、これらの規制を回避するための一つの手段となり得ますが、ロシア政府は非認可のVPNサービスの使用を禁止しており、違法とされる可能性があります。

インターネット規制の目的とVPNのリスク

これらの国や地域では、インターネットの規制が政府による情報コントロールや社会秩序の維持を目的としていることが多く、VPNの使用は技術的には有効な手段ですが、法的なリスクを伴うことを理解することが重要です。

海外旅行におすすめのVPNまとめ

海外旅行におすすめのVPNまとめ
  • 滞在先の国と、日本の両方にサーバーを持つサービスを選ぼう
  • 旅行期間と無料体験期間次第では、有料のVPNサービスを無料で使える
  • VPNは「旅行の準備をする前に契約」して、現地の情報を集めるのに使ったりなど有効に使おう

海外旅行におすすめなVPNサービスについて、紹介してきました。

海外旅行ではVPNのさまざまな細かい機能よりもコストと対応しているサービス等が重視されます。

目的に合わせて適切なサービスを選ぶことが重要です。